とっぷ壊殻の海ノ物語遊戯王BrowsingU


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#100.水曜日の3時頃/ヒメの召喚テストが終わるまで

p.1 【2018.10.10.Wed.】
「――そう 白昼堂々 そんな事する輩が現れるなんて… 流石に盲点だったわね」
「――ええ」

『その二人らしいDAは もう 居なくなってるみたいだけれど… 屋外に一人で居るのは良くないかもな
 ダイヤモンド・ホールにでも連れてきたらどうだい』

「そうね―― 召喚テストの続きは其処でやって頂戴 ヒメ」
「――ええ」

それじゃモンスターを呼び出してっと

p.2 
「リターンタンタンの効果発動 戦闘で破壊された時 その相手モンスターを持ち主の手札に戻す!」

ていっ

「オホホ ホホホホ! 問題ありませんわ 白龍ホワイト・ドラゴンが場に残っていれば …ターン終了いたします」

「ではワタクシのターン! 果たしてこの強大なるドラゴンを前に 逆転のカードは引けるのか!?」

p.3 
「さぁさぁ皆様 御注目! 持ち場はゼロ Aカードにも頼る事が出来ない この状況
 まさしく この1枚のドローで 運命が決まる!!」
「…早く なさいな」

ハハ「そうですね 引きます! えいっ! どうだ!」
 EMレ・ベルマン

「あぁあ〜! 残念! レベル6モンスター 召喚すら出来ません!」
「オホホ ホホホ!」
「ウフフフフ」
「嗚呼… でも」クスッ

p.4 
「あたくしは此処でトラップカード 『王宮の重税』を発動!」
 王宮の重税

「…貴方から見て1番左の手札を公開しなさいな」

 SRビードロドクロ RUM−幻影騎士団ラウンチ EMレ・ベルマン

「…嗚呼 SRスピードロイドビードロドクロ」

「オホホ ホホホ! このターン そのモンスターを召喚できなかったら 貴方は1000ポイントのダメージですわ!」

うわ「追い打ち …レベル8だし アドバンス召喚はバツ… 特殊召喚も 今は無理だ」

《最初にタンタンの効果を使わずに… コイツに交代してれば良かったのかもな ジラフの効果で1回保った筈だし》

《…しかし 2回目はそうはいかない》
《そうだね 小ダメージと引き換えに倒されて… 精霊龍は残っちゃってた訳だろう?》

p.5 
《カバートークンが 代わりに1体 多かったぐらいで… 大筋たぶん 変わんないよ》
《…そうだな》
《くそー》
「…残念無念 御期待に添えられないまま ターンエンドにございます」 LP →1300

「では あたくしの ビクトリーターン!! ドローですわ!」
「はは… まぁ何事も経験だよな」な? 
 たぶん… 

「…余計な小細工は要りませんわね バトル!! 青眼の白龍 榊遊矢にダイレクトアタック!!」 

p.6 
「滅びの爆裂疾風弾バーストストリーム!!」

《あーあ負けちゃう 無駄に重いSRスピードロイドや 使えないRUMランクアップマジックが在ったせいだね》
《何だと 1枚も来なかったくせに》
《……》
「見苦しいな 脳内」

p.7 
「……」 LP →0
「オホホ ホホホ 流石ですわ 青眼の白龍

 あたくし無敵! パーフェクト!」ホホホホ
《…大丈夫か …遊矢》
「――嗚呼 ちょっと腰が抜けちゃったけど」

p.8 
「…凄いや 照海ちゃん 僕やっぱり もう1度 君とデュエルがしてみたい」
あら「オホホ イイですわよ 今度こそ負かして差し上げますわ」
うん!

「…… でしたら センターコートが空きましたので 其方の方をお使い下さい モンスターはSVの状態ですが
 フィールドとAカードについては問題ないと思います」

オホホ…「そうね『舞網市』にやってきて Aデュエルをしていかないなんて損だわ」
「うん!」
 (3時過ぎ?)

p.9 
『――中島 照海嬢と零羅にセンターコートを使わせる モンスターはSV Aフィールド・AカードはRSV …出来るな?」
『はっ』
※原稿メモ:零児と中島 逆?★

「…はい 此方 お父様からの預り物ですわ」
「――嗚呼」

「入れてたの ソッチかよ…」
「バッグごと失くしたら大変でしょう

 3体のモンスターのこの時代に於けるRSVデータ(プログラム)
 それと念の為に SVの召喚・反転セット・アドバンス召喚の処理に関するデータ・プログラムを入れてあるそうです」
 そー言えば分かるって言ってましたわ.

p.10 
「――助かった 礼を言う」
「オホホ ホホホ」

「…… 認められた人だけが青眼の白龍を持ってるって事は
 照海ちゃんが全国大会で使ったデッキは青眼じゃなかったって事?」
 照海ちゃんが全国大会で使ったデッキは…」
「えっと 天使族のデッキでしたわ でも青眼と同じ光属性だったので 変更するのは難しくありませんでした」 「嗚呼… そっか」ヴァナディースとか 「相性が良かったみたいなので 今でも半分くらいは当時のままです 何でしたらデッキ見ます?」 「いや… それはイイや 零羅とデュエルするんだろ」 ええ p.11  「うふふふ それではそろそろ参りましょう 改めて案内致しますわ」 「――ええ」 「それじゃあ兄様 また後で 遊矢も面白かった またね!」 「――嗚呼  零羅… 元気になったみたいで良かった」 「そうだな 恐怖心が高まっていたようだが… それが消えて デュエルや他の人間に対する興味が湧いてきたと言う処か」 p.12   …何を学べたとも言い難いが 自分から人にデュエルを望めるようになったという事は…  人として社会を生き抜いていく力に繋がる 「…… 零児が零羅に言った言葉 真剣になってる相手から目を逸らしちゃいけないって  俺にはまだ 出来たり出来なかったり… かなぁ」 「――そうか」 p.13  原稿メモ:机に置かれるノートパソコン。もしくは既に置かれていた状態(を開く) 「ところでさぁ…」 「ん?」 「…あの青眼の白龍って 実体映像リアルソリッドビジョンじゃなく立体映像ソリッドビジョンの方…だったんだよなぁ?」 「…… そうだが何故?」今更… 「んー…」 「あの直接攻撃ダイレクトアタックを受けた時 何て言うか全身が… …… うーんと  上手く言えないんだけど ソレで力が抜けちゃって…」腰も抜けちゃったって言うのか p.14  「ともかく 俺が想像してた 『SVが体を通り抜ける感覚』とは なんか随分 違ってたって言うか…  実は今もちょっとボーッとしてて」って言うか ボーッとしてきた? 「…嗚呼 エネルギー光線の場合 熱量が在る モンスター自体は立体映像ソリッドビジョンでも  その光線は ものによっては 水を湯に変えたり 服や紙を焦がしたりする  出力を上げればプラスチックや金属すら溶かす事も可能だが システム的には 其処までならないよう 制御されている筈だ」 「…そっか 熱か」 p.15  《言われてみれば あったかいような》 《…冷たいような》 んー《痛いような…》 痛くないような ビリビリ? じんじん? 「…… 眠い」 「レベル8のモンスター2体でオーバーレイ 輝く天使よ 狂おしい程に舞い踊れ!!」 p.16  エクシーズ召喚! 天奏の歌姫ラプソディ!! 「…ヒメ」 あっ「レイジ」 「…何だ今のは 素材モンスターの姿が無かったが」 「在ったわよ RSVとして表示されてなかっただけで」 「ふむ… ではそのモンスターには触れるのか?」 「えっ?」 p.17  「やだ… コレ SVの方だわ」 「…そうか  もう少し詳しく言っておくべきだったな しかしX召喚のテストを頼んだ覚えは無いが」 「嗚呼… ついでだって思ってね 通常召喚とシンクロ召喚でオブジェクトが出て来ないのは確認したわ」 あと「ペンデュラムでしか 素材出せないみたいな事 言ってたけど… 魔法マジックやモンスター効果で オブジェクトは出せるわよ  何だったら 今 見せるわ」 p.18  「ネクスト! ドロー!」 ※此処までにラプソディの効果でX素材(ハイ・ドン)を使用★ 「幻奏の音使いハイ・ドンのモンスター効果 このカードが墓地に存在する場合  手札を1枚墓地に捨てる事で 墓地からこのカード以外の『幻奏』モンスター2体を特殊召喚する事が出来る」 蘇って! 幻奏の音女タムタム 幻奏の音姫ローリイット・フランソワ!! 「はい まずは モンスター効果による特殊召喚 タムタムの効果で『融合』を  フランソワの効果で『幻奏の音女』カノンを墓地から手札に加えるわ」 「……」 p.19  「――で カノンの効果は 私の場に『幻奏』モンスターが居る時 特殊召喚できる事」 「どう? 触れる? 変な処は触っちゃ駄目よ」 うん「コッチは大丈夫みたいね」 「ふむ… どうやら正常に表示されているようだ」 「――それじゃ 次 魔法カードによる特殊召喚」 「!」 「『融合』発動!」 p.20  銀盤の調べよ 弾む踊りよ 紡ぐ旋律よ タクトの導きにより 力 重ねよ! 「融合召喚!! 幻奏の華歌聖ブルーム・プリマ!!」 p.21  うん「この子もちゃんと触れると… …ラプソディの効果を見る限り  素材が両方とも表示されない場合はSVになるんじゃないかしら」 「…… そうだな」 「問題は… 両方の素材を混ぜた時の場合かしら 試したいけど 手持ちの融合モンスター 全部 出しちゃったのよね」 「……」 「そういう訳でリセットと 御免ね みんなー せっかく いっぱい 呼び出したのに」 「……」 p.22  「そういう訳で まず5枚 …… 『ネクスト』するまで ちょっと待ってて」 「……  では そのかんに 君が此処に移動した経緯を聞こうか」 嗚呼「変な二人に絡まれちゃって 叩きのめす訳にもいかないから その場はちょっと走って逃げたの」ネクスト! ドロー! 「変な二人…?」 あー「要は犯行者オフェンダー候補だったって事 そのあと カオルさんに見付けてもらって… ビブリオさんの勧めで此処に来たの  カオルさんの話じゃあ もう居なくなってたみたい 全く…」ネクスト! ドロー! 「……」 p.23  「犯行者候補と言う事は… 具体的な被害には 幸い 遭ってないと言う事だな?」 「まぁね… ――それじゃあ行くわよ  幻奏の音姫 ソプラノを召喚!」 「…… 見えないな」 「そーなのよ  手札素材とフィールドに出すのと… どっちがイイ?」 ふむ「パターン的には両方だが…」 p.24  「じゃあまた 待ちね ――と 言ってる間に またネクスト出来るけれど ネクスト! ドロー!」 「……」 「ハズレ… ひとまずハープの精を召喚」 「……」 「何故… オブジェクトの表示されるモンスターとそうでないモンスターが居るのか その辺を説明してもらいましょうか」 「……」 「ネクスト!」ドロー! ……「ハープの精をリリースして 幻奏の音女エレジーを召喚」 「……」 p.25  「素材的にはフィールドに2体揃ってるから…」ホラ「『独奏の第1楽章』は使えない」 「……」 「――で? まだ説明できない状態な訳? ――ソプラノの効果! 自身を含むフィールドのモンスター2体で融合!」 「…… させる気が在るのかと問いたいな」 幻奏の音姫… マイスタリン・シューベルト!! 「うん… やっぱりSVみたいだわ」 「……」 p.26  「レオ・Coの中央コンピューターの中か… モンスターの召喚に関するプログラム・データが消えていたのだ」 「何で?」 「分からないが… ウィルスが入り込んだのではないかと言う仮説を立てている」 「ふぅん… ――ネクスト」ドロー! 「…… セットね これは ――それから?」 「……  ひとまず ペンデュラム・融合・エクシーズに関する召喚処理プログラムが発見されたので  それをインストールして テストをしていた  その途中で来客が在ったとの報告を受けた直後 君に会ったので 代わってもらったと言う次第だ」 「……」 p.27  ネクスト! ドロー!「じゃあ私 もう 行っちゃってもイイんだ」 「…嗚呼」 「でもまぁ 中途半端だから この際 やれるトコまで付き合うわ 解放のアリアドネを召喚!」 p.28  「此処は… あの塔 また ハートランドの街か」 《…よく見る ユート》最近 《僕は… あんまり好きじゃあないんだけれどね 君はやっぱり この次元の存在だって言う事か》 「……」 p.29  《…なんか 人っ子一人居ねぇなぁ 何時もこんなんだったっけ?》 《うーん…》  【10.11.Tue.】  華やかな街… 復興した俺の故郷 だが俺が二度と戻る事は無い… 《ユート… どうしよう 俺 この景色 知ってる》 「?」 p.30  《見た事が在る 今までお前の目を通してたから…分からなかったのかも知れないけど この世界は俺の記憶だ!》 「!?」 「――起きたか 遊矢」 「…」 p.31  「遊矢? 遊矢が其処に居るの? レイジ』 「――嗚呼 何だったら 少し わろう」 「…頭に着けて 目をつむれ LDGにヒメが来ている」 「ヒメが…? あ うん」 「――あ ホントだ ヒメだ」 「遊矢…?」 うん「零児に替わってもらって …新型のヘッドセットみたいだな」コレ p.32  「…近く 量産ラインに入る それはそうと 話をするなら 簡潔に済ませてくれ」 「話か… 何か在る? ヒメ」 んー「特に用事は無いわねぇ 何でかLDSに居るみたいだけれど」 「嗚呼 うん 零児に呼ばれて…」 「その件については私が説明する 他の件で必要事項だけ伝えろ」 「うん  …詳しくは零児が話すって」 「…そう」 「……」 「……」 p.33  「リーンー!!」 「ぐふっ」 「いい膝だ… 流石だぜ 俺のリン」フフ… 「アホか」 「やだっ あたしったら… ――って言うか 『レイジ』でも出るのね」 嗚呼 うん…「シュシュでも出てたから」「DA自体は関係ないって事かなぁ」 「そしてアラームが鳴らないって事は 僕達の存在は DAより モンスターやアクション・オブジェクトに近いって事だね」 「…… 話は簡潔にと言った筈だが」 あ…「嗚呼えっと そうだ俺 青眼ブルーアイズ見た!」 「雑談をするな」 p.34  「なんか… 零児が急かしてくるから もうやめる」 「…そう」 「行くぞみんな またなヒメ」 「…ええ」 「零児… ずっと目をつむってるのって 結構 難しいぞ」 「――そうか」 さて…「確認作業の続きだったな」 ええ「今からP召喚をするわ それと アドバンス召喚すれば 素材を非表示に戻せるわね」 ? p.35  「確認…? そう言えば ヒメは何をしてるんだ?」 「例の件での召喚処理プログラムのテストだ 途中で照海嬢が来たので 偶然通った彼女に代わってもらった」 「…」 「そっか… …… 部外者にはやらせないんじゃなかったのか?」 「急な事で 他に代理が居なかったのでな もうイイのだが 彼女が 最後までやるみたいな事を言ったので」 「…」 「そっか… 何て言うか 柚子ヒメらしいな」 「そうか」 《遊矢はそう言うの 途中で逃げちゃうタイプだもんねぇ》 放っといてくれ ちょっと…「遊矢と話すんだったら 半オフかログアウトしてくれる? 気になって集中できないんだけれど」 嗚呼「すまない」 p.36  「しかし今 優先すべきは 君の件の方だ 遊矢 君が黙っていろ  ヒメの召喚テストが終われば 君も帰ってイイのだから」 「そっか… なんか俺 奇妙な事になってないか?」 「……」  敢えて だんまり 「このテストが終わったら遊矢が帰れる? どういう事なの いったい何で 遊矢がLDSに来てるの」 「…  LDSに…と言うより 今回はレオ・Coだ」 「どういう事なの」 「…… 早い話 遊矢が 召喚処理プログラムを持っていた  それらのプログラムは それぞれ1体ずつ 計4体のモンスターと一体に成っていて…  それらの合体した姿モンスターこそが 覇王龍ズァークだったのだ」 p.37  「嗚呼… そうなの 何となく分かったわ それで 照海嬢って誰?」 「……  海馬Coの社長令嬢だ 遊矢のDディスクに残っていなかった分のモンスターデータを持ってきてもらった  君のその作業が終わったら… そのデータで残りの召喚方法を復活させる作業に入る事が出来るのだが 「そっか… 色々気にはなるけど まぁイイわ 私はスケール3の幻奏の音使いミミンと  スケール7の幻奏の音使いシシンで Pスケールをセッティング!」 p.38  ――天空よりの調べ 時空を震わす旋律で 我に祝福を! 「ペンデュラム召喚!! 現れて  幻奏の音使いファーファ!」 p.39  「なぁ ヒメが召喚テストしてるって事はさー 要するにDMの召喚してるって事だろう? 見れないのか それ?」 「そっか… なぁんか 悪いなぁ ヒメに 俺だけ 青眼の白龍見て 楽しんでたなんて」 「……」 「アリアドネとマイスタリン・シューベルトをリリース アドバンス召喚  幻奏の音姫プロディジー・モーツァルト!」 p.40  「照海ちゃんと零羅 仲良くなってるとイイな メイやアユ達とも友達になれると思うんだけど  そう言えば 海馬ランド 愉しみだなー」 「黙っていろと言っていたのを忘れたのか!?」 「御免… ソイツ 自分が暇で コッチが忙しいと 妙にちょっかい出してくるって言うか…  悪気は無いんだけど ともかく 邪魔になりがちなのよね」 「……」 「黙ってろ静かにしろって言ったら いちおう 黙りはするんだけど… まぁ 1分持ったらイイ方かしらね」 「そのようだな… 以前も『まずデュエルに勝て』と言ったら  まずの2文字を忘れたらしく そのまま覇王龍ズァークに成ってしまった」 「無茶苦茶 滅茶苦茶 過ぎるわね」 p.41  うう゛ー「なんか古傷 抉られてる気がするー 俺 別にモンスターに成りたかった訳じゃ…」ブツブツ 「…」 《そうかなぁ… 僕 昔 強くて大きいモンスターに成れるって 漠然と思っていたんだけれど》 《俺も… ガキの頃は 何時か 凄ぇ速いドラゴンに成るのが 夢だったな 三つか四つの話だけど》 「そんなの 凄くちっちゃい時の話だろ 俺だって 幼稚園入るもっと前の頃は  自分と父さんのモンスター達との区別がつかなくって 何でカードが無いのかデュエルに出してもらえないのかとか 素で疑問に思ってた時期 在るよ!」 「…」 「魔法カード『融合』発動! 『幻奏の音姫』プロディジー・モーツァルトと  『幻奏』の音使いファーファを素材として 墓地・EXデッキに送る!」 p.42  ――融合召喚! 幻奏の華歌聖ブルーム・ディーヴァ!! 「…… 他のテーブルに行っていろ カウンターで好きな物を注文して食べていい この際 私の奢りだ」 「――嗚呼」 ラッキー♪ 「言っとくけど… 絶対 他のテーブルになんか 行かないわよ あと食べる間も喋るわ アイツ」 「――構わない カウンターに行かせるだけで充分だ」 p.43  「そうね… えっと スカートはすり抜ける 腕もだわ… SVみたいね この子」 「――そうか」 「ウフフ…」 「ん?」 「!」 えっ…「指が当たった!?」 「!  まさか… …… ちょっと の手を叩いてみてくれ」 p.44  「どうやら… DAデュエリストアバターからモンスターに触れる事は出来ないが モンスターの方からはDA…  いや RSVに触れる事が出来るらしいな」 「どうして?」 「…分からない 瞬間的にRSV化しているのだろう…と言う予測は付くが」 ふーん 「どの道 スタンダードとシンクロの二つの召喚処理プログラムが在れば  召喚したモンスターが 非表示と言う不具合も無くなる 細かく追求する必要性は無いだろう」後でちゃんと調べはするが. p.45  「そう… じゃあようやく終わりって事?」 「――嗚呼 御苦労だった」 「分かったわ… じゃあ もう あたし ログアウトするから 遊矢の方にも そう伝えておいて」 「――嗚呼」 「行きましょう ディーヴァ」 「はい♪」 「……」 p.46  「零児〜♪ へへ 一杯もらって来ちゃった お前も何か食うだろ?」 「…  今すぐカウンターに返してこい ヒメに頼んだ召喚処プログラムの確認テストは終わった 彼女はもうログアウトしている」 「えっ」 p.47  「君は今日は3時半からデジタル・ランサーズの当番だった筈だ 時間厳守とは言わないが…  それでも5分も10分も遅れると言うのは宜しくない ――中島 榊遊矢を帰す 車の準備を」 『はっ』 「せっかく 沢山 選んだのになー」 「…いいから行け 其処のウェイター」 はっ 取り上げ. みゃーーっ p.48  「…… 確かに悪意は無いようだが 我知らず 人に迷惑を掛ける点が在るようだな  此方も以後 気を付けるか」 嗚ー呼「デザートに続いて軽食オヤツまで…」 うーん《食べ損ねたと思ったら 何だか空いて来ちゃったねー》 《売店でも行って何か食べるかー》 《…… 真っ直ぐ帰るべきだと思っているのは俺だけか》 「ん? 榊君じゃないか」 p.49  「織田さん …… LDSのお仕事ですか?」 「――嗚呼 新入生の入学テストが在ったのでね」 ふーん 「試験と言っても 生徒の実力や傾向などをチェックするもので…  どのレベルの程度から__するべきかを決めると言うものなんだ  それでそのテストの採点とクラス編成が終わったので 今から帰る処なんだよ」 へー 「――君は? 確か君もプロデュエリストで… しかも 赤馬現社長の友人だったね」 p.50  「えっと… 赤馬日美香」 いえ「デュエル協会の方からライディングデュエルのオファーが在って  三日後 アクア・サーキットのRコース完成セレモニーでRデュエルする事になりました」 「そうか… Rデュエリストでもあったな君は」 はは「Dホイーラーって言うんですよ」 そうか 「でも… 俺が此処に連れて来られた理由はそうじゃないんです」 「連れて来られた?」 「…… 織田さんは… 俺が『ズァーク』だった事は知っていますか?」 p.51  「嗚呼 『覇王龍ズァーク』か… 有名だからね」 「その覇王龍ズァークって… 実はRSVの召喚プログラムを持った4体のモンスターが一つに成ったものだったんです」 それで…「その4体のモンスターのカードを俺が持ってるからって言う事で  消えた召喚プログラムのモンスターデータが俺のDディスクに在るんじゃないかって言う事で  それをレオ・Coのコンピューターにインストールするって」 「……」 「でも三つしか見付からなくって… 残りは海馬Coの社長の子供だって言う女の子が持ってきました  成リ行きで俺もデュエルする事になって… あっ 青眼の白龍 見ました 凄かったです!」 p.52  「――! あのモンスターが召喚されたと言うのかね」 「はい SVでしたけど」 「……」 「零羅もそのドラゴンの事 気に入ったみたいで 今 センターコートの方で デュエルしてるんです  ――あれっ? こっちは…」 「嗚呼… こっちは駐車場の方だよ センターコートや正面入口の方に行くなら  此処其処から出て右手へ壁沿いを行って また曲がればいい」 p.53  「――嗚呼 成程 此処をずーっと行って またに曲がればいいんですね!」 「嗚呼」 ※原稿メモ:駐車場は地下に変更?★ 「それじゃあ 私はコッチだから」 「――はい どうも有難うございました!」 いや p.54  「…… RSVをまた復活させると言う事か ――余計な事を」まぁ「仕方が無い」 「遅いぞ 榊遊矢! しかもどうして 屋外の方から来るんだ!?」 「御免 中島さん  プロデュエリストで此処の講師の織田さんって人に会って 駐車場の方から コッチへの道を教えてもらって…」 あー「いい訳はいい さっさとタクシーに乗れ 臨浜区の方だ 頼むぞ」 はい ======================================== ⇒オリカ一覧 p.10  ヴィーナスの間違い(だと思ウ)★ p.12  遊矢の場合は「作戦」として 相手をおちょくる場合も在ルからな→#098 p.31  総合的にドウするか、は その時次第が多いだろうウし p.14  …つまり、『エネルギー光線』についてはSVもRSVもほぼ 変わらないとイウ事(そりゃソウだ)  今回は屋内だったけど、相応のフィールド内なら『演出(効果)』として、爆発の粉塵とか在った筈→p.7  (本物でなく、つまりソレも映像=(R)SV) p.16  …って、ORUの方はドウなんだろう?  (描いてない事が多いから、シッカリ考えてなかった/汗★) 〜p.18  …書き忘れか、ソレとも故意に省略したのか 忘れタ(汗)★ p.23  ……、変な目で見られた害とか在る訳だが そーいう事はマズ言わない。 p.31  「レイジ 遊矢が其処に…」でも? p.35  …実際には、デュエルログを解析すればイイだけかも知んないけど。  それだと今回の話が成り立たない訳で、まぁ考え中?? p.47  食べるだろ、かも? p.50  …開始、受講、とかに変更?★ p.52、53  ――いや、逆逆★  (図まで描いててナゼ間違える/汗) p.53  …此の辺は後で正式に、駐車場の設定は地下にシました★  …公式や後で出て来る設定と、合わなくなるようだったら修正★





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