とっぷ壊殻の海ノ物語遊戯王BrowsingU


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#093.スクリーン・ボリューム・コントローラー/Qデュエル続き@

p.1 【2018.9.27.Thu.】
 DMに関わる「ソリッドビジョン」には大きく四つの種類が在る 一つ目は映像のみの立体映像ソリッドビジョン
 二つ目は質量を持つ実体映像リアルソリッドビジョン

 三つめは… 物質を分解した後 デュエル終了後に 再び元に戻す 実体再構築映像リコンポーズ・リアルソリッドビジョン
 「落とし穴」を作る技術だ 勿論 途中経過に 実体映像を 挟める

 四つ目が… 生物の一部 或いは全体を エネルギー化し… やはり元に戻すと言う 実体再生映像リバイブ・リアルソリッドビジョン
 途中経過として そのエネルギーを 別の姿や物質に変える事が出来る

p.2 
「人々をカードに変えた技術… それに遊矢が『ズァーク』に姿を変えた技術ときなど
 それらが分類的には その実体再生映像リバイブ・ソリッドビジョン技術に当たる訳ですね… 恐らくズァークやレイの転生も」

『そうだな 「映像」と言うものは「光」を物質でコントロールして作るものだ 「光」とはエネルギーであり…
 それら同士を衝突させると「物質」が出来る 生成消滅の基本理論だ』

「エネルギーと…物質の転換 勿論 それ相応の条件は必要ですが それでも ほぼ 無条件に
 実体映像技術は それらの相互変換を… 即ち『相転移』を可能にした」

p.3 
『そうだな 特定の空間フィールド内部に限り… エネルギーを物質として安定させる
 それがAフィールドの基本であり… その中でのみ 立体映像ソリッドビジョンのモンスターが実体映像リアルソリッドビジョンとして 実体化できる

 現実としては… あの時 デュエルシステムとは無関係に カードが存在できるよう 特殊なフィールドを作ったから
 あの4枚のカードが存在する限りは そのフィールドも存在している カード自体は姿を消していとしても』

「そのフィールド… つまり貴方が4枚のカードの為に『未来』で作り出した『空間』が
 『現在』や『過去』に存在しているという事ですね?」
『そうだ』
「柊柚子の… ブレスレットでしたか それらが存在していると言うのが その証だと」

p.4 
『そうだ あれはレイがズァークと4体のドラゴンを分離させた時に生まれた
 理由はともかく 実体映像技術リアルソリッドビジョンで作り出された物だという事は スグに分かった

 恐らく… 覇王龍ズァークから分離させたドラゴン達の力を封じ込める檻
 或いは その力そのものを実体化させて固化した物が あのブレスレットだったのだろう
 零羅の時も 融合・シンクロ・エクシーズの力が覇王龍ズァークから奪われた時に現れたからな』

「……」

p.5 
『「映像」には それを映す スクリーンが必要だ 鏡やレンズと言った 調整用のシステムも合わせて…
 立体映像ソリッドビジョンには「投射調整粒子スクリーン・ボリューム・コントローラー」と言う 粒子が 必要不可欠だ』

「スクリーン・ボリューム・コントローラー」
『正式名称はスクリーン・スペース・ボリューム・アンド・レイ・スピード・アンド・アングル・コントロール・グレインズ
 またはスクリーン・スペース・ボリューム・アンド・レイ・スピード・アンド・アングル・コントロール・ドロップス』

「…… 正式名称が二つ在るので?」
『未来と過去で違うのだ』
嗚呼
『取り敢えず「ドロップス」… 或いは「SVエスブイ粒子」と通称される事が 此方の世界では多いようだな
 もしくはSVエスブイガス」と言う者も居る』

p.6 
「粒子… ガス」
『そうだ 立体映像ソリッドビジョンは 人工的な虹や蜃気楼のようなモノ
 SVガスはそれを作る水の粒子と言えば おおよその見当は付くだろう』

「…… モクバ様から 先日教えて頂きました」
『そうか

 SV粒子ガスが存在する空間にのみ… 立体映像ソリッドビジョンは発生する
 実体映像リアルソリッドビジョンも基本は同じだ さっき 私が話した「フィールド」だな』

p.7 
『この「フィールド」は特定の広さや壁を持っている訳ではない
 SV粒子ガスが存在し… そして機能する場所や範囲と言った意味での「空間」だ
 霧やもやのように 周囲との明確な境は無い 目には見えず 移動速度は「光」に準じる』と言うか 「光」によって 動かされる

『一箇所に大量に集まっていれば「光」を遮る事も在るから… 肉眼で分からなくもないのだがな
 基本は 目に見えないと思え 今も昔も 世界中に 存在している』

「未来でも… 立体映像ソリッドビジョンの技術と共に ですか」
『そうだ アレは作り出す事自体は難しくない 「水の粒子」の代わりだからな』

p.8 
『可視光線の「屈折」さえ出来れば それでイイから… 材料は 水素でも酸素でもチッ素でもイイのだ
 炭素や金属のを使う事も在るな 知っていると思うが 炎色反応で 色を変える事が出来るのだ』

「えっと… 実体映像技術ではその金属元素自体を質量粒子から作り出しますが
 立体映像ではつまり 元々在った元素を『SVガス』として使っていると?」
『そうだ

 勿論 必要に応じて 元素・分子を作り変えはするがな… 基本は虹や花火と同じだ
 それをコントロールする形状データプログラムこそが 立体映像を立体映像たらしめる鍵だ』

p.9 
「形状データプログラム… 名称は?」
『そんなもの イチイチ 付けると思うか CGデータとかグラフィック・オブジェクトとか… そう呼ばれる類のプログラムだ』
「…」

『そのプログラムによって 空間に在る微粒子が「SVガス」として調整され
 そのSVガスを通った「光」が「映像」として 現出する… それが立体映像ソリッドビジョンの原理だ』

「では… 元々『SVガス』の原料は 大気 つまり この世界の何処にでも在って…
 それを『プログラム』で作り変えているだけに過ぎないと言うのですね?」
『嗚呼』

p.10 
「成程… だんだん飲み込めてきましたよ SV粒子ガ ス自体が 表現を変えれば『自然界のエネルギー』の一種だ
 コンピューター・プログラムは電子で… 『電気』が自然エネルギーから作られる事は誰でも知っている

 立体映像ソリッドビジョン自体が最初から自然界のエネルギーを利用・応用したものだった
 回り回って貴方は その原点に辿り着き… 『覇王龍ズァークの構成因子を『調整コントロール』する4枚のカードを作り上げた

 科学的に言えば 『覇王龍ズァーク』もデータ・プログラムだった筈です それを生み出した人々の『欲望』…
 精神 即ち 脳波… 体内の電気プログラム」エネルギー

p.11 
「理論的に考えて… 『未来』では SV粒子が今よりずっと 多く存在していた筈ですね?」
『――嗚呼』
「人体からの『電気信号』を受信して… それらは一箇所に集まった

 或いは… ズァークがその時 居た デュエルの会場 その場そのものが
 実体映像技リアルソリッドビジョンを使う為に 大量のSV粒子が用意されていた

 にせよ… それらはその場で 熱狂した大勢の人間たちの精神 つまり『電気信号プログラム』に反応し…
 4体のドラゴンを『覇王龍ズァーク』に組み換えた (理論的には)そういう経緯でイイのですね?」

p.12 
『そうか… 其処まで考えた事は無かったが』
「…」
『確かにそういう見方も出来るな ヒトの頭脳は 機械よりも 遥かに優れたコンピューターだ』そんな考え方も在る.

『だが それを言えば 宇宙や自然界の原理をコンピューターに例える者も居る 実際 エネルギーと物質の二元性だからな
 量子コンピューターの前身は 宇宙だ』

「宇宙… ですか」
『人の営みも銀河もDMの始まりも あらゆる物事を遡っていったら 全ては最初の爆発ビッグバンに辿り着く』

p.13 
『Aフィールドはその原理を応用し… 一時的に新しい状態の宇宙・空間を その場に発生させているようなものだ』
「…… 話が大袈裟過ぎオーバーではありませんか?」
『他に何が例えられる

 「空間」を生み出す技術だぞ 「宇宙誕生爆発ビッグバン」以外に そんな自然現象ないだろうが まぁ星や銀河が誕生するとか
 そのようなレベルでは勿論ないがな』
「……」

「ズァークは… その場に居た人々の欲望 精神プログラム イメージと言い換えられるモノによって生み出された」

p.14 
__『その場に在ったSV粒子は殆ど使い果たされてしまっただろう だが私は 自然界を回り…
 のエネルギーと共に SV粒子もまた集める事になった そうして4枚のカードを作った

 レイの犠牲によって… 覇王龍は無力化され… デュエリストとドラゴン達…
 即ち「人間」と「プログラム」も別々に分かれる筈だった

 だが奴は最後の抵抗として―― 己自身と「世界」を四つに引き裂いた レイが巻き込まれたのは結果論のように思えるが
 あの4枚のカードを私が作ってしまった時点で… ある種の運命は決まっていたのかも知れない』

p.15 
「…… 4枚のカードの内 3枚は融合・シンクロ・エクシーズの無効化
 その力はつまり… 互いにそれ以外の召喚法が無い『世界』の状態を作り出した そう考えられなくもないと言う事ですね?」

『うむ… 「次元分裂」を完全にズァークのみが引き起こしたと考えるは異常だ
 「世界」が分裂したままでは 奴は復活自体 出来なかったのだからな 「ペンデュラム」の意味も在るまい』

p.16 
「ズァークは自身を引き裂いて 世界を四つに分けると同時に レイと…4枚のカードの力も分けた
 いや 4枚のカードが それぞれ 三つの効果を無効化し 互いに補い合う形で 『覇王龍』を封印した…?」

『そうだな そう考えた方が恐らく正しい 奴は自分がペンデュラムを生み出したと言ったが
 かなり突発的な思い付きだった筈だ… デュエルの途中までは レイに勝つつもりでいた筈だからな』

「ええ… 行動としても常軌を逸した選択です それまでは人々の欲望のままに戦ってきたズァークが…
 いきなりそんな独創的な発想が出来るようになったと言うのはおかしい」

p.17 
「次元分裂を伴わねばならないものだったとして… やはり その知識を どうやって 手に入れたと言うのか」

 四つの召喚方法で 「世界」をバラバラにしてしまうなど

p.18 
『そうだな… 追い詰められた人間が思わぬ行動を取ると言うのは よく聞く話ではあるが
 それでも自分自身を引き裂けければ新しい力が手に入る…などという知識や発想のヒントを
 ズァークが何処から手に入れていたのか

 もし仮にズァークが覇王龍と成る時にその知識を持っていたならば
 すぐさま分裂してその場でパワーアップを試みていても良さそうなものではないか…
 ひたすら強くなる事を求めていたのだからな 奴は』知っているならやっていた筈だ

「そう… 実はズァークが『次元分裂』を起こしたのは 『ズァーク』本人の意志ではなかった」

p.19 
「レイの… いや4枚のカードに宿った自然界の意志とでも言うべきものに操られ
 そしてまんまと自身を封印状態に追い込む結果に至らしめされた …そう考える方が辻褄が合います」

『うむ… 流石は私が目を付けた自然界のエネルギー 「世界」の意志が「世界」自身を守ったのだ』
 Grate!
「……

 まぁ… 全く弊害が残らなかった訳ではないし 今もまだ完全に解決しているとは言い難いですが」
『――そうだな』

p.20 
「僕の前のバトルボックスを引っ込めて 手札から召喚ゾーンにファーニマル・オウルを通常召喚
 効果で魔法カード『融合』をデッキから手札に加えるよ」

 Lv2 攻1000

「Pゾーンにエッジインプ・コットンイーターをセッティング
 手札の『ファーニマル・ペンギン』を捨てて
 EXデッキから『デストーイ』・シザー・ウルフとシザー・タイガーを墓地に送る事で
 永続魔法『デストーイ・サンクチュアリ』を発動する

p.21 
「魔法カード『魔玩具融合デストーイ・フュージョン』を発動し
 墓地の『デストーイ』・シザー・ウルフと『ファーニマル』・ペンギンを除外して 融合
 デストーイ・サーベル・タイガーを融合召喚!」 Lv8 攻2400

「コットンイーターのP効果で1枚ドロー サーベル・タイガーの効果で墓地からシザー・タイガーを復活

 このカードがMゾーンに在る場合
 僕の場の『デストーイ』モンスターの攻撃力は『ファーニマル』と『デストーイ』の数×300アップ」
 Lv6 攻1900 →2800 攻 →3300

p.22 
「サーベル・タイガーも『デストーイ』モンスターの攻撃力を400アップ
 ライフを500ポイント払い」 LP →3500
「手札のパッチワーク・ファーニマルと エッジインプ・ソウを融合!
 バトルゾーンにデストーイ・デアデビルを融合召喚!」 Lv8 攻3000 →4200 →4600

 攻 →3100 →3500 攻 →3600 →4000

「この程度かな? もう1体行きたいけど もう素材ないから」

「はわわわ!? 攻撃力3000以上が3体!?」
「普通のデュエルじゃなくて良かったわね」

p.23 
「ユーヤと同じ… 召喚ゾーンの効果でモンスターをパワーアップさせる作戦に出た訳ね」
「成程 そうやって 強化していく訳か… 何も出してない私 不利かも」んー

「ふふふーん♪ それじゃあバトル行っちゃうよ」
『オーケイ』
「はてさて誰にしようかなー… なーんて もう決まってるんだけどねぇ ユーヤ!」

ははっ「望む処かな でももう4体 出ちゃってるし… さっきほどのドキドキ感は…」

p.24 
 空っぽ
「あれ?」

あー『さっき下げたバトルボックスの中に1体 居たんだねぇ マイナス1で一箱カラッポだった訳だ』
「えぇえ!? マジ!?」

「なーるほど でもその空箱に当たっちゃうなんて…」
うーん「ホント 運が悪いね 遊矢」

『手札1枚か… やる事ある?』
『ないなー』
『そっか御免ねぇ バトルボックスを開けたら もう後戻りは出来ないんだ』

p.25 
「行っちゃえ! デストーイ・デアデビル 番号3のユーヤにダイレクトアタック!!」

WAO!『今度はユーヤがワンキルのピンチだ このままやられちゃうのかーっ!?』

p.26 
「なんの! トラップカードで攻撃は無効! 幻影騎士団ヴロング・マグネリング」

「うーん! 防がれちゃった 惜しいなーぁ」
「ハハハ」
(ホッ)

「ヴロングは効果により特殊召喚 召喚モンスターゾーンに攻撃表示で置かれる」 Lv2 攻守0

p.27 
「それじゃあ僕はターンエンド♪ デストーイ・デアデビルは隠れるよ」

p.28 【9.28.Fri.】
「スッゲェな… いきなり全員 レベル8以上の融合かよ」
「パープルは当然じゃないかしら あの子 このエリアで 屈指のデュエリストの一人よ」

「それを知ってる君は クラブAの常連さんみたいだね …僕の事は?」
「知らない 見回り制服で カッコイイ グラサンの人なら 知ってるけど」

「それ… 僕の筈だけれど 服違うだけで そんなに 差が在るものかなァ…」
えー ウソー
ふーん?


さぁ『ボックス・シャッフルの終わった処で 再び番号1 ヒメのターンだよ!』

p.29 
「私のターン ドロー!」

はい『スタンバイフェイズの内にバトルボックスを開けるかどうか決めてね メインフェイズはその後だ』
「…… けるわ」

『さぁっ! 誰のモンスターが入ってるかなー? 強力モンスターばかりだし ドキドキするよねー?』

p.30 
『出たァ! 現在 最強のデアデビルだー!』
ワーーッ

『ひとまず メインフェイズを進めて ヒメ バトルは僕のサブターンになるから』
「…分かったわ」

『メインフェイズ1に出来る事は全部やっておく方が好まれるね メインフェイズ2が駄目な訳じゃないけど』
「そう… 充分だわ 幻奏の音女カノンの効果」

p.31 
「自分フィールドに『幻奏』モンスターが居る場合 このカードは手札から特殊召喚できる
 そしてカノンをリリースし 幻奏の音女エレジーをアドバンス召喚!」

 Lv5 攻2000

p.32 
『私のメインフェイズは終了 ターンエンドでもイイぐらいよ』
ははっ「ターンエンドはまだ早い! 僕のサブターン バトル 行っくよーぉ!」

ふふ…「サブターンバトルじゃバトルボックスは開かないんだ
 誰のモンスターが攻撃されて ライフが減る事になるのかは つまり誰にも分からないって事♪」くすくす

p.33 
「なんだかロシアンルーレットみたいね」
「そうだね デアデビルは 今1番 攻撃力が高いから… どの箱を狙っても 誰かに戦闘ダメージを与える」

「ユーヤはさっき攻撃したし… ヒメはライフが減ってるからジュエルかな?
 行っけェ デストーイ・デアデビル 番号2のバトルボックスに攻撃だ!」

 (p.20から約5分)

p.34 
「! ……」 LP →400

うーん『ヒメのライフが減ったねぇ と いう事は バトルボックスの中に居たのは…』

 抜きっ

『ハイ・ドンだ! アリアの効果で無事だーーぁっ!!『
ワーーーッ

p.35 
「びっくりした なんだか手品ショーみたいですぅ」
「そうねぇ 確実に刺さってた筈だけれど」 「電脳空間のCG映像ソリッドビジョンですものだからねぇ」

「ヒメ… ジュエル 大丈夫か?」
『私は攻撃されてないもの』

「私も… ライフが減って 気付いたぐらいだから 平気 びっくりしなかった訳じゃないけど…
 正直 ダメージを受けたって言う実感は無いわね」
『……』

うん『ベーシック系のデュエルだからね 基本的にはプレイヤーが痛みを感じる事は無いよ』
『ふふ』

p.36 
『僕はコレでサブターンエンド ヒメもする事が無ければターンエンドしてね』
「ええ… ターンエンド」

 へへ… ヒメのライフ削っちゃうなんて失敗? でもこれ バトルロイヤルだし… デュエルなんだし 別にイイよね

p.37 
『さぁ 次だ 番号2番 ジュエルだよ』
「私のターン ドロー」

「…… バトルボックスをひらくわ ふと思ったんだけど 私が2番のボタンを押しても 箱が拓くんじゃないかしら」コレ

嗚呼 うん『僕が開くのでもイイけどね 好きな方を選んでイイよ』
「なら… 自分でやるわ」

p.38 
『さぁーて 今度は誰のモンスターかな?』

『…… ドラゴンだー! ユーヤのモンスター 再びだ!』

p.39 
「…… サイズ的にどうやって入ってんだろう…」デアデビルもだけど
《まぁ… やっぱり電脳空間CGだし》

「…… ジェム・エレファントを通常召喚」 Lv3 攻400
「カードを1枚伏せるわ 私のフェイズは終了よ」

『オーケイ ユーヤのサブターンだ パープルは飛び抜かしていたけれど 此処でも一応 カードの効果を使う事は出来るよ』
ふーん「それじゃあ…」

p.40 
『ただし! 「君の自分 フィールド」を離れている扱いだから パートナーガの効果対象にはならない
 自分フィールドに居た内に受けた効果は続行するけどねぇ』ハイ・ドンやデアデビルの状態みたいに

「状況的には番号2わたしのフィールドに存在しているって事ね?」
うん『其処で何か出来る事が在ったら やってもイイけれど… 今は伏せカード1枚だからねぇ』

「そうか… パートナーガの効果の対象には出来ないのか」
《そうなるとハイ・ドンとは相討ちで マスター・ダイヤやデアデビル相手には確実に負けるって事だねぇ
 ハイ・ドン 相手でも負けそう》

p.41 
寧ろ…《此処はいっそ破壊されて 道連れ効果で召喚ゾーンの連中 片付けちゃった方が早いかな?
 次は僕達のターンの筈だし》

「そうか… でもアリアの破壊は出来ないぞ エレジーの効果で守られてる筈だから」
《そっか》

「まぁ… 当たるも八卦 当たらぬも八卦ってトコだねぇ」
《ユーリ?》
「イイから僕に任せてよ 悪いようにはする気ないから」
《……》

p.42 
「デストーイ・サーベル・タイガーを対象に スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴンの効果 発動!」

「ターン終了までスターヴをその同名カードとして扱い 同じ効果を得る… デストーイ・サーベル・タイガーの効果は
 自分フィールドの『デストーイ』モンスターの攻撃力を400アップさせる事だ!」 攻 →3200

「『デストーイ・サーベル・タイガー』と同名カードになったから
 つまり『デストーイ』モンスターとして 自身をパワーアップさせるって事か」
「ふぇー…」凄い

p.43 
「さぁーて 確率3分の1だ もしデアデビルやマスター・ダイヤを攻撃したら 僕のスターヴの方が倒されちゃう

 だけど… もし幻奏の音使いハイ・ドンだったら ピッタリ ダメージ400で君のライフポイントは0だ!
『おっと! どうやらユーヤはヒメの場に攻撃を仕掛ける模様だーぁ!!』 ワーー p.44  「…… 念の為に訊いておくよ ヒメ 僕が誰か思い出してくれた?」 「いいえ」 「僕が誰なのかは… まだ気になる?」 「いいえ」 「……」 p.45  「お前っ また遊矢じゃない奴なのか!」 「……」 「しかもヒメを狙うなんて… …… やっぱりズァークか!?」 「だったらどうだって言うのさ 二言目には遊矢だズァークだ 気に入らないね!」 「……」 「僕はもっと強かった… 誰も要らないぐらい 誰からも嫌われるぐらい 強く!」 p.46  「誰もが… 僕から距離を離してた 誰も要らなかった 誰よりも強かった その筈なのに!」 「何を… 訳の分からない事を」 「……」 「口挟んだついでだ 狙うなら僕の場を狙いなよ  僕だって男だ 女の子が ただ狙われるのを黙って見ていられる程 腰抜けじゃあないからね!」 p.47  「えっ… あ あの美少女 そうなのか!」 「嗚呼… 一応ね」 「びっくりですぅ」 「僕が男か女かは細かい事… お前が誰かだって言うのも どうでもイイ事だ!  けどヒメを傷付けようとするのは許さないからな!」 「言ったね… だったら其処で指をくわえて見ているがいい!  スターヴ!! ヒメの前のバトルボックスに攻撃だ!!」 p.48  「ひゃっ」
「あ… ライフ ゼロ」 LP →
『当たりだったみたいね」
「くそー!」  (p.20から約10分) p.49  な…「なんか凄ぇな あのドラゴン」 バトルボックス 壊しちまった  ふんっ 嗚呼「話は見えなかったけど 迫力ー!」 「イイぞー! ユーヤー! …じゃない奴ー?」 うーん「気合いの入れ方が足りなかったのかしら かなり どうでもいいカード アンティにしてたものねぇ」  儀式魔人リリーサー 「うわっ…」「微妙な…」 『は… ははは 早くも1名 脱落か サブターンもメインターンも終了して  ボックス・シャッフルしたら またまたユーヤのターンだよー!』 おーー ======================================== p.5  併せて でも 可?  スクリーン・ボリューム・コントローラー:#074 p.1 参照、「ソリッドビジョンを作る粒子」の主成分。  けど漢字あったのか 忘れてた☆ p.6  発生できる、でも p.8  ……、「炎色反応で色を変える」って言うのは 少し違ウかな  (作中では)零王はソリッドビジョン技術と理論の全てを完全に理解している訳ではなく、  既に在ったモノを利用しただけ、と言ウ設定なので  p.9のネタバレ?と併せて説明すると  SVガスは 一粒が一色を担当する仕組みの粒子なので、実際は様々な大きさと形状が在って、  場合によって 光(まずは自然光=白)の屈折=分光と、特定の色の光を作る炎色反応とを使い分けて、  かつ組み合わせもシて 色を出し「映像」を作っている訳です。  (つまり、水の粒子似タイプ(小)と金属元素似タイプ(大)と存在する)  でもって「形状データプログラム」の運び手であり、データそのものの構成エネルギーに、  「遊星粒子(の一種)」が使われていて、それとの反応により  SV粒子ガスが集まり、並べられ繋ぎ合わされて、形を作って 以下略と。 p.9  原料は大気、と繋げた方が分かリ易い?? p.18  良さそうなものを、でも p.19  ……、レイは(4枚のカードで)(ズァークからドラゴン達の力を分離し)世界を四つの状態に分断した、  その際に抵抗したズァークが自身と世界そのものを四つに引き裂いた  (勢い余った結果であって、その時のズァークが特に狙ってやった訳ではない)  ――が、書き手的には正しいと思ウけど  この件は後でまた出て来ルんですが、そっちじゃドウ書いてたかなーー… p.27  前回参照、ヒメのLPは2300の間違い★ p.34  実際は500★ p.42〜  盛り上がってく割に計算ミスとか痛イので、どーにかナンナイかなーと思いつつ(汗)  …保留★  …公式や後で出て来る設定と、合わなくなるようだったら修正★





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