とっぷ壊殻の海ノ物語遊戯王BrowsingU


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#070.情報交換/デート?の準備

p.1 【2018.7.15.Sun.】

 舞網市 月曜日 午後5時前

「♪

 父さん母さん たっだいまー♪」

「…… お帰り遊矢」
「母さんただいま! 父さん ただい――」
「仕事 行ったよ」

もぬけ〜

えーっ「せっかく塾から急いで帰ってきたのに…」予定 早まった?
《ガッカリ するな》このファザコンが

p.2 
「…… 何時 帰ってくるの?」
「2・3ヶ月 戻らないって」
「…… 最初に行く処は何処?」
「アメリカ」

「そうか… 流石は世界的デュエリストの父さん!

 俺も もっともっと 頑張らないと!」
 きゃっほうぃ♪
《応!》
《何かが狂ってる…》
僕達人格が別に存在しているからかな》
♪ ♪
《その線も無くは無いが… どうも ある時期から なるべく 後ろ向きにならないように…
 結果として 深く物を考えないようにする傾向が強くなったようだ》

p.3 
《ある時期… ま 確認するまでもない事だけれど》
《…… 別に考えなくてもイイんじゃねぇか? ウジウジしてたって仕方ねぇしよ》

《そうだね… 別に遊矢が馬鹿でも賢くても関係ないや》デュエルの時 融合ボク出してくれたら
《其処まで思考放棄するな》させるなっ

「昨日はセンターコート… LDGタワーの南側からログアウトしたから」其処でセーブされてるんだよ.
けど《時間無いし ダイヤモンド・ホールからの開始スタートにしようぜ》
「――嗚呼」

p.4 
「!

 …来たか」


「…待っていた」
「レイジ!」
「昨日は――…」
あ うん「昨日はお互い お疲れ様!」
「……

 後ろ… 気付いているのか いないのか」
「えっ? ――あ やっぱり 居るんだ…」

「やっぱり… と言う事は」
嗚呼「遊勝塾の方にも出たんだ」

 誰か3人 付いてきてるぞ
 えっ?
「塾長に言われて気が付いたんだけれど」
p.5 
「そうか… スクール・ステージは 独立フロアにしてある為 運営此方側から 察知でき分からなかったが」しかし 予測自体は していた

「…… その後で ヒメに 来てもらったんだけれど 理由はよく 分からなかったな… 時間も無いし そのまま 帰ってきた」家に.

「…… ヒメを呼ぶ前に 此方に連絡すると言う選択肢は?」
えっ「何で?」.
「…… 私がLDGの総責任者プロバイダだからだ」
あー…

「思い付かなかったな そういうものなのか?」普通.
「……」

「外出先で 物を無くして 家に連絡するか 交番に行くかの選択だが 零児の立場は殆ど警視総監に近いからな
 そう考えると柚子ヒメが先だ」
そっか.
p.6 
「では ヒメから 報告が上がってくるのが 正当なのか… しかし まともに 声を掛けてきた試しが無いからな 彼女は」うーむ.
 フォースを介しての報告でもイイが.
「……

 レイジ… 時間」
嗚呼「済まなかったな 行き給え その3は この場に」
「嗚呼」


「…あら ユーヤ君 こんにちは」
「こんにちは!」
「後ろの3人は お友達?」
えっ…

p.7 
「ふぅん… なんか色々 在ったんだ」

 LDG 水曜日 午後5時頃

「そうなんだ… ユート達は居るし チハヤは足 治ったって言うし LDG各地で飲食オブジェクトが飲み食い出来るようになったし」
「それは関係ないけど 嬉しい」日曜日午前中の選挙で新しい市長が決まった事と… プロが揃った事と『レイラ』と あと他に何が在ったかしら?」んー

「…… ヘッドセットを改良していると言っていたな 後は舞網市の外で…」

p.8 
嗚呼「市外で機械が壊れたって話だね TV放送とかは RSVの生成光を そのまま 電波として 受信機に送っちゃうらしいから…
 んで TVの処で仮想次元の発生状態に成るらしいんだけれど」プログラム無いから グチャグチャ反応した結果 エネルギーだけ暴走して ブチッ

「…… 実害らしい被害はそれだけだな 尤も修理や買い換えなどで 結果的には 電化店が儲かっていると言う話だが」
ふーん

「トータルで言うと 全部 利益か…」市長はどうでもイイけれど 「流石に覇王龍サマサマだね」
「うーん… どういうツモリだったんだろ」
p.9 
「…… ツモリも何も たまたま特大オブジェクトだったからの偶然だったって レオ・Coソッチの専門研究スタッフが結論付けたんだろう?
 別にズァークの意志とか そういうモノは無かったって」
ん…「それはそう聞いてはいるんだけれど」
「あの覇王龍ズァークは 僕達が知ってる奴とは 何も関係が無いんでしょ だったら奴の 罪滅ぼしって線も 考えられない訳だし」

《――て 言うか 違ってても同じ「ズァーク」が居るのは 気に食わないんだよね〜…

 アイツは一度「遊矢」を奪った そう簡単に許せる筈なんてないのに…》

「…… 権ちゃんは 平気?」

p.10 
「嗚呼… スクリーンから出た電気スパークに 直接 触れた訳ではないから スクリーン自体もRSVなのでスグに再形成されていた」


「後は… 明日のデュエルと土曜日のデュエル デジタル・ランサーズの公開訓練の前に 我々が元に戻れるかだ」
「……

 現実リアルでなら 問題じゃない訳だよね?」別に戻らなくても 「どうしてソッチにしないの 柚子」
「…… だってライバル塾だもの 中立のLDGの方がマシよ」
「……」

p.11 …… 向こうライバル塾とか 思ってないんじゃないのかな?」
「うっさいわねぇ 元に戻りたきゃ 気合いで何とか しなさいよ!」

「気合い…って言っても」
「……」
・考えるより先に
体が動く
勢い任せ・止まると
動かない
(ユーゴ)

(遊矢)




障害  が在ると燃える←  面倒キライな事は嫌がる



(ユート)

(ユーリ)
・生真面目
・我慢強い
大人しい?・変な処で
神経質
「『気合い』では一つに成らんだろうな…」しかもユーリとユーゴが何かと反発しているとか 「嗚呼 うん 一つズァークに成ったって時も 俺達4人 どうやら意識 無かったみたいだし」ズァークの人格 別だしー p.12  「4人一人一人の意識がシッカリしていれば 一つズァークには戻らないって事だよね… 僕としちゃ それでイイんだけど  でも『ユーヤ』には 不便な訳か…」 「……  『ズァーク』は俺 一つに成った処で それは大して心配する必要は無いよ 素良」 「……」 「だけど デュエルの時だとか デジタル・ランサーズの出撃で 他のプレイヤーが見たら 変に思われるから…」 「…… 『開き直って気にしない』 って言う選択肢は?」 「…… 放っとくとコイツら それなりに動くんだよ 自分から人に声 掛けたりとか…」面白そうなの 見に行ったり したりして p.13  あと割と「顔が同じ事は 慣れたような気がするけど 揃って小さいの見てると 俺ってこんな背ぇ低かったんだなって現実が」  ああっ 正視 したくないねっ 「……………………」 「それは自業自得だな」 「僕達もお互いを見合うのはあんまりね だけど『ユーヤ』は 姿が違うから平気かな?」 「……」 (ユーゴ) ←気にしてない (ユート) ←寧ろ よく 観察する 「人形じゃあないんだし… 勝手過ぎる行動を取らなきゃ 其処は目を瞑ってイイんじゃない?」 「……」 「そう思って レイジの言った通り LDGと他のエリアとで デュエルしてみたけど…  やっぱり 初対面の人には 変に思われるみたいで… …デュエル集中が出来なくて」 p.14  うーん「そっかぁ 難儀なんだねぇ」 「常には人の目を気にするタイプではないのだが ツッコまれると途端にオロオロする場合が在るからな」  そいつら 何で 居るの?  えっ えー とっ決闘空間デュエルフロアは対戦者同士しか入れない筈なのに… 其処について来ちゃうからねーぇ  Aフィールドなら見物者ギャラリーだって言い張れるんだけれど」 「…… 何にせよ 昨日は塾返上で 色々なトコやらされて クタクタ 暫く 知らない奴とのデュエルは勘弁」 「…… プロとして その態度はどうかと」 「現実リアルはちゃんと出来るもん ただ… この状況で デジ・ランの出動に行けって言われると」 p.15   再び ぐでーー 「大変だね… 柚子たちの方はセレナとか 外に出たり別々に成りそうな事は無いんだって?」 「そうね… 3人が外に出て 色々お喋りとか出来たら楽しいだろうとは思うけれど  でも既に 見えないだけで 4人で一緒に何かやってたりする感覚なのよ 正直」 「服とか食べ物の好みとか… 誰かは良くて誰かは駄目って言うほど酷い差は無いし」  うん「仲良くそつなく協力してやってるって感じ」 「イイねぇ… 僕 優雅で綺麗好きで育ちがイイから  ガサツで不潔で細かい事も気にしないユートやユーゴとは馬が合わないって言うか」 「何だと この野郎!」 ←実際にガサツ (ユート) ←忍耐力が強いだけ p.16  「実際に仲 悪いんだね… こうなってくると現実リアルじゃ一人って言うのが不思議になってくるや」 「…… そうだな」  LEO 『へーっ… これが新型のヘッドギア… じゃなくてヘッドセットなのか』 「――はい」 p.17  「目を閉じるとDMBの電脳空間が 目を開けると通常の現実空間が見える仕様です 現時点で出来得る限り 小型・軽量化させました」 『オイオイ 勘弁して くれよ〜 コッチはお前らより 凄いどんなモノ作ろうかって 頭 悩ませてる最中なのに  お前らがそんなドンドン先に行っちゃあ追い付く事すら出来ないぜ』 「……」 『未来だし しょうがないのかもな… 未来の俺自身に期待しとくか! へへ…』 「…… 例の件 ズァークの分身の少年たちのデータが其方にプログラム登録されているのかも知れないと言う件…  該当データは見付かりましたか?』 p.18  『――いや 調べさせたが DMBの どのシステムにも それらしい形跡は無かったそうだ 人の精神をRSV化させデータ…  或いは精神そのものの「登録」だなんてな』 「そうなると…」 『ソイツらはコンピューターに登録されてRSV化してるって言う訳じゃない 単独のプログラムに周囲から質量粒子がくっ付いて…  自分からRSV化してるって言う事だ』 「…… 有り得るのですか?」 『充分な量の電子級エネルギーが 疑似核反応を起こせば… その間だけ プログラム自体が「仮想次元」空間と成る』 「…… はい 『プログラム』はエネルギー界の位相ですから… 理論的には 条件さえ揃えば  質量粒子と電子級エネルギーが 疑似元素を形成できる」 p.19  『榊遊矢が他のDAを使用した時にも出てきたり…』  (遊矢→シュシュ→〇) 出る  (洋子→ユーヤ→×) 出ない 『他の人間がDA「ユーヤ」を使用した時には出て来なかったと言う事は 恐らく プログラムの発生源は 「榊遊矢」本人だな』 「遊矢が…? …… 確かにDMBは 人体からの思念波でDAを動かしている  『プログラム』の発生源については それでイイと思いますが…」何方のコンピューターにも無いと言うなら 『…もしかして 「遊星粒子」って奴かもな』 「――! あの理論ですか?」 嗚呼『複数の粒子の間を取り持って 全体的にシステムを加速化・活性化できるって言う…』ウチの研究者の一人が 発表した p.20  『ソイツの性質 強い「質量粒子」が沢山在れば 必然的にRSVがより 早く大きく形成され易い状態に成る  何が何処でそうなるのかまでは知らないが その性質が在ったら 単体プログラムの質量化… 有り得るかも知れない』 「…… 少々 ゾッとしませんね 疑似とは言え核反応現象です  それを促進させるかも知れない粒子が彼らに在るかも知れないなど…」暴走したら偉い事になる. 『その段階じゃない事を祈ろうぜ 力に成れなくって悪いな』 「いえ… 十二分ほどの強力です」 しかし 中学生なのに お詳しい 仕事柄な ー p.21  「…… 俺の方の話ばっかりじゃなくってさ 素良は最近… 何か…」 「……」うーん. 「そうだね… オシリス・アームズをやってる事と ミヨさん達とお菓子クラブをやってる事以外…  授業とゴハンと寝るだけだもんなーぁ」Dアカデミアの生活って 「休み時間は みんなと前より 過ごすようになった気がするけど…  教えるほど面白い出来事は 特に無いって感じかな?」一人一人の事言うのは 返って長過ぎるし 「この間の 遊矢がアカデミアに来た時の話 する方が面白いかも」僕らもまだ よく話すし. p.22  「――! 遊矢がDアカデミアに?」 「嗚呼 うん この前の前の土曜日 西小蔵さんと零児とついでに来た刀堂の4人で」 「……」 「私も父さんから聞いたわ 西小蔵さんのDディスクの修理と遊矢が荷物カードをもらった事…  赤馬零王と海馬Coの社長・副社長に会ってきたのよね」 嗚呼 「それだけ〜?」 「それだけって 凄い事だと思うけど」Dディスクを作った2大会社の重役よ! 「遊矢 面白いトコ 全然話してないんじゃない 赤馬零児やその西小蔵さんとのデュエルとかさーぁ」 「ッ… バラすなよ 素良 俺 2連敗だったんだから」 「最後の1戦は 勝ったじゃん」 そうだけど. p.23  「…… 赤馬零児に負けたの? 最後の1戦とやらで 取り返したんでしょうねぇ?」 あ いや「零児自身には 総合でイーブン…」前に勝った分と合わせて 「…… 西小蔵と2戦したと言う事か?」 ううん「最初は赤馬零児とのデュエル 次が赤馬零児と西小蔵さんとの3人で 最後がウチの教官の一人と」 「西小蔵さん 俺だけじゃなく 零児にも勝ったんだぜ あとデュエル障害の方も その時に克服できたらしくって」 「そうか… 流石はデジタル・ランサーズのリーダーに見込まれた男 それだけの実力を秘めていたのか」 いえ 偶然 リーダーになったの p.24  「えっ あの人 現実リアルの リーダーさん!?」 「嗚呼」 わー 知ってたらもっと 話したのに 「ヒメちゃん あと3分で5時半になるわよ」 「あら 御免なさい」 みんな「私 当番だから  それじゃ」 「リーーン!!」カム バーック! 「瑠璃…」 「騒がないでよね イチイチ」 「…… 5時半なら 僕も戻らなくっちゃかな」 「ヤバッ 俺 塾の方 完全に遅刻!」 「…… 休め」 p.25  「それじゃ 遊矢ユーヤ 権ちゃん また今度 明日が無理でも 金曜日 会おうか」 「――嗚呼」 「……  俺もログアウトさせてもらうか」 いっそげー p.26  えー「たった今 入った ニュースです 本日 午後5時35分頃 舞網市在住の中学生 榊遊矢君が 交通事故で死亡しました  そういう訳でこの漫画も打ち切りです 御愛読 有難うございました」  完 p.27  「違あぁあぁあぁうっ!!」 はっ… コラ「遊矢 講義 始めるなり 寝るんじゃない」 「? あー… えっと 家出る直前まで DMBやってて」 「……  だったら無理して塾まで来るな 長い時間やったら 眠くなるんだろう 途中で事故にでも遭ったら どうするんだ」 ハハ… p.28 【7.22.Sun.】 「ミッション LDGディフェンダー  犯行者オフェンダーのモンスターを攻撃!!」 「こう たーいっ」 「お疲れーっ」 p.29  「お姉ちゃん 私 少し 休んでから お散歩 行くから」 「…ええ」気を付けてね. 「ふふ…♪ 自分の足で歩くのって楽しい…♪」 p.30 修正アメンド 修正アメンド …修正リヴァイス 修正アメンド」 「駄目か…」「どうやら定まってしまったようだな」「仕方が無い…」 p.31  「ねぇ塾長 東嶺区の小学校って何処か知ってる?」 「東嶺区?」 「山の向こうの郊外じゃないか そんな処の小学校なんて…」 「…分からない?」 んにゃ「普通に地図見れば分かるけど… 場所なんか知ってどうするんだ?」 「…実は」 p.32  「…嗚呼 そう言えばデュエルの約束してたね」 「土曜日のデュエルの子か!」シビレたぜ 「今まで忘れてたの?」ヒドーイ 「いや だから 明日 学校が終わったら 直行で行こうって事になって… そういう訳で 塾休む から」 ふーむ 「しかし 真っ直ぐ行っても 間に合わないと思うぞ…」 《そうだな 小学校に着く頃には…》 「遊矢兄ちゃんが その小学校に着く頃には もう 家に帰ってるんじゃない?」 《あっ 思考 被った》 第一「デュエルのステージはどうするんだ? お前プロなんだから 勝手に何処ででもデュエルしたら 駄目だろ」 「うん…」 p.33  「駄目って言うか プロの人は デュエルシステムの使用料金 払わなくっちゃいけないんだよね」 「アマチュアには無料で提供されてるけど」これまた プロデュエリストの義務.
「お前が無条件で用意できるデュエルステージって言ったら… 結局 遊勝塾ウチトレーニングルームしか無いじゃないか
 明日 俺が代わりに行って 連れて来るよ」
ん…

 翌日 木曜日

何 この車

p.34 
「来た来たっ! おーい!

 水車メイちゃーん!」
「…誰?」

「俺は遊勝塾の柊修造 遊矢が君とデュエルしたいって言うんで こうして迎えに来たんだけれど 今日 イイかな?」
「……

 遊矢って… プロデュエリストの榊遊矢?」
「勿論!」
「……

 デュエルなら もう した」
「え?」
「月曜日に… あの人 LDGのトップDホイーラーでも あるんでしょう」
p.35 
「――嗚呼 それ洋子さん 『流れ星ユーヤ』とか名乗ってなかった?
 アイツん 母子おやこで同じDAデュエリストアバター使ってるんだよ」声 違ってたろ?
「……
 『榊遊矢』は… Dホイーラーじゃないって事?」
「んにゃ アイツはRデュエルも強いよ」まぁ 親子として やった事はないな

「………………」うーむ.
「どったの?」何か渋ってるね?

「先生が… 怪しい人にはついて行っちゃ駄目だって…」
「あ うん そうだね 怪しいツモリは無いんだけど… …… ちょっと待ってて」

p.36 
「遊矢ー?」
『塾長』
「今 お前の言ってた 水車メイって子に 会ってるんだけれど」
『うん』
「ちょっと声 聞かせてやってくれないか」

『えっ』

はい

や…「やぁ君」
『……』
「水車さんだったね 俺の事 覚えてる?」
『……』

《4日で忘れる訳ないと思うけど…》
「今まで連絡 付けられなくって御免ねー 約束のデュエルしたいんだけれど 今日 今からイイかな?
 ウチのちっちゃい塾で悪いんだけど…」
『……』

p.37 
「LDGやLDSほど凄い技術は無いんだけど それでもRSVシステムはレオCo製の最新型だから…
 …まだ 次のバージョン 出てなかったよな?」
《さぁ…》
《いちおう聞いた事は無いな》此処 数ヶ月

「それって俺が この間 君に話したデュエルで手に入れたんだぜ ストロング石島との対戦で…
 その気は無くっても 形で結果が示されるって言うのは 悪くないよな!」
『……』

あっ『君が勝ったら 何か御褒美あげる方がいーい? 何がイイかな… カード? お菓子? 漫画?』
「……」
「……」

「塾長… 俺 何時まで 喋ればイイの?』
「えーと メイちゃんの方も喋ってくれる?」

p.38 
「質問… あの時のデュエルで本当は攻撃できたのに 私を攻撃しなかったモンスターは?』
「EMハンマーマンモ!」

「正解…」 やっぱりホントは出来たんだ「『榊遊矢』は本物ね」

はい 返す.
うん.

「一度 家に帰りたい その車で送っていってもらえるかしら」
「――嗚呼」


「…… いきなり電話とか ビックリした」ワンテンポ 置いてくれればイイのに 塾長も
《お前はノミの心臓か》ヘタレな…

p.39 
「だけど どうやら 来てくれるみたいだ よーし あと 何 準備しよう」お客様の為に!

「遊矢兄ちゃんは おもてなしも 全力だぜ!」シビレるー♪
「…とか言って 単に あんまり人 呼んだ事ないから 加減が分からないだけだよね?」

「こういう時はアユにお任せ!」
「ばーっちり 遊矢お兄ちゃんを プロデュースしちゃーう♪」お洒落でしょー お菓子でしょー Aフィールドでしょー
頼みまーす

p.40 【7.24.Tue.】
「…へぇ 此処か 新しいし 綺麗な家だね」そしてウチの倍は在る…
うん「ちょっと前に 引っ越してきたの」


「…… 今から臨浜区にですか いきなりと言えば いきなりですわね」

p.41 
「すいませんね アイツ 金・土・日 予定が入ってて」デジ・ランに デュエルイベントに
「……

 そのデュエル 私も見学させてもらって宜しいかしら」
「ええ どうぞ」
「では準備するので 少し待って下さい」
はい


「…メイと臨浜区の方に行ってくるわ 時間が余ったら 中央区の方で 買い物してくるけど…
 もし何か在ったら 警察の方に言うのよ」あと 留守番 宜しく.
はい「奥様」

p.42 
「…遊矢の奴 もう例のガキと デート始めた頃かな?」

「柊」
……

「知らないわよ… …… 東嶺区って山向こうで ウチからじゃちょっと遠いから…
 お父さんが車で迎えに行くって 昨日 夕飯で言ってたけど」
ふーん.

p.43 
「…… 何だその燕尾服は」

「…変かなぁ アユが言うんで 塾長の衣装箱から 引っ張り出してみたんだけど」
「……」

「ダボダボで返ってガキ臭い 何時もの服で充分だ」
「脳なーい」
《右に同じく》
《僕も》
《俺も》動きにくそうだ.

ちぇっ「せっかくカッコ良くしてもらおうと思ったのに」ぶー
ハハ「仕方無いよ 塾長と遊矢兄ちゃんの身長じゃ」

p.44 
「…… 少し遅いな」「離れているとは言っても同じ市内
 車なら片道10分も在れば充分と思うが…」
こら フトシ 食べないでよー
うーん「もしかして 道に迷ってるのかな?」 「或いは誘拐犯に間違われてたりして!」 ハハ まっさかー  ※半分ぐらい そうだった 「水車って名前で思い出したけどよ あのガキ『アクア・サーキット』ん処の娘だろ」 「…… アクア・サーキット?」 p.45  「パパに誘致させたベンチャー企業だ」ふふん. 「東嶺区に今 ライディング・コース作ってる」 「……」 「成程… そう言えば 新設したRデュエル部門の下請け会社が そんな名前だったな」何ヶ月か前に. 沢渡議員の紹介で. 「そーそー♪」 「アンタ何 注意しないで 盗み聞きしてんのよ」 「…… SINGOとケンは少々 プレイヤーを取り締まりし過ぎている傾向が在る 少しぐらいサボってくれた方が有難い」 何ソレ 甘々! へっへー♪「んじゃ俺 まだ時間 在るんで 遊んできまーす♪」 「…嗚呼」 「あっ…」 p.46  「もう…」全くっ 「…… ヒメ 君はイイのか?」 「私はもう 当番しごとです! …… 別に 練習試合みたいなモンでしょう 私が居ないぐらいで 遊矢が負けるとは 思ってません!」 そうか. 《全く気にならない訳ではないが… しかし確かに 遊矢が負けるとは思わない》 《そうね ユートも一緒だし》 《…一応はユーゴの奴も居るしね》 p.47  「そうですかー 途中で見たRコース お宅の旦那さんが作ってるんですかー」 「…ええ」 「なんか… 人が少ない」街なのに. 「! そう言えば そうね」平日の放課後なのに p.48  「それじゃあ先に行ってて下さい」俺 車 直してくるんで. 「其処 上に上がってスグです」 「うん」 「ええ」 「小さい処… 迷わないでは済むでしょうけどねぇ この部屋かしら?」 ======================================== p.5  スクール・ステージ・フロアの独立:…デュエル記録は元々(現実・LDG合わせて)レオ・Co側の担当。  フロア内部で使っているカードとCGデータもレオ・Coのコンピューター側に保存されてるんだけど、  レイジがLDGを管理するのに使っているパソコンからは、レイジ自身が作った分のフロアのデータしか見れない。  (社長権限でヤロウと思えば出来ルんだろうけど、基本はプロテクトを掛けている、ってトコ)  どの道 後で出てくるけど、レイジが(LDGの様子を見る為に)使っているソフトは  ユーザー登録データを元にエリア各地のDAをカウントしたり、視覚的にはそのDAを点で表すだけのタイプなので、  スクール外フロアでも ユート達の事は分からなかった、と言ウのが現実。  (スクールを出入りするDAの数は分かるので、普通はソレで問題なし) p.6  3名でも p.12  …実際にはユーゴもサボリ好きそうな印象だし、遊矢も障害が在ると燃える時が在ったり、  『仕事』としての(エンタメ)デュエルは(彼基準で)真面目にやる。    つまりユート以外は 時と場合に拠るッて事で。 p.15  別に、かも知れない p.19  ――で、(修正前の)実際の『遊星粒子』の作中初出が此処。(#005 p.31b、#030コメント 参照)  モクバ側の時代で、彼らがアカデミアから戻って 今日までの間に正式発表された、ッて事にしちゃってイイのかな p.20  ソイツの性質に、でも p.23  確認するに、アニメ遊矢の対零児戦は中断、負け、勝ちの順。  一応ソレから対戦シてない設定だから、ツマリ1敗戦って事ですね★  (数か月あったし 対戦して勝った事にシても良さそうだけど、軽々しくソウしていいキャラでもない→社長) p.33  …公式遊戯王には無さそうな設定だけれど。  まぁ 遊B内の設定って事で→有料でのデュエルシステム使用  遊勝塾のトレーニングルーム:正式名称 知らない。デュエルコートでも★ p.40  …メイの家だけでなく、一帯が新設の住宅街、って事にシてイイと思う。 p.44  何ヶ月か前じゃ#008と矛盾する★ p.47  ……、つまりコの辺が中央区。  …公式や後で出て来る設定と、合わなくなるようだったら修正★





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