とっぷ壊殻の海ノ物語遊戯王BrowsingU


前へ


#052.卒業式の出会い/土曜日、合同試験1日目

p.1 【2018.3.21.Wed.】
 TOY
「うわーい! 念願のDディスクだー!」しかも最新型!
お買い上げ どうもー

うふふ友張ともはるにDディスクを買うなんて 榊さんのデュエルで食わず嫌いが直ったのかしらねぇいや…「別にそういう訳では」だが何故か 抵抗感は薄れたな


うふふ「ちゃんとお洒落させると可愛い イイわねー 女の子は」
「……」

「以前にもこんな事をしたような気がするのだけど これは『レイ』の記憶かしら?」

p.2 
「……」

《日美香も未来の世界に居た 仮説だが一つの世界の住民は 零王わたし同様 記憶を失い 過去での生活に溶け込んでいったのだと思う

 レイは日美香ソックリでなー 日美香の子供の頃は知らんが
 レイは大きくなったら 日美香みたいな美人になってたと思うぞ》 ←妻のヒス期を知らない夫
《……》

《「ズァーク」の「悪」のこころはもう 殆ど消えかけてた 遊矢の中に戻るだけなら 特に害は無かったと思う》

《…ただ何処に行ったのかは分からない 遊矢の話では 彼の中には ズァークは戻っていないと言う事だが》

p.3 
うーん「良く寝た 気持ちのイイ朝だぜ!」

「兄貴 水臭いですよー 舞網市に来てるんなら言ってくれればイイのに」
いやー「デュエル協会の仕事に巻き込まれると思って」

なーに「面倒がってるのよ全く 榊さんどころか息子の遊矢君まで 試験官 買って出たんだから 零児君と言い 見習いなさいよね!」
「全くだ」

「…… 榊さんや遊矢まで来るのか だったら面白いのかなァ ソレ」行ってみようかね?
「面白がるな」
「テストですってば」

p.4 
「黒咲さーん!」

「…武田 暫く俺に近付くなと言った筈だ 今の俺は狙われている」
「平気っスよ 他処から来たデュエルギャングなんて」それを言ったら狙わせてるんでしょ

「ところで知ってましたか どっかの街のデュエル試験
 なんか一等賞になったら即 プロデュエリスト入りらしいですよー」 ←噂なので話が単純化している
「羨ましいですよねー」
「…… そうだな」

p.5 
えー「そういう訳で本日が卒業式ですが FEに参加する人は日曜日また この教室に来る事になります」分かりましたか?
はーい

 舞網第二中学校 第x回卒業式

はい「在校生の皆さん 並んで― 卒業生 来ますよー?」

p.6 

p.7 

p.8 
「――やっ さよならなのに初めまして」

「えっ?」

「僕だよ COOL 同じ学校だったの 知らなかっただろう 今日までだけどね」
「…あ… 嗚呼」

「今日明日と 君とはスケジュールが合わないようだから 今度会うのは明後日あさっての合同試験って事になる
 その時は お手柔らかに頼むよ 榊試験官」
あっ…「はい 頑張ります」
「アンタが頑張ってどうするの」


「そっかー COOL 年上で 同じ学校だったんだ」
「西小蔵さんも今日 卒業式なのよね 何処に進学するのかしら?」
さー

p.9 
 03:27

「――それじゃ ズァークの件は一旦 保留って事でイイんですかね?」
「――嗚呼」

「なんでアンタが 話まとめてんのよ 今当番じゃないでしょ なんで居るの?」
「お前らなー 昨日の俺様の活躍 見てねぇのかよ」
「知らないわよ そんなモノ」何したの?

「…… 居る事自体は構わない 当番の邪魔にならないようにな」
「へーい」
うー

「フォースも今 居ないのに SINGO 残してくなんて レイジも結構 無責任だよなー」ブツブツ
ふむ

「言ってくれるじゃねぇか 万年駄目隊員」
1年もやってない!
「そもそもズァークの件は お前の管轄なんだぞ」

p.10 
えっと…「いったい俺にどうしろと?」
「『ズァーク』が復活して世界を滅ぼさないように何とかしろ 以上!」
アバウト過ぎる!!

「ハイハイ いーから作業始めるわよ ユーヤは今日は ウェストタウンの方ね」

「…はぁ ズァークが消えたとか 俺の夢に入ろうとしたとか 全く大変な事になってるんだなーぁ」
 零羅も元の年齢としに戻ったとか

p.11 
《…… ユーリが 遊矢の中から出て行こうとした時に… 見覚えの在る光を見た
 レイの力がユーリの暴走を止めたと見て 考えてイイだろう》
「そっか! 柚子に感謝しなくちゃな」

《遊矢の中から出て行こうとしただって? 何でだ?》
《…… さーぁ? 夢の中の事でしょ 覚えてなーい♪》
《……》

《…俺の記憶も曖昧だが ヒメ達の話ではズァークを追って大穴の中に入った時に
 ユーリ お前らしい人物とスターヴ・ヴェノム… のどちらからしいドラゴンを見たそうじゃないか 本当に覚えてないのか》

「一瞬 遊矢かと 思ったけど 違ったわ」

「情報から見て ユーリに間違いないだろう」

《知らないって〜 スターヴが2体居たとか 何それ》
「……」

p.12 
「レイジ達も言ってたけど… ユーリの『墓地』とDフィールドの間 『集合夢』の世界と俺個人の夢の世界…
 その狭間でズァークが行方知れずになった…って事になるんだよな」

《肉体が無いんじゃ 今度こそ本当に消滅しちゃったのかも知れないねぇ レイの力が働いたって言うなら尚更》
「レイは其処までするような」
まぁ《イイからイイから♪》
《……》


「――夜分に集まって頂き有難うございます これよりLDS主催デュエルクラス試験イベント企画
 『FLYING EXAMINATION』の試験官説明会を始めたいと思います」

p.13 
「お姉ちゃん 『デュエルモンスターズ協会』って?」
「――嗚呼

 公式にDMデュエルモンスターズをサポートしている人達と それに認められたプロデュエリストの集まりの事よ
 カードやDディスクを作って売ってる会社の人達とか」
「ふーん」ふんふん

「当然 レオ・Coの赤馬社長さん達も会員さん デュエリストのクラス試験とかやってる人達なんだけど
 舞網市じゃそういう訳で レオ・Coが殆ど 代行してるのよね」LDSを中心として

「本部がDMの本場 アメリカで… 協会長はDMを作った…」えーと
「ペガサス氏?」
嗚呼「それ その人!」

p.14 
「その人の会社がそのまま デュエル協会の拠点になってて 日本支部も在るらしいんだけど…
 大手関連会社の方が有名だし 今言った代行もやってるから あんまり話は聞かないわねーぇ…」
「……」

「一応その支部長さんが ペガサス氏の会社の日本支社長さん」
「…… インダストリアル・イリュージョン社だよ お姉ちゃん」
「その会社から来たって言う人だから外国人の人だったかしら? …やっぱり名前も顔も知らないわね」記憶にないわー
「…………」

「取り敢えず 舞網市での試作札プロトカードが全国販売される時は その社長さんが決定して本社仲介してるって事だけ覚えてればイイ人よ
 今『覇王龍ズァーク』やその他のカードが大量生産されて出回っているのは 一応その人の お陰って事ね」

ふーん

p.15 
「みんなァ! 早くプロに成りたいか!?」
オーー


「キョキョキョキョキョキョ 史上初の小学生プロデュエリストに成るのはこの僕!
 羽蛾製糸紙工業の御曹司様だーー!!」キョキョキョキョキョキョキョキョ


「…… プロに成れるという話が一人歩きしているようですね 市外からの参加者が紛れ込んでいるようですが」
「…… 申し込み自体は市内に来てやっているようですし プロに成れる実力が在るかどうかはテストさせれば分かる事ですわ」

p.16 
「――ん? お前 合同試験 行くんじゃないのか」
嗚呼「俺は午後と明日だから」授業の方は普通に受ける


「…本日の試験会場は舞網市内の各小学校 中学生以上の者はレオ・デュエル・スクールにて」


休みだってー
でもテスト受けてたらプロになれるかも知れないんだろ?
うーん
イイな―

p.17 
「…… 筆記試験の方はあと5分か」
《確かマークシート方式だったね》
《結果が出るのは1時間後とか》


「…はい テスト終了 筆記具を置いて下さい」
ふー
用紙回収しまーす

「…ふっ やっぱ筆記試験の監視役なんてつまんなかったぜ」
「文句言わないの!」まだ仕事あるわよ

p.18 
はい「実技試験は一つのAフィールドで 複数の組が同時に対戦します
 必須ポイント2点と通常ポイント3点 合わせて5点のポイントを先に取った方が勝ちです
 デュエルが終わったら速やかに次の組と交代して下さい」

p.19 
「うおおーーっ!!

 シビレ…過ぎたぜ」
はい「攻撃が通ったので1点 5ポイント獲得でくんの勝ち―」

「勝ったよー!」
僕もだけど「筆記の成績が…」心許ないんだ
私もだよー
えっ


「Aモンスター ファイナルサイコオーガをアドバンス召喚」

はい「必須ポイント2点目獲得 通常ポイントを3点取っているので勝ちです」

p.20 
「何だ 車椅子だーぁ? 年上だからって遠慮はしてあげないよ お姉ちゃん」キョキョキョ〜だ

あの男の子 小学生じゃ…
まぁ 例外

 【3.22.Fri.】
「――それでは 14組目 Aデュエル スタート!」

「朽ち掛け崩壊したピラミッド しかしその何処かには まだ『王家の財宝』が眠っているという噂が!」 ←設定
「手に入れるだけでボーナス2点だ!」

「財宝!?」
へー

「よーし僕が手に入れちゃうっ 車椅子なんかじゃ 階段 無理だし 楽勝だよねー」キョーッキョッキョッキョ

p.21 
「負けません 私はコッチから行きます!」

「…むっ 流石に平行移動は速いのか」

千早「小さい頃から車椅子だったからねー
 あれで腕力は結構あるのよ」ふふ
「最新の電動車椅子だからねー」レンタルだけど
「自転車ぐらいの速さは在るのよ」ふふ
「――じゃあ デュエルしてやるか 僕の先攻 電子光虫デジタル・バグLEDレディバグを通常召喚」 Lv3 攻 500 はい「モンスターの召喚に成功 通常ポイント1点加算」 「よっしゃ!  カードを3枚伏せてターンエンド」 p.22  「私のターン ドロー!」 《…前方にAカード あれを取ったら一旦 止まるか》 「えいっ!  えっ!? 流砂!?」  底なし流砂 「…ふむ 必須ポイント1点獲得」魔法または罠の使用 p.23  うっひゃ「えげつねぇトラップだな」 キョキョキョキョキョ 「アッチに向かわなくって良かったーぁ」 「ラクダさんっ…  ……」たじっ 「千早っ 貴方のターンの最中よ!!」 「――そうでした」 えっと「このトラップの効果は…」ふむふむ つきそい? ついて移動するのはイイけど コースには入らないように あっ はい p.24  えっとー ブツブツ ふん…「今頃 手札を読んでるとか トロイ奴 その間に僕ちゃんはAカード ゲットー♪  うぎゃあああ!?  ――って驚かすんじゃない お前は今から僕ちゃんのしもべなんだからな!」 「…… この子ですね」 うん 「モンスターを1体伏せます カードもセットして ターンエンド!」 よいしょっと キョヒョヒョヒョ「セットじゃあポイントは付かなかったみたいだねーぇ 僕のターン! ドロー! チッ アースクエイクか p.25  ボソッ「スネークポットよりはコッチの方が攻撃力パワーが上か… 傀儡虫を通常召喚!」 Lv3 攻守 1000 うん「通常ポイント1点加算」2点目だね 「……」 「バトルだ 傀儡虫で相手プレイヤーの伏せリバースモンスターに攻撃!!」キョキョ お待たせ♪ ←ちょっと遠かった p.26  「…… 『ゴーストリックの人形ひとがた』さん 返り討ちにしちゃって下さい!」  守 1200 「――いてっ!」 LP →3800 ふ ふんだ「これくらい… …… ターンエンド!」 えっとぉ「『ゴーストリックの人形』さんの効果  リバースしたターンのエンドフェイズに表側表示のモンスターを全部 裏守備表示にします  …そして この効果で伏せたモンスターの数以下のレベルの『ゴーストリック』をデッキから裏守備表示でセット」レベル3以下ですね. 「…なお 『底なし流砂』は此処で表側表示のモンスターを1体破壊するんですが 全部 裏型になっちゃってので無しです」 p.27  うん「カードの効果を使用したから 小森江にも通常ポイント1点加算と 2点同士同点だね」 チッ 「私のターン ドローです!!」 「――ふん お前が考えてる間に僕はAカードを あ  コラ!! ソレ 僕が先に見付けたんだぞ」 「うっせぇなぁチビ」「フィールド共通なんだから仕方ねぇだろ」グズグズしてる方が悪い うん「このまま行けそうですね 2体のゴーストリックを反転召喚!!」  雪女 Lv2 攻 1000 人形 Lv2 攻 300 p.28  「『人形』さんと『雪女』さん レベル2のモンスター2体でオーバーレイ!  ランク2 ゴーストリック・サキュバスさん」 エクシーズ召喚!! 攻 1400 お エクシーズやった …何処の生徒だ? はい「レベル5以上もしくはランク1以上の召喚に成功 必須ポイント2点と通常ポイント3点で小森江の勝ち」 「何ィ」 わーい はっ「早過ぎる せめてバトルフェイズを」そうすればトラップでポイントが! うーん「後がつかえてるから 君 早く降りてくれるかな まだまだ今日は何百組も在るんだよ」このAフィールドだけでねぇ ぶーっ はい 次の組― p.29   舞網第二中学前 おい「榊遊矢 例のテストの情報 ちょっとでもイイから教えろよ」昨日 説明会 行ってきたんだろ? 「……」 あー「その為だけに一緒のバスに乗ったのかよ」  やだやだ 「イイじゃねーか どの道 途中まで コッチなんだよ」俺の家は 「……」 《…… 黙ってたらまた髪の毛引っ張られるんじゃない?》 《どうせバスが停まるまでは暇だ》《話せる範囲で話してやれ》 「ん… そうだな 知ってる事も在るだろうけど  一般の昇格試験とLDSの進級・卒業試験を兼ねていて 一般の方よりLDSの方が取らなきゃいけない点数が高いんだ  筆記試験が 一般80点で LDS 90点以上 実技がえーっと 一般は必須の2点のみで LDSはデュエルに勝つ事」つまり合計5点の獲得 p.30  「応 マジで知ってる内容だな 俺が知りたいのは問題の中身♪」 う…「筆記は本当に知らないって 実技は確か 試験官の作ったAステージを 1度に何組ずつかで 交代しながら使うって…」 「噂をすれば何とやら 今チラッと見えたの三小のトコじゃないっスかね うちの弟が通ってるトコ」 へー 「小学生でプロに成れるかも知れないだなんて 超タナボタですけど もしかしたら… って思ってる親は多いらしくて」ウチの親もそうでー 「都市部・郊外 合わせて数万人の受験生が出てるって話です 中学生はもうちょっと現実見てるらしいですけどね」年数も半分だし 「この間 榊遊勝とデュエルした ベルエンジュ明日香   あの人の正体も 今回の件で舞網市に来た デュエル教育委員会の人だったらしいっスね」デュエル協会の中の一つで 「デュエル教育の名門で知られる何とかって学校の出身なんでしょ? 遊城十代も確か そうとか…」 p.31 【3.24.Sat.】 「……」それって「デュエルアカデミア…」ボソッ 嗚呼「あのナイトデュエルは面白かったよなー スカイマジシャンが遊城十代や そのモンスターと対決したりしてよ」 はい 「…!!」 「親が負けたデュエルの話なんて聞きたくねぇよな 榊遊矢 別の話題 話すか」 そっ「そんな事は」 ←物凄く聞きたい. 《押さえろ遊矢》これは罠だ! 《つくづく交渉スキルの高い人だね》 《全く》 「遊矢またLDSの方に行ったけど 一人で大丈夫かしら…」 ←着けばフォローしてくれる人が居る事は知っている 「…Aステージは 約1時間ごとに入れ替える Aフィールドは内外の移動が出来ないから  試験官と受験者達は その時いっせいに移動する」そして順番が来るまで待つ. p.32  「必須ポイントが 今日のは2点 明日は4点 デッキに無くても Aカードで取れるようになっているから  逆に言えば Aカードを狙えば 早く必須ポイントが溜まるって事になるかな」理屈では 「あと受験生のやる気を出せる為にボーナスカードの事 教えられるけど  大した点数じゃないから やっきになって取りに行く必要は無いと思う 見付けたらラッキー! …って言う程度の物だよ」 「ふーん」 《遊矢なら率先して取りに行きそうだけどね》 放っいて. 「――それで 父さんのデュエルの話…」 「バス停まった」 「俺ら此処で降りなきゃだわ」 「またな 榊遊矢」 えー 「そんなぁ…」 《だから 先に言っただろう》 《情けねぇ》 《無視してればイイのにあんな奴ら》  言ってる事が違う 「だって… 無視されて 話 盛り上がられるのも 辛い」落ち着かない 《……》 p.33  うーん《本質的には 注目を浴びたい 目立ちたがりなんだな》遊矢は 《人の話を聞くより 自分が喋っている方が好きと言うか》 《…かもね》でも 相手は 選びなよ. 「十代 差し入れっ♪ 僕の愛情弁当」  きゃっ早乙女レイ… 来るなら来るで最初っから居ろよ 午前中サボっていないでよー」 だって「十代がマジメに来るなんて 思ってなかったんだもん」 「Aステージを交代します 受験者の方は係員の誘導に従って下さい」 「…後ろ時間の方は昼食を LDSの内部食堂も解放してます」御利用下さーい p.34 【3.26.Mon.】  LDS LEO 『お昼のニュース! 今日は此処 舞網市に来ています  ただいまレオ・デュエル・スクール及び市内の全小学校にて Aデュエルの実技テスト 真っ最中!  会場各地に展開されているAフィールドのお陰で さながら テーマパークのような光景です!』見物客も多いですねー p.35  「…あれ  何だお前 係員の腕章なんか着けて」タブレットまで持って「受験生だろ 外せよ」 「俺も試験官です 中学生プロの榊遊矢  みんなー! 俺みたいにプロに成りたいか―!? ←何か在ったら こうやって焚き付けろと言われた. オーッ!! 「…嗚呼 お前か 近くで見ると 案外 低いな」 放っといて下さい! p.36  「麻人 頑張れーっ」 「バトルだ!」 「はい 通常ポイント 1点一人!」 ワー ワー 「次の組 行きまーす!」 ひゃー「忙しい忙しい! けどなんか 運動会みたいで 楽しい」ハハハ 「盛り上がってますね!  そう言えば… 昨日の地震で急遽 機械を再点検する事になって
 けど間に合わなくって 3分の1くらい
 そのまま会場に運び込まれたって話
 けど間に合わなくって 3分の1くらい
 そのまま使用されてるって話
 …大丈夫なんでしょうかねーぇ」 次の組― あっ ハイ p.37  『…Aフィールド オフ』 「移動しまーす 遅れないで―」「後ろの人 交たーい」 えーっと「10分休んだら 事務局の方の手伝いに行って 3時からまた 試験官だっけ」 《嗚呼》 「…意外にそつなくこなしているようだな」 「そりゃあユートにユーリも居るし コレで俺ワタワタしてたら 何の為に3人も取り込んだんだって言うか」ハハハ 「――ん? 誰――… ですか?」 「私はラクス―― DM協会およびI&I社の日本支部長だよ」 「…嗚呼」 「赤馬零児運営委員と日美香教育委員に会いたいんだ SVの制御コンピュータールームに居るらしいが 案内してくれるかな」 あっ「はい」 p.38  《…何を安請け合いしている 俺達だってLDSの制御室に入った事は無いだろう》 ノーと言えない日本人か ジャパニーズでーす 「…まぁ ビルの上の方に在るって事は聞いてるし 途中で社内案内図くらい在るだろ」 「――はい ジュニアユース昇格テスト 合格です」 やったー! うーん「特別デュエルの参加権までは得られずか まぁ早めにクラス昇格できただけでも良しとするかな」 ねぇ「終わったんなら LDSの方に行こうよ! 遊矢お兄ちゃんがAデュエルの試験官やってるんでしょ」あと特別デュエルの会場も其処だって そーだな. p.39  えっとー「制御室へのエレベーターは…」 《…案の定 行き詰ったな》 《素直に知らないって言って謝るか?》 そう みたい… 「榊君 それにラクス・パッド日本支部長」 「あっ ……」えーと 「…… 織田オリタ? 織田じゃないか 久し振りだな」 「…… お久し振りです」 ハハ「堅っ苦しい… ネオ童実野シティにもDアカデミアにも居ないと思ったら」  そうか「レオ・デュエル・スクールの方に居たのか」 「――はい 基礎クラスで講師をしています」 あのー「零児の居る SVの制御室って分かりますか 案内頼まれたんですけど…」分からなくって 「――嗚呼  此方のボタンだ 其処から廊下を進んで曲がって―― いったん半階分の階段を下りて…」 p.40  「…… 初めて行くには難しいかな? 私も理事長に用が在る 一緒にAフィールドを見ている筈だ 行きましょう」 「――嗚呼」 「…あれ? 俺は別に乗らなくてもイイような」にゃっ? いやー「懐かしいなー 直接会うのは10年振りだったかな?」 「…… だいたい13年前だ」 そうかー 「君のクラブに居た生徒達は元気かい? 何人かはデュエル協会に入ってくれたようだけど」 「…… 年賀状をくれる者はくれる 何かにつけて 祝い事の祝儀を 送ってくれる者達も居る」 「織田― 年取ったからって 落ち着き過ぎなんじゃない? 昔はもっと若々しかったのに―」ハハハ p.41  「…… 気のせいか? 君はまるで変っていないように見えるのだが」 ハハ「それは 相変わらず って意味かい? そうだなぁ DM協会の日本支部長になったからと言って  それで大きく人間を変えたツモリは無いよ」 「…… 記憶より… 少し喋るようになったか」 「そうかい? 前々からこんなだったと思うけどねーぇ」 「…自覚が無いのか」 「…コッチだ この先に制御コンピューター室が在る」 「だってさ 榊君 行こう」 「あっ はい」 「――遊矢 何故 君が此処に?」 ん…「なんか成り行きで」 「久し振りだね 零児運営委員 元気そうで何よりだ」 p.42  「…… 御無沙汰してます 日本支部長」 あら「お久し振りですわ ラクスさん 言って下されば此方から迎えを寄越しましたのに」 ハハ「お気遣いなく ミス・日美香」 ミセスですわ 「形だけでも此処には顔を出さないと 本社の会長 サボっていると思っているので 来ただけに過ぎない  それと… 今度 発売の新カード リンクモンスターと4月からのルール改正について」 「――嗚呼」  【3.27.Tue.】 「メールでも御報告させて頂きましたが… Aデュエルでは新マスタールールとやらへの変更は在りません  Pゾーンを 魔法罠ゾーンと一つにするのはイイとして モンスターゾーンを複数に分けるのは賛成できない」 p.43  「そうですか…?」 「繰り返すようですが DフィールドとAフィールドの間に 著しい差が生じます  私はともかく 殆どのデュエリストは その状況についていく事は出来ないでしょう」 零児は出来ると言い切るんだな 当然 「上級者向けの特別ステージ内のような制限ルールと言うならばともかく Aデュエル全般に 新マスタールールの適用は無理です  一般プレイヤーからAデュエルへの門戸を遠ざけてしまう事になる」 「そうですか… 海馬Coのコンピューターには 既にシステム変更の為のプログラムを用意させているのですが」 「――ッ!」 p.44  「それは… DMブラウザ自体が 新マスタールールの適応下に入ると言う事ですか」 「そうですね 独自フィールドを使うレーシングデュエルとQデュエル以外は」基本的には 「危険だ! AデュエルもそうだがRデュエルでプレイヤーの注意が分散されてしまう  ながら運転≠推奨する訳にはいかない!!」 おや…「Rデュエルがながら運転≠ナはないとでも」 「RデュエルはDホイーラーがプレイに集中できるようにそれなりの体制を取っている  F1レースの車に普通自動車用のカーナビゲーションが付いていないのと同じです」 p.45  ええ「Rデュエルはオートシステムでドライビングテクニックが無い者でもプレイする事が出来る  それと同じで システムに処理を任せていれば問題ないのでは?」 「…… 揚げ足取りもいい処ですね」  お互い. 「コンピューターを信用できないと言う訳ではありませんが… 『DM』の全てにあの新ルールを強制すると言うのは出来兼ねます  Dフィールド上での戦略を重視すると言うなら それに特化した形式のみで行うべきだ でなければ『DM』自体が崩れる」 「そうですか 織田 君は どう思う?」 「…話が良く見えないが 特定のデュエル形式に合わないルールを強制するのは確かに良くない事だと思うな」 「…そうか」 p.46  「Aデュエルには事故も多い Rデュエルも私が見た事が無いと言うだけで その発生率は恐らく0ではないだろう」 「まぁ…」 「DMブラウザは疑似現実の仮想空間 だからと言って痛みを感じない訳ではない…  そもプレイヤーに危害を与えない事は開発コンセプトの一つとして重要視されていた事なのでは? それを覆すような真似は…」 「――そうですね ではひとまず プロバイダに選択権が在るように上に進言させて頂きましょう  エリアフィールド内では そのプロバイダが選んだルールが適応されるシステム ――これでどうでしょう?」 p.47  「…… 新マスタールールの強制よりはイイのでしょうね 分かりました 妥協させて頂きましょう」 「後は―― 肝心の新ルールブックやモンスター達を入れた構築済ストラクチャーデッキの販売ですね  ま 予定通り出荷できるようですから 其方は特に問題無いかと」 「…… そうですか」 「それじゃあ後は スグに移動する予定が無いから 暫く此処で この大会のデュエルの様子を 見物していてもイイかな?  どうやら 全Dステージの様子を管理しているようだし」 p.48  「構いませんが …… 作業員オペレーター達の邪魔にはならないようお願いします」 「――嗚呼」 「おじさんアレ分かるの…?」 嗚呼「DMBのシステムを利用して フロアシステムで複数の組の対戦を同時に可能にしているんだな  この形式だと他のDフィールドにカードの効果は及ばない 下階層のステージやAデッキは共通だが  上階層のフロアに居るプレイヤーの行動は別なんだ」 p.49  「…… そのシステム自体には 彼はもう 慣れ親しんでいますよ ただこの画面がAステージ…  フロアとDフィールドを表すものだと分からないだけです」 「――そうか」 「私も最初はサッパリだったが… 言われれば確かに分かってきたかな  魔法マジック トラップ 通常ノーマル 効果エフェクト 儀式セレモニー 融合フュージョン シンクロ エクシーズ ペンデュラム…」 《――嗚呼 大文字イニシャルでカードを表してるんだねぇ》 ふむ《確かに分かってきたな カードの入れ替わりだけ表しているようだが》 p.50  「そうか… 大勢の受験生たちが同時にデュエルしてるんだもんな」普通にDフィールド表示するんじゃ足りないか 「けど見ただけで分かるなんて 流石はDM協会の日本支部長?」 「ハハハ  DMブラウザは私がシステムを担当したからね… 『フロア』は有志による増強だが  VRヴァーチャル空間や各オブジェクトの設定プログラムを再製作したんだ」新バージョンに書き換えたって言うか― 「ま 殆どは海馬Coに在ったSVデータの手直しだったが  それでもその辺の功績を含めて ペガサス会長にDM協会の日本支部を任されている …そんな順番かな?」 成程! p.51  「…… 各種カードのデータ設定はI&I社からの派遣社員が最新化したと聞いていましたが… それが貴方だったのですか」 「――嗚呼」 「灯台もと暗し―― それとも 類は友を呼ぶ かしらねぇ この時期にDMブラウザの開発関係者が来て下さるなんて」 「ハハハ」 「零児… あの俺 そろそろ行かないと 事務局の方 手伝う予定になってるんだ」 「……」 p.52  「…私の補佐という形で此処に居ろ 君を今この部屋から出すのは難しい気がする」 「そうか」 《…それに母様はともかく 織田プロとラクス・パッドI&I社員 流石の私も一人で相手を出来る気がしない》 「君もDMブラウザをプレイしてくれているんだね… 嬉しいな」 あっ「はい」 「織田はどうだい 童実野町のエリアでは最高のデュエリストアバターだったけど」 「昔の話だ… 私一人で使用していた訳ではないし たまたまランキングも上位になっていったに過ぎない」 「そうか」ハハハ 「……」 ======================================== p.2  それぞれの次元での生活、でも p.4  『ZEXAL』はアンマリ知らないし、此処ではARC-V・X次元のキャラって事で。  それを言ったら『GX』も半端にしか知らないし、『DM』『VRAINS』も記憶がアヤフヤですが p.6〜  約束のメロディ:素で卒業式の合唱に使えルかと。  ただ此処では、ソノ歌詞までデータ化する必要性は無イので省キます。 p.13  見直すに「舞網市デュエル協会」とユーのも在ったので、コの辺は多少ぼかしとく★ p.19  ……確か、FE参加者の合否はトランプで決めた筈 p.21  最先端技術を誇る大企業が在る都市なら、医療関係もソレナリかなと思って修正案★ p.23、31  ……と、いう事は保護者もAフィールドに入れるッて事か。(今回は) p.27〜  「さん」を「君」に変更シてるみたいだけど、どうしてソウ判断したのかは覚えてない★ p.29  イコール、一般受験者はデュエルに負けても規定ポイントが取れていればOK。 p.36  見直すに、Aフィールドの発生装置は市内中に在ったので。(アニメ42話) p.37〜  正しくは デュエル管制室。  けど、社外の人間は そんな事は知らないから。  (織田は知っていても、自分の言いたくない言葉は使わない、って言うかー) p.47〜  …絵では明記してないけど、パッと見 文字だけが次々と入れ替わっているダケの画面。 p.52  ……、実際の零児はもっとメンタル強いかもだけど。  書き手的には遊矢が居る方が書き易かったッて言うか、  この辺で出せるだけの情報は出しておかないと、総合的なストーリーが進行しない?  って言うか  …公式や後で出て来る設定と、合わなくなるようだったら修正★





[PR]動画