とっぷ壊殻の海ノ物語遊戯王BrowsingU


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#039.沢渡団 遊勝塾へ/水曜日、ナイトデュエル

p.1 
 父さんが失踪したのは小5の時
 翌日から暫く 俺はクラスで一人ぼっちになっていた
 柚子は隣のクラスだった

「アイツの親父 デュエルすっぽかしたんだって」それもチャンピオン決定戦
「観客も対戦者も待ちぼうけ」
「金返せって感じだよなー」

 「デュエルから逃げた臆病者の息子」
 そんなレッテルを貼られたけど…
 それ以外に理由が在ると思わなかった

《お前	 父ちゃん大好きっ子だからなー デュエルに勝った時はそりゃあハシャいでたんだって事は俺でも想像に難くないぜ》
「うーん 言われればそんなんだった気も」

p.2 
《親が有名だと 周囲には特別視されるからねーぇ すり寄ってくる奴が居たり 逆に距離を取られたり
 子供ながらに社会の闇を見せられるものだよ》うんうん

《何でそんな事知ってんだ って言うかお前の両親どんな奴だ》俺は孤児だったから居ない
《…… いちおう音楽家だったかな 事故で死んだし顔も覚えちゃいないんだけど

 …… 仕事だ人付き合いのパーティだとかで全然家に居なくって
 子供ぼくには遊び道具のカードだけ与えていればイイって考えてるような連中で…》世話は召使いに任せっきりで
《――嗚呼 そういう環境がお前のヒネた性格の土台になっていったんだな》納得
《するなよ》

p.3 
「…… ついでだけど ユートのお父さんとお母さんはどんな人だった」
《…分からない 施設で育った覚えは無いから居たと思う… が》

《記憶無いんだ》《まぁ居たとしてももう会えない訳だから 下手に覚えてない方がイイだろ》
《……》

「遊矢 放課後になったがどうする…」沢渡たちの事
「そうだな まずは柚子に言わなくっちゃな」

柚子ー

p.4 
「こんにちはー 榊君のお誘いで来ましたー」

 You Show DuEL SchooL

「何フルメンバーで来てんだよ!!?」 しかも何で俺が誘った事になってんだ
まぁ「固い事言うなって」
あっお茶菓子どうぞー
ふむ

「西小蔵さんまで… 今日は3時半から当番だったんじゃ」
うん「沢渡君の頼みで入れ換えた 本当はデュエル障害が治ったかどうか
 病院に検査しに行く予定だったんだけれど」明日にした

p.5 
「ん? 直しに行ったのはDディスクじゃなかったのか?」
「…まぁ色々在りまして 柊さんと権現坂君も スケジュール変更しておきますか?」

「俺はいい 柚子だけ念の為に変更してもらえ」
「そうね」お願いします
はい

嗚呼「彼か 例のDディスクを修理しに 遊矢と一緒にDアカデミアへ行ったのは」
「嗚呼」
「聞いてはいたけどDAデュエリストアバターとはずいぶん感じが違うんだな」

p.6 
「そういう貴方 その声は 何時ぞやヒメさんの姿で僕の手握ってきた方ですね…」
嗚呼「遊勝塾に入らないか?」
遠慮します…

「遊勝さん カードにサインしてもらってイイですか?」
「嗚呼 修造 ペン」
はい

へぇ「カラーペン使うんですか」油性マジック7色も
嗚呼「カードによって読み易い色が違うからね それじゃ一人ずつ順番に 名前も教えてくれるかな」
はーい

p.7 
んー「サインにしちゃちっこいな」
嗚呼「枠から出ると機械で使えなくなっちゃう場合あるから」 あと「モンスターの顔とか潰されるの嫌だろ」

「成程… そういう細やかな処も人気の秘密って言う訳か 俺様がプロに成った時の参考になるぜ」

「…… 別の意味で色々気になる処ではあるが ひとまず危害を振り撒く気配は無いな 俺はこの辺で帰るぞ遊矢」
「嗚呼」

それでは先に失礼する
嗚呼

「柊さん リリーさんと5時半からの分 交代です」
「――ええはい」

p.8 
「――良し 権現坂の野郎は行ったな」
「はっ やっぱり何か企んで来たのか!?」
「フフフ

 遊勝さん! 『FLYING EXAMINATION』でデュエルの試験官やるそうですね 何か最新情報在りますか!?」
やはりソレを訊くか!
まぁ気にはなる…

うーん「私はまだLDGで発表されて内容ぐらいしか知らないなぁ お昼以降に更新されてなければだが」
そーですか…

嗚呼「受験人数が多いから 土曜日は小学校が休みになるって 遊矢が昨日聞いてきたんだったか」
「あ まぁ」

p.9 
「そういやLDSに居たって言ってたな」昨日も 「いったい何の用だったんだ?」
嗚呼「俺もデュエルの試験官やらせてくれないかって頼んどいた 分からないけど予定土日は空けておいてくれって言われた」
そうか.

「後は零児も現場に来るかもって事ぐらい FEについて聞いてきたのはその後だよ」
「ふーん その辺は『情報』の内じゃねぇや」元々と言うか全然だろ

「小学校を休みにか 相当な人数が受けるって事だな」
「…… 其処を試験会場にするんじゃないかな 会場の手配が一番安く簡単に済む」
嗚呼

p.10 
「他に訊きたい事とか在るかな 例えばデュエルに勝つ為のコツとか」
えっ「そんなの訊いちゃってイイんですか!?」是非

フフ「具体的な話じゃないけれど やっぱり楽しんでデュエルする事かな 余裕を持って視野を広げて心を広く

 正直相手を困らせて その戦略を崩して どれだけ自分のペースに持っていけるかが勝負を決める鍵だからね
 相手より優位に立つ為に 気持ちは常にポジティブに保つ」

p.11 
「また相手の方がそういう戦術を仕掛けてきた時 それをかわし 切り返す為にも精神の余裕は必要だ
 困る事そのものすら楽しんで 何とかしようって考え 行動し続けていれば 何とかなる

 仮に駄目でも其処でクヨクヨしてないで 何度でも新しいチャンスを探し掴もうとする気分が大事 宝探しを楽しむようにね」
ふーん

「さっすがエンタメデュエルの第一人者! 楽しんで余裕を持つ事がコツかー」
「沢渡さんなら簡単ッスよ!」「図太いし 何時でも 唯我独尊」
それはほめてるのか?

p.12 
「デュエルを楽しむ 先輩らしいアドバイスですね」
「まぁな」

タクシーで行き帰りするかアイツらは
「実際には困ったフリ 余裕の在るフリをして デュエルを盛り上げなければならない
 その意味では遊矢の話すズァークの気持ち 私にもよく分かる気がする」

「ホント? 父さん…」
「独占トップとはいかなくとも 私の立場はかつての彼ととても近い処に在る

 だから何となく分かるんだ ズァークの受けていたプレッシャー 言葉にしきれない沢山の気持ち… 感情がね」感覚的に

p.13 
「……」

「それと… 零王の話した破壊衝動にまみれたズァーク 彼のように過激で暴力的なデュエルを繰り返していた人物を
 私は一人知っている」

「…… 誰?」
「……

 私だよ デュエルモンスターズを始めた頃 お前や柚子たちとそう変わらないぐらいだった頃の私が
 丁度そんな酷いデュエルスタイルを取っていた」

p.14 
「……」

「モンスターを相手プレイヤーに突進させてぶつけたり 頭から噛み付かせたりして怖がらせる事がしょっちゅうだった
 当時は実体の無い立体映像ソリッドビジョンだったから 実際に怪我をさせたりする事は無かったんだが…

 それでも相当な数の対戦者達を怖がらせて 震え上がているのを面白がっている心の無い悪ガキだった
 …仕舞いには親に殴られたが」んでたっぷりと叱られたんで やめた

「もう一人心当たりが在りますよ 昔の洋子ヨーコさんのスタイルも
 相手をビビらせてボコボコになるまで叩きのめるようなデュエルでした」
 泣く子も黙るレディース総長!
「そうか」

p.15 
「割と… 似た者夫婦だったって事ね」
「遊矢にはその辺 遺伝しなくて良かったよ 二親がそうだと相殺されちゃうって事かなぁ」
かもな

いやー《ズァークの状況が可愛くなってくる話だね》
《だがしかし人々まわりに望まれての事ではなく 自らの意志で過激なデュエルをやっていた》
うーん《それはそれでズァークより怖くね?》

「…… それを止めてくれるような人たちが 父さんや母さんにはちゃんと居た 『ズァーク』の周りには居なかった」

p.16 
 ズァーク自身が唯一ただ一人の砦
 だけどその良心も蝕まれ
 流されて滅茶苦茶になっていってしまった

「…… 赤馬零王やレイみたいな人間と 違う形でもっと早く出会えていたら… そんな事にはならなかったのかな」

「そうかも知れない しかし未来むかし未来むかし 今は今 柚子はレイの生まれ変わりではあるけれど それでも赤馬レイ本人ではない」

p.17 
「…お前も既にズァークではない ズァークと赤馬レイの関係は… まだまだ出会いのキッカケに過ぎない」

「? それってどういう…」
「ふふふ

 お前にはまだまだ早いのかな? …そのうちに分かるさ お前自身が出していく答えが」

p.18 
 【1.16.Tue.】
んー…「俺の名前が在るんじゃ取引トレードには使えねぇな だったらもっと いいカードに書いサインしてもらやぁ良かったな

 ――ま 勉強料って事にしとくか」


「…ホントに遊矢アンタ 行かないのかい? あんなに父さんのデュエル 楽しみにしてたのに」折角

p.19 
「柚子や権現坂たちも行かないって言うし 試験テストが終わったら録画ビデオ見せてもらうよ チケットももう他の人にあげちゃった」
そうかい?
《実際は順番 逆だけど》
ねー

んー遊矢アンタが行かないんだったら あたしも行くのやめようかねぇ」
いや「権現坂のトコは夫婦水入らずで出掛けるって言うし たまには母さんも父さんとノンビリしてきなよ」デュエルの後に食事でも行って
んー…

じゃあ「戸締まり気を付けるんだよ オヤツとか勝手に食べ切らないように あと風呂は沸かして先に入っといて」
「はーい」
※夕食の方はさっき済ませた

「それじゃあ留守番頼んだから 行ってくるよ」
行ってらっしゃーい

p.20 
フフフ「冷蔵庫にケーキ在ったよな」
《今注意されたばっかりだろうが》
《食べちゃ駄目とは言われてないよ》
全部食べなきゃ大丈夫
オイ

《オヤツの為に居残った訳じゃないんだろうが…》
《さっさと宿題片付けるぞ》どうせデュエル中継も見たいんだろう
んー「やる気出すエネルギーを補充したい」
さんせーい
全く…

「お父さん 御飯… 何見てるの?」

p.21 
わぁぁ「デュエルのチケット! 今夜じゃないか 僕行きたーい!」
「……

 お前一人こんな時間に出掛けさせる訳にはいかん 大体実体映像技術リアルソリッドビジョンのデュエルなど…」危険だ
えー

「そう言ってDMブラウザもDディスクも買ってくれないじゃないか! 僕がどんだけ学校で惨めな思いしてると思ってんの!」

「学校ではRSVを出すのは禁止だろう…」
「それでもデュエルの話 みんなするもん 話ついて行けなくって僕だけ原始人状態だよ!?」

p.22 
「このままじゃ僕 クラスで孤立しちゃうかも― イジメられて登校拒否になって部屋の中に引き籠るかも―」
「……」

「って言うか何で1枚だけチケット買ったのさ父さん 無駄遣いしたらお母さんに叱られるよ?」
「……

 買ったんじゃない もらったんだ 縁あって… 榊遊勝の息子にな」
ふーん?

「それって招待されたって事じゃないの? 行かなきゃ礼儀知らずって事になっちゃうんじゃない?」
「それは…」
「行こうよ行こうよー!」
……

p.23 
「うふふ 休日以外で家族全員で出掛けるなんて 貴方もたまには粋な事するのねぇ」
……

「大人2枚…」
「観戦ですか? すみませんがチケットは既に完売となっております」
「え!?」
えー

「チケット一人分しか無いという事か…」
「どうするんですか貴方」

「僕一人で見に行ってもイイよー?」
「そういう訳にもいかんだろう」帰るぞ
えー

「織田さーん コッチコッチ」
「! 榊…」

p.24 
「チケットが買えないようですね 何人分足りないんですか?」
「…… 二人分だ」一人は赤ん坊でタダだから

「なら丁度良かった 知り合いに用意してた分がキャンセルになりましてね… 宜しければどうぞ」

「まぁどうもすいません榊さん 良かったわこれで全員で見れる!」
「……」

「榊… 遊勝?」チケットの人だー
嗚呼「おじさんがデュエルするんだ モンスターもいっぱい出るから楽しんで見ていってくれよ!」
「…… うん!」

「榊… 私は」
フフ「理由は知りませんけど貴方は来た

 だったらそれに恥じないデュエルを見せて差し上げますよ!」じゃ
「……」

p.25 
「来たくて来た訳じゃないんだが… 親子揃ってこういう処はズレているな」
おや「遊矢の事 知ってるんですか?」

「このチケット榊遊矢の息子にもらったんだって おばさんは榊遊勝の息子のお母さんでしょー」
「嗚呼」

「一週間ぐらい前… 友達と高校生ぐらいの連中に絡まれている処を偶然通りかかりましてね
 その友達がデュエルモンスターで実力行使に出ようとしたから 見かねて止めに入ったんですよ」

p.26 
おや「そうだったんですか あたしだったら二つや三つ年上の連中 デュエルで叩きのめしちゃいますけどねぇ」
まぁ「勇ましい」流石 榊さんの奥さん

「…… デュエルは喧嘩の道具じゃあありません その少年も本心からではなかったようですし… お前も笑ってるんじゃあない 美代」

ふふ「すいません そういう処 ウチの人と同じ考えなんですね 昔はいがみ合ってたって専らの噂だったのに」

p.27 
「あれは意見や考えが多少食い違っているだけの事を… 一部のマスコミが勝手に対立構図にして煽り立てていただけですよ
 自分たちの出す雑誌の売り上げや番組の視聴率なんかを上げる為にね」
「……」

ふふ「そのうちにデュエルさせようって魂胆が見え見えでしたけれど…
 結局の処 実現されませんでしたわね 榊さんは失踪しちゃうし」
あー

「デュエルモンスターズは対戦型のゲームですから 人が持つ攻撃性をある程度 容認するものであるという事は分かっています
 ただそれは『暴力』にまで昇華させるべきものではない あくまでも卓上競技やスポーツのようなものです」

p.28 
「『デュエル』の意味は決闘であり…
 このような観戦イベントは 古くは古代闘技場での殺し合い≠見世物にしていた事から来るのも確かです

 しかし時代は移ろった 戦う為の道具だった剣が 竹刀の剣術に変わったように…
 現代のデュエルも処刑や殺し合いを見世物にする為のものじゃあない

 にも拘わらず… デュエルをしたい周りの人間たちこそが 必要以上にデュエリスト同士を対立させ 戦わせようとする傾向に在る
 …そのような気がするのは気せいですかね」

p.29 
「……」

「みんな不満が溜まってるのよ だからデュエルを見て鬱憤晴らししたいんだわ 実際モンスターを思い通りに操って
 こんな処で思い切り動かしたり戦わせたりする事が出来るデュエリスト達は羨ましいもの」

「デュエルを見て… デュエルの出来ない不満を晴らすのか?」
「そうねぇ 他にも日々のちょっとした不満の積み重ねとか
 ストレスとかを解消したくて デュエルを見に来ると思うんだけれど」私は.
「……」

「表立ってイライラしているとは限らない それでも何かに『物足りない』って言う気持ちが
 こうやってワザワザ何処かに足を運ばせる 何かを忘れて熱中したいって言う原動力になるんだわ」

 飢えてて 不満で 不安で それから

p.30 
「そうだねぇ… あたしが昔グレててデュエル三昧だったのも 元を正せば親や教師が気に入らなくって反発して…
 そんな理由からだった」月並みだねー

嗚呼「やっぱり咲間さくまさん 何処かで見た顔だと思ってたのよね」
「う゛っ あ あたしの旧姓を知ってるって事は…」誰?

「舞網高校で貴方の担任だった皆川よ 尤も貴方は学校サボってばかりいたから覚えてないと思うけど」そのうち学年も変わったし
「そうですか… お子さん小さいんで あたしより年下かと思ってました…」
あら「お上手」

p.31 
ぶー「小さくなんかないやい もう小5だいー」
ハハ「御免」
「…… ちょっと在って結婚するのが遅くなってね この『舞網市』に居るのも我ながら矛盾した話だ」

「……」

あっ権現坂さん こんばんはー
うむ
こんばんは

p.32 
『ジャスト7時!!
 胸躍らせて心弾ませてこのデュエルスタジアムにお集まりの皆さんには大変お待たせいたしました!

 ただ今より我が舞網市が生んだAデュエルの開拓者
 榊遊勝と 挑戦者ベルエンジュ明日香とのナイトデュエルゲームを始めたいと思いまーす!!』
ワーーーー

『今回は更に新趣向! Aフィールドのみ 試験的に DMブラウザのデータを使用する特別舞台スペシャルステージです
 御覧下さい「虹彩の舞台セーヌ・ド・プリズマ」!!』

p.33 
「うわぁ… 綺麗…」
「幻想的だなぁ」

見て!「モンスターがいっぱい居る」
「Aモンスターなのかなぁ」
「ホントにDMBのデュエルみたいだ」

p.34 
 戦いの殿堂に集いしデュエリスト達が モンスターと共に地を蹴り宙を舞い フィールド内を駆け巡る

『見よ! これぞデュエルの最強進化形』

アクション… デュエル!!

p.35 
『さぁ モンスター達が何体か Aカードを手に入れた! 敵味方関係なくフィールド内を逃げ回る!
 果たしてプレイヤーは捕まえる事が出来るのか!?』

 この番組はデュエルの明日あす創造する レオ・コーポレーションの提供でお送りいたします

はい提供スポンサー表示が終わった処で』
「私のターン!」ドロー!

p.36 
「…業務・運営時間が過ぎた為 既にフィールド魔法『LDG』はエリアフィールドゾーンから外してある
 理論的には現在 『ブラウザ』内に『レオ・デュエル・グラウンド』は存在しない

 それとは別に… このエリア+ゾーンに『フロア』を使い 『虹彩の舞台』を発動して新規デュエルフィールドと
 其処から更に発生させた複数の追加フィールドが在る」参加プレイヤーのAデュエル用に

「よって現実リアルでのデュエルスタジアムにおいて操作される録画放送とは別に」 ←こっちは普通のテレビ中継
「海馬コーポレーションがランダムに行っているDMブラウザ内のデュエル録画配信…
 その対象に今回の『虹彩の舞台』におけるデュエルも追加される事になる 常時見られる訳ではないがな」適当にられるチャンネルだから

p.37 
「問題…かどうかは分からないが このデータ配信では『ブラウザ』内部の出来事…
 データ・オブジェクトとその動きだけしかコンピューターに撮影・録画・配信されない
 『現実』に居る『プレイヤー』の姿は見えない

 デュエルステージの全体像がどれだけ『撮影』されるかは分からないが… その時はモンスター達だけで
 …… 勝手にデュエルをやっているように見えるのだろうな」だから何だと言われれば謎だ

「いらっしゃい! サイバー・チュチュ 守備表示で通常召喚!」 守 800

p.38 
うわぁ「モンスターがデュエリストの処にやってきた!」
「!」
「凄いねー 呼んだら来たんだ」面白ーい

《あのモンスター達… そうか各プレイヤーのデッキのモンスター だとしたらある程度の戦略も
 互いに読み取れてしまう状態に在る》

「Aデュエル自体も通常のデュエルよりハードだが 更に難易度を上げるかアイツは」普通の客は気付かないだろうがな
「?」

p.39 【1.20.Sat.】
「カードを1枚セットして… ターンエンド!」

「私のターン ドロー!」

『さぁ 明日香選手がAカードを求めて虹の橋の上を走ります! 遊勝選手はEMスカイ・ピューピルを守備表示で召喚!
 永続魔法「魔術師の右手」を発動させて後を追う!』

 攻守 800

p.40 
「魔法カードを無効にし破壊する永続魔法でしたわね」
 
p.41 
「私のターン ドロー!」

『…軽やかに動く水晶ガラスの上 明日香選手が引いた次なるカードは!?』

p.42 
「フフ… 残念だけど秘密ですわね

 サイバー・チュチュをリリースし サイバー・プリマをアドバンス召喚!!」

 たっち
『サイバー・チュチュとプリマが華麗に交代! チュチュは中央のプリズムを離れ
 バックダンサー宜しく他のプリズムに移ります』一応ゲーム処理上では墓地に行きます

p.43 
「他のモンスター達にまぎれちゃった…」
「Aカードを持っているモンスターも居るからね 単純にフィールドから居なくなる訳にはいかないんだろう」けど中央からは離れるみたいだ

『プリマの効果でフィールドの表側魔法カードを破壊! そして中央のプリズムにて
 サイバー・プリマがEMスカイ・ピューピルに攻撃を仕掛ける!』 攻 2300

p.44 
『踊りながらの攻撃が決まった! 敗北したスカイ・ピューピルも中央の水晶の上を去り

 ステージは早くもサイバー・チュチュの一人舞台!』
ワァァァッ

おっと『プリマのバトルに気を取られている間に Aモンスター達には逃げられた! 明日香選手再び移動する模様です』

「やれやれ… 私のターンだ ドロー!」

p.45 【1.20.Sun.】
「私は永続魔法『魔術師の再演』を発動 レベル3以下の魔法使い族モンスター1体をフィールドに呼び戻す!」

p.46 
「させない! 速攻魔法『サイクロン』」

『遊勝選手 スカイ・ピューピルを復活させようとしましたが
 明日香選手が「魔術師の再演」を破壊してしまったので為らず!!』ピューピル 周りのプリズム柱の方に戻ります
p.47 
「おや厳しい 折角この子とのコンボを色々やろうと思っていたのに」
あららー
「残念だけどEMコン! 守備表示で出すだけでターンエンドだ」 守1000
『明日香選手 モンスターの集まるプリズムへ移動! 榊選手も其方に向かいます』 「虹の上を走ってる」スゴーイ 「何処まで実体なんだろうなぁアレ」 p.48  「……」 「…貴方 横向いてないで素直に見たら?」 「そうですよ 折角のデュエル観戦なのに」 「まぁどうしてもって言うのなら… 正面向いて目をつむっていればイイんじゃないですか?」 「…… その程度では『見える』んだよ 光線がまぶたをすり抜ける…と言うか何と言うか」 p.49  「正確には 脳に直接 信号が入り込んでいるらしいのだがね ヘッドセットが無いから薄ボンヤリしたものなんだが  これだけ大量の信号波が在ると目を閉じていてもAフィールドの様子が見える」 「ホントだ ボヤけているけどモンスターが見える」面白ーい♪ 「…… 電磁波が強力過ぎるんだ 一部の電子機器にも悪影響が出るのではないかと昔 指摘した事が在る  まぁ… それに耐え得る製品を何故か赤馬零王が作り出し  レオ・コーポレーションが更に大きな会社になっていくキッカケとなったと言うのが落ちと言えば落ちなんだがね」Dディスク作りの次に p.50  「ただ… レオ・コーポレーション自体はゼロ・リバースの後に出来た会社だから…  DMブラウザのAフィールドに対しては どれだけ耐性を持つ技術を持っているのか 分からない  理論的にはデータを立体映像ソリッドビジョンとして出力する… その映像も手順も全く一緒だ ただデータ量が圧倒的に違う  当然それに使われるエネルギーも」 「そんなに違うの? 僕 Aデュエルって生で見るの初めてだからよく分かんない」 「…… そうだな」 p.51  『明日香選手 ビューティー・プリマでキューティー・コンちゃんを破壊!  コンちゃん中央を離れ周囲のプリズムに戻ります!  明日香選手またもバトルの間にモンスターに逃げられた! 戻る前に遊勝選手が立ちはだかる!』 「私のターン ドロー!  EMライフ・ソードマンを召喚 カードを1枚セット!」 攻守 0 p.52  『明日香選手 助走をつけ 見事な宙返りで守備表示のライフ・ソードマンを飛び越えた!』 オーーッ 『再び中央の巨大プリズムに戻ります バレエだっけサーカスだっけと言うツッコミはナシの方向で!!』 アハハ ======================================== ★⇒オリカ一覧 p.2  一応、あくまで遊B2内の設定と言うか。  ARC本編のデュエルアカデミアでは音楽の授業なんかシないだろうと思イ直シたので、#005の辻褄合わせ。 p.7  ……、実際は不明。  単純に画像認証なんだろうと思ッてたけど、……。 p.10  心を大きく、か 心も広く。 p.26  ……、また同じ名前…(汗)  よく在りそうな名前と言えばソレマデですけど。 p.35  「あした」と呼んでも、未来でも  リードする、とかでも良さそうだな……。  でもって先攻だからドローは無しと★ p.36〜  あー、殆ど裏設定メモですねコレは。 p.37  げ、また守備間違い★  (p.39も) p.44  ピューピルが攻撃表示の場合、2300-800=1500のダメージで、遊勝は残りライフ2500★ p.46  えっと、この場合 ピューピルの復活は無効にならず★  しかも『再演』の効果Aで、次ページ以降の展開が変化。 p.50  ……、稔は(モクバ達の知り合いで)DMBについて詳しい訳だけど、  零王と海馬Coの関係とか 割と肝心な事は知らなかったリする。 p.51  コンが攻撃表示の場合、2300-600=1700のダメージで、遊勝は残りライフ800★  …公式や後で出て来る設定と、合わなくなるようだったら修正★





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