とっぷ壊殻の海ノ物語遊戯王BrowsingU


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#036.クラス昇格試験について/帰ってきた遊勝

p.1 【2018.1.3.WEd.】
「LDSに吸収!?
 どういう事なんですか屯田さん」
まーまー

いや…「向こうの方が設備もイイし規模も大きいし 講師たちの給料もイイって言うから…」
……

「ウチは負けませんよ!! 受験費用が安く済んだからって それとこれとは話が別です!!
 榊先輩の遊勝塾は誰にも渡さない!!」
おー

p.2 
「――ってな事が 俺と柚子のジュニアユース昇格試験の時に在りまして」
へー
ふーん

「そう言えば聞いた 舞網市中の弱小スクールが一つを除いて全部無くなったって」「その残ってたのが遊勝塾だったのか」
へー
知らなかった
気付かなかった

「確か… 3ヶ月後にはもう幾つも新しいデュエル塾が出来て 今の街の乱立状態が在るのよね」

p.3 
「ジュニアユースの昇格テスト… それって私も受けられますか?」
「――ええ 中学生以上はほぼ無条件だった筈よ」

「けどLDS主催の合同試験に応募したら そのままLDSに勧誘かんゆうされるかも知れないんだろ」
うーん

「別にイイじゃねーか LDSに入っても たかが数万の月謝で最高の設備と講師だぜ?」
「……」

p.4 
「月謝数万は流石に考えちゃいますよねー」
「全くだ 遊勝塾ウチの20倍ぐらい在るぜ!」
「…それはそれで安過ぎるんじゃないかって不安です」
「……」

「ジュニアユースの昇格試験はジュニアクラスの卒業試験と一緒に行われる予定だった筈よ
 今年はジュニアユース部の卒業試験とは別で… 一日早い土曜日だったと思うわ」

「今週…だったりしませんよね?」
「俺らの試験が再来週 だから次の土曜日 来週だ」

p.5 
「…… 一週間後にテストかぁ…」
《本来は15歳から16歳ぐらいでユース昇格テストを受ける だけど零児が14歳でユースになり半年後にプロに成った》

《君だってもうプロなんだろう? あんまり関係ない話だよ》
「だけどみんなが受けるって …権現坂はどうするんだろ」
 
p.6 
「俺か? 俺は月後半の日曜日 道場に試験官を招いてテストが在る」再々来週

「在るんだー 柚子はどうするんだろう」こうなると
《どう…って》

「柚子が今年ユースに昇格する気なら 沢渡たちと一緒にLDSの合同試験を受けるだろう」
やっぱり

「イイなぁ…」うーーー「土日俺だけ暇って事かよ」みんなデュエルするとか
《何か勘違いしてないかい?》
テストだっての
けどー

p.7 
「……」

「モクバ様 ずいぶん遅いお帰りで」

「…悪いな 予定よりちょっと長引いちまった」
「そうですか」
「……」

p.8 
「『榊遊矢』が赤馬零児とデュエルしたんだ それとDアカデミアの講師の一人ともな」

「榊… 遊矢?」

えっと「舞網市のプロモーション・デュエルに出てた奴 お前にはそのビデオ見せたっけ?」
いえ…「各地におけるDMBのプロモーション・イベントは沢山在りましたし」その記録を全部見るのは

「今度見せてやるよ! ブラウザ空間を実体映像リアルソリッドビジョンとして Aフィールドに出力フィードバックしたってシロモノで…
 他とは一線を画してる!」
「……」

p.9 
「他のプロバイダはDMBの基本機能を殆どそのまま使ってるけど…
 LDGはちょっと違うな 自分たちの独自技術と融合させてるって言うか」

「新技術…? 『フロア』を作ったSteel Castleより もっと優秀なプロバイダが現れたと言う事ですか?」

「そうなるな… つっても赤馬零王が作った会社の現社長だから 一周回ってウチの会社と全く同じ技術だけど」結論から言えば.
「……」

p.10 
「けどまぁウチより先にその技術を発表されたのは悔しいって言うか けどアッチは未来な訳で…
 それはつまりアイツらには新技術じゃないって事で」んー…

「未来…? 『舞網市』とは未来の時代に存在する何処かなのですか?」
ハッハ「眉唾モンだろー 実際 確認は取れなかったし

 だけど何となく本当と思う 舞網市が… って言うより『赤馬零王』に関する全てが
 数年前のあの時代に在った物とは異質だった」

p.11 
「……」

「この3年と数ヶ月… この世界は大きく変わった 榊遊勝のアクションデュエル Dホイーラー達によるライディング・デュエル

 スピードデュエルは忘れられ… スタンディングデュエルも殆ど見向き去れなくなった」

p.12 
「デュエル興行… 観客の目を引くショーという意味では AデュエルとRデュエルは双璧を為していますからね」

「そうなんだよな 何かコッチもドッカーンと凄ぇ事やらねぇと!」
「……」
「次の奴らにDMBを追い越されて あっと言う間に時代遅れになっちまう!」

ハハ「今年売り始めたばかりじゃないですか もう次の商品だなんて気が早いですよ」商品と言うか 新開発と言うか
うー

p.13 
「…… 大丈夫 この時代にDMブラウザを越えられるゲームは存在しません

 DMBは世界最高峰のゲーム そしてそれを作った貴方たち 海馬Coこそが世界一の大企業なのです」

p.14 
「――磯野 童実野町郊外に建築中の新型エネルギー施設… パワープラントの完成予定期日は調べられたか?」

『はっ… 予定では6月と発表されておりましたが 1〜2ヶ月遅れる事になるだろうとの見通しが立っているようです』
「分かった」

p.15 
「夏か…」

【i.4.Thu.】

p.16 
「…遊矢 起きろ メシの時間だぞ」

「父さん! お帰り! おはよう! …今 何時?」
「ハッハッ!」

「7時だよ でもおはようじゃなくてコンバンワ」
「DMBした後は何時も寝てるんだって? 寝る子は育つとか言うけどな」

p.17 
へへっ「LDGって処で デジタル・ランサーズって言うのやってるんだ 今日が初出動だったんだぜ!」
「へーえ」

「…… 半オフ女性を触ってるプレイヤーを注意してたら 戻ってきたその人が気付かずに行っちゃって曖昧になったけど」
「ハハハ」

「零児君がLDGやデジタル・ランサーズを作った事とか そういうのは大概もう話したよ」
「1時間は熟睡してたって事になるな そんなに夢中になってたゲームなのか?」

p.18 
んー「面白いけど今日は違う 現実リアルでデュエルアカデミアに行ってデュエルして そのあと遊勝塾でDMBやったから
 その分の疲れも在ったのかも知れないな」って言うか それが大半

「デジタル・ランサーズの仕事は 普段は監視カメラ見るだけだから …… 1時間もやってると流石に眠くなるって言うか」
いや「1時間も経たないうちに眠くなるって言うか…」

《5分で眠り出してたよ 僕達が居なかったら またジュエルにガミガミ叱られてたかもね》
「う…」

p.19 
「監視カメラか 顔が見えないくらいに小さいんだって?」
嗚呼「動きが分かれば充分らしい プライバシーとか そういうのも 在るらしいからね」

「デュエルしてるのを見物できれば楽しいんだろうけど 長く見る訳にはいかないし 作業は単調だしで結構キツイ仕事だよ」
「そうか」

「他のプレイヤーが遊んでる時に『仕事』してる訳だからね… 遊びたい盛りの子供には酷だよ」フフ
「頑張れ これも大人への第一歩だ」
んー…

p.20 
「…そっか 西小蔵さん Dディスク直ったんだ」
「嗚呼」

「アカデミアに行くんだったら ついて行けば良かったかな でも素良に会ったのは予定外の事だったのか」

「そうだな あれだけ長く居るんだったらお前や権現坂君も連れて行けば良かったって言っていた
 ちょっと後悔してた感じだったよ」
「ふーん」

「それに… LDSと言えば」
「ん?」
「柚子お前 ユース昇格テスト どうする? ホントは来年 受けさせる予定なんだが…」

p.21 
「受けるわ勿論 合同試験ね ちゃんとパンフ持ってるわよ 受付期間は明日からだから
 どの道今日は行っても無駄だったかも知れないけど」

「そうか… 明日行くのか?」
「どうしようかなァ まぁ 金曜日までだし 時間は在るわよ」
「そうか」


「…… 西小蔵フォースがまだジュニアクラスだったと言うのは意外だったな デュエル障害の事も在るし… 事情は人それぞれという事か」

p.22 
「…… ……」

「合同試験に出る!?」

「――嗚呼 道場で受けるのを待っていては先を越される恐れが在る」
「……」

「ライバルね 真澄やオルガ達も出るって言うし 負けないんだから!」
「嗚呼」
いーなー…

p.23 
「――そうですか
 チハヤさんもジュニアユース昇格試験を」
「はい」

「ジュニアユースの資格は中学生以上なら誰でも取れる 小学生以下には難しいがな

 ユースの資格も中学生以下には飛び級と同じ 高校生になったら自然と手に入るものだったが…」
「近年はより早く昇格したいと言う傾向が強まっているんですよね
 やっぱり赤馬さんや榊君がプロにまで昇格したのが大きいと思います」

p.24 
そうだな「私が先例を作ってしまった その責任を取ると言う訳ではないが
 例のユース昇格試験の際 合格者はそのまま プロテストに挑戦できる事にしてある」

「何時ぞやの榊君と同じですね」「しかしそうなると」――」
うむ「ジュニアユースの合格者をユースのテストに挑戦させてはと言う案も出たが
 これまでの挑戦資格50戦勝を取り消しにするのはどうかと言う反対意見が在った」

「…… そうでしょうねぇ」
「残念ですぅ」
「其処で妥協案として―― 当日ユーステストに合格した者に勝った場合のみ
 そのジュニアユース合格者にユース資格を与える事にした」

p.25 
「当日のみの特別措置って事ですか? ユース昇格の合格者は…」
「…… 4月からの高校生以上は無制限 中学生以上は1名だ」

「うっわぁ 狭き門なんですねぇ」
「だから飛び級のようなものだと言っている ジュニアユースの合格者も… 名目上は 小学生以下は 1名しか出さない」

「…… 小学生でも取れるようにしたんですか」結局
「…… その者も含めて土曜日の最後に特別デュエルを行う
 その1名が翌日 中学生以下のユース昇格者とのデュエルの権利を与えられる」

p.26 
「そして その勝者を含めたユース合格者全員で特別デュエルを行って――
 上位数名がそのままプロ資格を得られるという具合だ 何名かは正確には決まっていないが」

「…… デュエル勝者が? プロとの対戦ではなく?」
「勿論 試験官は プロが務める 立会人としてデュエルでの勝利ポイントをチェックする

 その勝利ポイントを多く得た者が勝ち―― という形になる 参加者は少なくないだろうからな
 ある程度 差別的にやらなければ間に合わない」時間が

p.27 
「榊君… それにユース挑戦権が得られなかった場合の僕とチハヤさん
 3人でその日はデジタル・ランサーズの当番をしなければならないって事ですか?」

「…今のままではそうなるな 午前組を増やす予定ではあるから 当日のみ 午後に回ってもらうと言う形になるだろう」
ふむ…

「土曜日は 僕とチハヤさん 遅めに入れておけばOKですか?」
「そうだな 日曜日もなるべく4時以前に終わらせられるよう努力する」
はい 分かりました.

p.28 
「……」

「どうした? 遊矢」

「みんなで来週の合同試験受けるって 俺一人プロだから仲間外れだーー!!
 わーーーん
ふむ

はい「朝の自由時間終わり 今日は大掃除するって言ったろ二人とも」

うーん「たまの休みだし ノンビリと」
「休みしか男手ないだろうが このウチ」ホラさっさとやるよ!
はーい

p.29 
「…へぇ
 フォースさん ジュニアクラスだったんですか」

「…色々在ってね 高校進学の方は決まってるから
 ジュニアユースに成ればユース昇格のテスト資格まではそのまま取れると思う」

「だけどユーステストへの申し込み〆切が金曜日だからさ この条件だと日曜日のテストの方は受けられないんだよね
 ジュニアでジュニアユース狙ってる子 全部倒して そのラインで特別枠のチケット手に入れないと」

「そうなんだ… ちょっとややこしいけど大丈夫ですよ! 小学生にそうそう 中3の人が負ける訳ありませんて」
ふふ「有難う」

p.30 
「でも年齢と言うのは あくまで目安に過ぎませんよ マージ君だって もし舞網市の方に住んでたら
 この合同試験 チャレンジしてたんじゃないですか?」
「そりゃあ もう!」小学生ジュニアからプロに成れるサクセスストーリーですもんねー
 あー何で 俺 舞網市在住じゃないんだろ!」
  告
 LDS進級・卒業試験 及びジュニアユース・ユース昇格試験
 FLYING EXAMINATION
 参加条件:舞網市内在住または市内公立校に通う 小学生・中学生・高校生

「…… 日時は在るけど場所は発表されてないんですね リアルとこのゲーム
 ギリギリまで どっちでやるか 分からないって言ってましたけど…」

p.31 
「俺はコッチでやる方がイイなぁ そしたらフォースさん 応援に行けるじゃん」
「……」

「有難う… だけどそれだと舞網市外の人でも参加できるんじゃないかって話になって
 申込者が殺到して対処できなくなるかもって… レイジさん 悩んでいましたよ」
ふーん

「LDGは今の処 ユーザーが舞網市限定と言っていいですから こんな風に市内情報を告知する事が可能な状態な訳ですけど」
 でも宣伝だけですねー 申し込みは現地に行かないと

p.32 
「…そうか フトシ アユ タツヤ お前達もジュニアユース昇格試験 受けたいか」

「当ったり前じゃん!」「普通だったら塾のカリキュラム全部終わらせてからじゃないと駄目だけど」
「この合同試験は無所属の人も来るから その条件が一切ナシ! なんだぜ」
「そうよ またとないチャンスだわ!」

「…… チャンスだけなんだぞ? 実際には小学校を卒業した子供にしか ジュニアユースの資格は与えられない」

p.33 
「分かってるよ たぶん舞網市中の小学生が集まってくる 舞網チャンピオンシップの比じゃなくね 其処で1番を目指すんだ!」

「そうだ… これから1週間 特訓になるぞ! イイのかお前ら!?」
「オーッ!!」
よーし 熱血だ!!

「リアルでやるとすると筆記試験のプリントアウトに費用が掛かる LDGだとゲーム機の未購入者を弾いてしまう事になる」
うーん
どうしましょうかねぇ?

p.34 【1.5.Fri.】
「…そうか 遊矢の親父さんも 合同試験の試験官をするのか」

「そうなんだ ビックリして お昼はタコ焼き 落としちゃったよ」電子レンジでチンする奴
(…現実リアルで青ノリつけてそうだな)
 実は今度の仕事それでー
 えー

「直接デュエルする訳じゃないから」
「コンテストの審査員みたいな形になるみたいよ」

「俺達の時は… 確か筆記試験の後に 実技テストが在ったんだよな」
「そうねぇ その順番は変わらないみたい」「問題はユース挑戦権が1名って事だわ」私達には.

p.35 
「ユース試験にも筆記あるのか… 舞網チャンピオンシップの時には無かったけどな」
「卒業試験 兼ねてるから」LDSの
「合格すれば1年早く ユース部の方に上がれるもの」

「Aデュエルだと一度に二組 スタンディングだと8組ぐらいずつかしら…」
「長引くと30分以上になるゲームも在るから 特別デュエルに進めるのは1名と16名ぐらいの幅ね」

 (土)ジュニア→ジュニアユース試験
 (日)ジュニアユース→ユース試験
※図の詳細 略

p.36 
「筆記と実技に合格して… 恐らくトップの成績を取った中学生(以下)が1名だけ ユースに昇格できる」
「そして居れば 先日の ジュニアユース昇格の小学生とデュエルして
 勝った場合に高校生(予定)ユース達と プロデュエリストの座を競う…」

「多くて3回のデュエルって事か 筆記テストもジュニアの倍 在るみたいだし…」時間から見て
改めて「プロへの道って厳しいんだな」

「先抜けした奴はイイわよねー アンタは筆記試験 無かったんでしょ」
ん…
「在ったら絶対不合格よ ジュニアユースの時もギリギリ最低点だったもの」合格ラインの.

p.37 
「試験官は 外部の人も来るのよね…」
「そうね LDSの生徒が有利にならないように 本校以外もしくはユース部の講師が実技テストに当たると思う」

「特別試験デュエルのポイント制って技術点は在るのかしら ジュニアユース試験の時は
 アドバンスか特殊召喚で レベル5以上を1体以上呼べれば良かったのよね」

「ペンデュラム召喚が出てくるまで 舞網市での上級召喚と言えば アドバンス召喚が主流だったからな
 他の召喚方法 無い訳ではないが 珍しかった」

p.38 
「そうだな… テレビで 他の街でのプロデュエルを見る時に 在るか無いかって感じで」
《それも次元分裂の影響…という事か?》
「多分な」

「遊矢や赤馬零児のように… 全ての召喚方法を扱える者はまだ少ない そもそもデュエルモンスターズのカード自体に
 全ての召喚方法に対応しているテーマの数限られている」

「それを使う人しかプロに成れない… なんて馬鹿げた事は無いでしょうね」
「もしエクストラ召喚がプロ昇格の条件なら
 今のプロデュエリストの人が 半分は資格取り消されるわよ」さっきも言ったけど アドバンス主流だったから

p.39 
「エクストラ召喚に関しては… 筆記で基礎知識だけ問われて 実際には1〜2種類出来ればいい そんな具合になりそうかしらね」
うん「他に何か覚えてる?」

「確か… Aカードを1枚以上使う事 これもジュニアユース試験時の必須項目だった筈だ」

「ジュニアユースへの昇格は 基礎が出来ればいい みたいな処 在ったものね」
ええ「ユース昇格試験の方も よっぽど変則的なデッキを組まない限り 大丈夫だと思うけど…」用意すべきカードは

p.40 
「…… それでも 俺達の中から ユースやプロに上がれる者は一人 ゴチャゴチャと情報交換はそのくらいにして…
 ユーヤで腕試しさせてもらおうか」

へっへー「待ってました! いっくらでも特訓 つき合うぜ!」
嗚呼

「――ですから 不特定多数の人間がアクセスするDMブラウザで 生徒達の個人情報を公開するのはいかがなものかと」

p.41 
「LDSは常に最高のデュエル教育現場を目指しています 時代を先取り最新技術を使用する事は
 我々にとって当り前ですわ」

「……」

《言われた通り 記憶を消してみたものの… 二人とも同じ事を繰り返している状態になってしまったな
 まぁ これ自体は予測の範囲…》

p.42 
「…意外なのは 織田講師の発言力が 思った以上にLDS内で大きな力を持っている… という事ですかね
 あくまでこの件に関する代表としてですが 賛成派代表と言える理事長にさえ匹敵している」

『…… 瀬人社長も一目置くくらいに古参のプロデュエリストだったな DMの黎明期… 彼が果たした役目は大きい』
 
「彼が各地でDMの存在を子供たちに教えなければ 日本におけるDMの普及は数年遅れていた事になるでしょうからね」
『そうだな… アメリカでだけ流行っていて 日本でのデュエル人口はごくわずかだった』

p.43 
《「商品」だけ販売しても… 実際のルールが分からなければやがては見向きもされなくなる それを防いだ最初の一人…
 言わば最初のデュエリスト指導者》

『Aデュエルの誕生時期に 実体映像技術リアルソリッドビジョンに対して苦言を呈した事でも知られているな
 「その技術は既に在る 決して珍しいものではない」』

「苦言ですか? それは… 確かにそう取れなくもありませんが…」

p.44 
『――嗚呼 ゼロ・リバースを挟んで私と遊勝がAデュエルを開発した
 だがしかし 私が榊遊勝と出会ったのはゼロ・リバースの後であり
 DMブラウザにAデュエルが入り込んでいるのは ゼロ・リバースの発生より前だ』

「それ は… 間違いなく矛盾した事実になりますね」
『DMBを直接作ったのは私ではない しかし未来と過去… いや 融合次元とスタンダード次元に存在するのも 私しか居ない』

「……」
『…… 2003年代の海馬Coには… 記憶を取り戻しきっていない頃の「私」が居る
 彼がRSVをその数年前に完成させ… そしてDMBが作られる』

p.45 
「そのDMBに… より未来で発生する筈のAデュエルが入り込んでいる まさか『ペンデュラム』の存在も?
 いずれ遊矢は… 過去のある人物に『ペンデュラム』カードを渡す予定だ」

『かも知れない しかしそれはズァークの存在を封じるかの如く… 忘れ去られる』
「――はい ズァークもまた 貴方の言に拠れば未来の存在 その情報を正しく覚えていられる者は…
 Dアカデミアには 少なかった」

『そうか… その情報は何処から?』
「クラブ・イン・アカデミアの生徒会からです 貴方にズァークの脅威と復活の危険性などを教えられてはいた
 ただしその内容を覚えてはいられず 漠然とした恐怖感だけが残った」

p.46 
《そしてその恐怖心のままに 武力を鍛えエクシーズ次元に攻め込んだ… 恐らくこの男自身も含めて
 全てはズァークという「未来」の脅威に対抗した結果》

『…… そうか…』 そうだな『あの状況は不完全だった 在る筈の物が失われ 覚えていた筈の事が忘れられ…』

「…… 気付いているかどうかは分かりませんが 父さん」
『――?』
「ズァークの脅威は実際には無くなったとは言い切れないかも知れませんよ」

p.47 
『何だと…?』
「『ズァーク』が『未来』の存在だとして 理論的にはこれから生まれ成長していく筈だ 『未来』そのものが変わらなければ…」

……『そうか 言われてみればそうだったな ズァークという男はこれから生まれる
 未来… 一つの世界における出来事』

「――はい 現在の 次元が四つに分かれている状態は 理論的にはそれを防いでいる状態です
 しかし融合次元がペンデュラム次元の過去だとしたら… 他の次元もそれぞれにとっての過去かも知れないという可能性が出てくる」

p.48 
『…… 融合次元がペンデュラム次元の「過去」とは言えない Dアカデミア自体は「未来」… 或いは現代と呼ぶべきだからな』

「――?」

『Dアカデミア自体が… 或いは過去と未来の混在している状況なのかも知れん しかし全体を言えば「世界」は一つだ

 一つだが… 同時に四つの次元が在るのだ』

========================================

p.5
 …確認するに舞網CSのジュニア、ジュニアユース、ユースの部で優勝後、プロになった(ARC26話)
 ユースになった正確な時期は不明だが、ジュニアユースの部で優勝シたら成れるとスれば13歳での可能性も★
 (取り敢えず、プロには15歳で成ったッて事で)

p.10
 同じ技術、しかし其れで具体的に何が出来るか、についてのノウハウはレオ・Coが上、って事。

p.14
 パワープラント(仮名):発電所って意味です、そのまんま―。
 『モーメント』はソの施設内部に在る(製作中の)エネルギー装置です。
 
p.19
 …そういう訳で、本来なら見えておかしくないとしてもボカシが掛かってる。
 (ある程度拡大すれば普通に見える)

p.24
 えっと、50勝とか言ウのは『ジュニアユース選手権(というイベント)』の出場資格だった★
 (ARC15話)

p.26
 差別…にも見えるんだけどドウなんだろ??(自分で書いといて記憶力無い)
 別のイイ言葉が在ったら変えて可★

p.32
 お前ら授業(講義)受けたくないのか!?
 ――と、ツッコミたいけど其処で塾やめろとか言う訳にもいかないから、言葉を呑み込むンだろうなぁ修造サン。

p.37
 他の召喚方法を、でも


 …公式や後で出て来る設定と、合わなくなるようだったら修正★






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