とっぷ壊殻の海ノ物語遊戯王BrowsingU


前へ


#035.舞網市への帰り/DA非表示トラブルと新メンバー

p.1 【2018.1.2.Tue.】
「…ふむ 一応壊れてはいないようだな」

「戻ったら再確認しますので 前社長の手を煩わせる程では」
「そうか? 儂は別に構わんぞ」

つーん
「?」

「どうぞ 修理代の2千円です」
「うむ」

p.2 
「零児たちにも話したが… そのデュエルディスクは残り何度も使えない
 マスターデータの方が既にリアルソリッドビジョンにシステム移行してしまっているのだ」

「…… 構いません 結果論ですが 新型ディスクの方でデュエルが出来るようになったのなら
 此方は外見とプロジェクター機能が直っていれば」
「そうか」

「けど今度こそDMBターミナルは返却かな 其処を考えると素直に喜べないのが残念です」
「……」

p.3 
「まだ検査などが在るだろう 今月いっぱいは貸与期間が存在すると考えていて良いと思う」
「…… そうですか」

「君がLDSレオ・デュエル・スクールの生徒なら 刀堂のように此方で機器を貸し出し出来なくもないのだが」
「うーん またDスクールに戻るのは ちょっと

 デュエルは好きだけど… お仕事として 一生できるかどうかは まだ分からないんですよね
 さっきも大勢集まってきて 途中から逃げたくなってたって言うのが本音だし」

p.4 
「そうかなぁ さっきはちゃんと最後までデュエル出来てたと思うけど」
そぉかー?
フォローに茶々入れるなよ
「……

 それは榊君たちが居たお陰 何時もそうだとは限らないでしょう …… それにDMブラウザをやってみて思ったんです
 もっともっと『デュエルモンスターズ』の事が知りたいって

 カードの研究家って言うのかな… デュエルそのものより そっちに興味ある気がするんですよねー僕
 だからスキルの方は其処其処で そっちの方を独学で…」

p.5 
「…… それなら デュエルアカデミアの方にカード研究クラブが在る
 プロデュエリスト… 恐らくAデュエリスト専門養成校であるレオ・デュエル・スクールよりは 此方の方がイイだろう」どうだ?

「父さん! 何 口を挟んでるんですか―― コッチは別の次元でしょうが!」
「気にする事は無いと思うが」
「在ります!」

「…… お前らの時代にもDアカデミアは在るんだろう? ソッチに入ればイイんじゃないのか?」
「どうでしょう… そもそも僕一人の一存では」
「……」

p.6 
「来るなら覚えておいてやる 特待生とまでは言わんが受験要綱ぐらいは送り付けてやろう 2020年度だったな モクバ」
「うん」

「いえ… 2017年度のようです 私は何度か次元移動を行っているせいか 他の者とは認識がズレている可能性が在って」
「…… そうか」

「2020年…? 俺が思ってるのと5年もズレてる」
「……」

p.7 
「色々とややこしい状況だが… 未来の世界ではタイムトラベルが日常的となり
 別の時代…時間帯同士の人間が頻繁に交流する事になる 今のうちに慣れておくといい」

《それでイイのか…》
《アッバウトなオッサンだなぁ》

「――そうそう 僕より遊矢君の事」
「そうだった 零王 話が在るんだけど」

p.8 
「榊は3回もデュエルかー 文句言える立場じゃねーけど やっぱりちょっと羨ましいぜ」

「またの機会… は無いだろうな これだけ長引くと分かっていれば
 君にもアカデミア見学の機会なり何なり 与えられたのかも知れないが」予定外の事ばっかりだった

「イイですよ 別にDアカデミアに入ろうとか そういう意図で行ったんじゃないし
 ただもしランサーズに入っていれば 俺も行くかも知れなかった処を見ておきたかっただけって言うか」

p.9 
「そっか… 舞網チャンピオンシップ 残念だったかねぇ」刀堂君は
「――嗚呼 オマケにデジタル・ランサーズもコイツの方が先だし!」
「……」

「それは成り行き上の結果だな 実力やクラスとは関係ない」
「そう言えば… 何で俺と柚子をDMBのテストプレイヤーに」

「…… DMBの話を最初に父から聞いた際に 別件で君達のデュエルをセッティングしてくれと頼まれたのだ」
「デュエルを?」

p.10 
かつて「レイとズァークに対戦予定が在った処を… レイの身を案じた父が中止させたらしいのだ
 だがズァークが噂通りの人間でなかったとしたら… 当時 予測していたのとは 違う結果になるのだとしたら

 そんな事を思った上での提案だろう だから私も君達にDMBをやらせていれば
 何らかの形でその機会を実現できるのではないかと考えた」
ふーん

「後は…」
《…… 後は特に理由が無いな 誘えば来ると自然に思ったと言うか》勿論 都合が付けばだが

p.11 
《「榊遊矢」をテストプレイヤーとして得られた利点は数多く在った
 しかし全てプレイさせた後に気が付いた事だ 私個人が遊矢に話を持ち掛けた理由は…》

「……………… 無いな 暇そうだったから?」
あっ「酷ぇ ちゃんと塾 在ったって!」あの日は
「しかしキャンセルしたのだろう」
だってー

「沢渡君は? 僕の治療の為と言うなら 柿本君を連れてきた筈ですよね」
「君とチハヤは沢渡シンゴの決定よりも後に決まった 沢渡シンゴの場合は…」

p.12 
「…… 他のスクールの生徒にテストプレイを依頼すると意識した時点で LDSの生徒にも参加させねば角が立つと思ってな
 その上で最も相応しい人物を選んだ

 知っていると思うが彼の家は舞網市有数の名家に当たる」
 おっ金持ちー♪
「彼が気に入った商品は… それだけで舞網市内の販売ルート7割を確保できるに等しいのだ

 彼にDMB自体をアピールする事… それが沢渡シンゴをテストプレイのメンバーに選んだ理由だ
 言うなれば舞網市商業界の代表者 引いては販売者候補全員の代表として LDSの生徒から選んだ」

p.13 
うっわ「俺とは雲泥の差 アイツが知ったら また何か 自慢げに鼻高くするのかなー」
「…… 本人には黙っておけ」

「僕とチハヤさんは医療機関からの紹介だって話でしたね 権現坂君は…」
「権現坂は俺が誘った 柚子連れて来いって言うから」権現坂もイイかって言ったらイイって

「他の遊勝塾のメンバーも連れて来たいようだったが 流石に人数が多くなり過ぎるのでそれは断った」
ふーん

p.14 
「デジタル・ランサーズの結成は… テスト期間中にその必要性を感じてそれから作ったものだからな
 結成時に新規メンバーを追加した事の基準としては 沢渡の言うように卒業テスト待ちの生徒は講義に出る必然性が無かったから…

 …… 結果論として LDSジュニアユースの成績上位者が集まった ある程度は母様の推薦も在るが」

「……」

p.15 
「デジタル・ランサーズは… 恐らく今後 LDGを代表する顔の一つになるだろう
 だが単に実力主義の組織にする訳にはいかない 日頃はユーザー達に不快な感情を与えない事…

 多くの者が互いにDMBを楽しめるように わずかながらに居る迷惑プレイヤーの行為を取り締まる
 それが第一の目的だからな 実力が在るに越した事は無いが…」

「ふーん 他のプレイヤーが楽しめるかどうかって言うのには あんまり興味ねぇなぁ俺
 最初 誘われた時は嬉しかったですけど」

p.16 
「…… そうか まぁ 合う合わないには個人差が在る

 月末を目途にデジタル・ランサーズの大幅再編成を予定している 返事はその時に聞かせてくれ」
「……」

p.17 
「それでは本日のミーティング 此方のダイヤモンド・ホールで行います

 まずその理由の説明から… レイジさん」
「うむ 見えないだろうが『ユーヤ』が居る 普段使っているDMBターミナルとは別の同機器からログインしている」

p.18 
「他のオンラインゲームと違い DMBの場合 DMBターミナルにDAデュエリストアバターの各種情報が保存されている
 つまり他のDMBターミナルからログインすると 体が無く透明人間に近い状態でゲームをプレイする事になる

 プレイすると言っても―― 体が無いのでデュエルは勿論 歩行も出来ない
 本来は声だけ出せるのだが 他のプレイヤーが驚かないように シャットダウンしているエリアが多い

 MMメッセンジャーモンスターには聞こえるので 理論的にはそれによる空間移動は可能なのだがな
 そのMMの情報も DAと同じくDMBターミナルの方に保存される設定なのだ」だから結局は使用できない.

p.19 
「今回は―― 『ユーヤ』のプレイヤーはこのダイヤモンド・ホールでログアウトしていた
 よって我々の方がミーティング場所を変更する事で 今回の全員参加によるミーティングが可能となった」

「榊の奴… どうしてまた特別な事に」
「特別ではない 君達も同じ状況になった時 このダイヤモンド・ホールでなら融通が利くという一例だ」

「遊矢 今 家じゃなくって遊勝塾の方に居るのよ
 ミーティングの為だけに家に帰ってまたログインするって言う訳にはいかないでしょ」
「……」

p.20 
「マニュアルにも載っている事だが… このようなケースの場合 誰かがユーヤの家の方に在るDMBターミナルの電源を入れると
 その者はDAデュエリストアバターとしての『ユーヤ』を自在に操る事が出来る ログイン処理 つまりパスワードの入力などは不要でな

 そしてログイン処理した方の『ユヤ』のプレイヤーがログアウトすると
 そのDAもまたログアウトする為 家に居る方は ゲームが続行できなくなる
 その誰かが改めてログイン処理をしない限りは」

「DMBターミナルは家庭用の据え置き機だからな
 基本 他の家のDMBターミナルでプレイする事は 考えられてないって事か」
「そうだな デッキさえ在れば どんなDAを使っても デュエルに支障は無い筈だから」

p.21 
「そんな事は無いですよ 私 このDA 気に入ってますもん」
「私も」
「も」
「……」

「まぁ… その辺は開発サイドの盲点だな DAというシステムツールが其処まで重要になるとは思っていなかった」

「だからDAに関するセキュリティが甘くって…
 そのトラブルに関する自主解決策をプロバイダの側でこうして考えないとならないと言う結果な訳ですね」
「…… そうだな」

p.22 
「海馬Coでは本来 ログイン不要のもっとフリーなゲームブラウザ開発していたと言う事だが
 製作途中でやはり各種情報を守る為」DA設定 ブラウザデッキのカード その他
「パスワードでログイン手続きの処理を加える事になったのだそうだ

 DA自体は同じDANデュエリストアバターネームと その各設定を指定さえすれば 簡単に同じ物が複数作成できてしまう
 だがそれ自体はゲームに大して支障は無い 具体的な被害が出ない限りは放置される」

「同じDANの『偽者』が出ても それだけでは相手を非難したり捕えたりする事は不可能である そういう事になるんですね」
「――嗚呼 対処するかどうかは『偽者』を作った目的次第だ」

p.23 
「『ユーヤ』の事に話を戻すが 今の彼の場合 第三者によるDAおよびMMなどの設定変更と
 ブラウザカードの追加・交換と言った出来事が『被害』として考えられる」

『追加は俺 気にしない MMは母さん 変えた後はちゃんと戻すし』
「…… 君の家庭では そうなのかも知れないが 何らかの形で君のDAが君の望まない誰かに使用された時の例を言っている」
『……』
「?」

「全面的に自己責任だから―― DAやMMの設定変更は自力で元に戻したり 交換されたカードは再入手したりしなければならない
 嫌なら早めに申請し マスターカードに換えておく事だ」

p.24 
「ただ1種類―― 我々だけが持つ『LDG』と名の付くカードには マスターズカードは存在しない

 基本 このLDGでしか使えないから そしてDMのカードとしては殆ど使えないカードだから
 他のプレイヤーがそのカードを持つ事自体は大した問題でない…

 だが我々にとっては此処への通行証その他を兼ねた身分証明書のようなものだ
 余程の事が無い限り 再発行する気は無いからな 充分注意するように」
『…… 嗚呼』

p.25 
「そういう訳で手早く行こう―― 新規メンバーのCOOLとリリーだ 今日から当番に入ってもらう
 詳しくはスケジュールの方を確認してくれ

 あと二人 ビブリオとカオルというメンバーが居る 私と同じで午後3時半までの勤務だから
 君達と直接会う機会は少ないかも知れない」

「つまり 今 当番をしているのが その二人の新規メンバーだと言う事ですね?」
「――嗚呼 増えたらまた報告する」

p.26 
「最後に―― ユーヤ以外はMMから聞いたと思うが モンスターの専用走行道路
 即ち『モンスターロード』を今日から開通しておいた」

「昨日 移動力3000で暴走してた馬鹿が居たのよ
 でもマトモな理由で急いで移動するプレイヤーも要るかも知れないって言う事で レイジ様にお願いして作ってもらったの」
『……』

「ジュエルのように新しいトラブルを発見した場合 それに対処する事も勿論 デジタル・ランサーズの仕事になる
 フォースを通じて私に連絡してくれればいい 此方からの連絡事項は以上だな」

p.27 
「では他に 意見・質問・報告その他 発言事項が在るメンバーは… …… どうやら居ないようですね

 それでは臨時ミーティングを終わります ユーヤ君はログアウト
 当番のケン君・ヒメさん・ホクト君は メインルームに向かって下さい」

「COOLとリリーは私と一緒にサブルームへ 残る分の説明をしよう」
「それでは 他のメンバーは解散です」

p.28 
「ユーヤの奴 こないだカード盗まれたクセに また同じようなトラブルの条件下に在るってか」

「…… 遊矢のお袋さんはデジタル・ランサーズの事を知っている 息子のカードを無闇に他人と交換する人でもない」
「そりゃ親はそうだろうけど」

「僕達もさっき気付いたんですよ 外部ログイン状態になったらカードを交換されるかも知れないって」
「……」

p.29 
「マニュアルに載っているのは 外部ログインすると そのDAに関するログイン処理は不要になる―― って処だけで
 具体的に第三者が何が出来るかと言う事までは書いてありません 」在ったら大変な事ですからね

「遊矢の事だ 恐らくマニュアルの全てには目を通していまい それでログインしたら体が無いなどの事に気が付い――
 騒いだ挙句に零児かお前に助けを求めた そんな処ではないのか」

「どうでしょう レイジさんが先に対処してましたし 騒がれた処で 僕への連絡はメールですから
 特別 騒いでいる様子は 見えなかったと思います」

p.30 
「外部からのログイン処理は なるべくしない方がイイって事ですか?」
「そうですね 今回はたまたまダイヤモンド・ホールでミーティングする事が出来ましたけれど」

「他の場所では素直にミーティングを欠席して 自分自身でカードやDAを守るしかない
 警告も兼ねて 敢えて今回のミーティングを開いたのね レイジ様は」

「遊矢 デジタル・ランサーズのミーティングとやらは終わったのか?」

p.31 
「――嗚呼 うん もう大丈夫 『シュシュ』に戻れるよ」
「そうか…」

《視界画面が動かないと思ったら まさか体自体が無かったなんてね》
「そうだな」
《零児レイジが先に気付いてくれて良かった でないとパニックになっていただろうからなお前は》

「零児… 怪我の方は大丈夫かな」怪我と言うか打ち身だけど

《心配するのは結構だが お前自身にも色々反省するべき点が数多く在った事を忘れるな》
んー

p.32 
「…外部ログインの問題か 遊矢ぐらいだろうな 自宅その他 全く違う2箇所で DMBにログインするのは」

「現時点ではね でも多分DMBのプレイヤーが増えるにつれ
 そして『デジタル・ランサーズ』のメンバーが増えるにつれて多くなってくる」

……「トラブル対処する為に結成したデジタル・ランサーズが…
 独自のトラブルを持つと言うのはなるべく避けたい処ですが」

p.33 
「仕方が無いわ デジタル・ランサーズ自体が本来DMBには無い自浄作業なんですもの
 それでもこうやって改善策を思い付いた 零児さんは素晴らしいと思うわ」

「改善…? 起こり得る事態を想定しただけです 具体的な防止策は何も…」
「それは彼らがそれぞれにやる事 貴方が答えを決める必要は在りません」

「……」

「トラブルと言うものに一つの絶対的答えは無いわ その時々の条件に合わせ
 無数の道から最適なカードを探し出し組み合わせなければならない」

p.34 
「デュエルと同じです カードを幾ら集めて完璧なデッキを作ったと思っても… 実際には思わぬ処で穴が出る
 いえ 思わぬ処だからこそ 其処に穴が開いてしまう

 デュエルは一人… 或いは二人で そのゲームにはどうしようもなくなってしまう事も在るでしょう
 けれどデジタル・ランサーズは違う 彼ら自身がカードを持ったカードであり…
 サポートセンターのオペレーション・スタッフ共々 あなた自身の部下であり手足

 基本的にはレオ・Coの運営とそう変わりません 貴方はそう 新しいデュエルのデッキを手に入れた
 それがそうLDGであり其処に集められた人間カードたちなのです」

p.35 
「貴方がこれだけの人間を しかも貴方自身の目で見て判断するのは初めてね でも大丈夫よ零児さん 貴方ならきっといい組織デッキを作れる」

 ――そうだ レオ・コーポレーションは父が作った

 LDSは母が企画し 講師陣を集めていった

《私が一切選んでないとは言わないが… それでも組織の大部分は 父と母が用意した人間》

p.36 
《名前を知らない者達も多い… けれどデジタル・ランサーズは LDGはそれぞれの人間を良く知って
 最適な世界に仕上げていかなければならない

 かつてのランサーズ・ディフェンス・ソルジャーズ… それとはまた違う組織だ しかし真の意味で求める物は変わらない
 守り攻める事から 作り出す事に変わったと言うだけ》

あー…

「…ふふ 零羅もホラ 応援してるわ」
「……」

p.37 
「大丈夫よ零児さん 繰り返す程ではないけれど… 貴方は何時だって完璧だった」


「…疲れた 4キロも歩くとかキツイよ塾長ーぉー」
おいおい「ゲームの話だろう」
「ゲームでも疲れるモンは疲れる!」

p.38 
《やってるうちは結構ノリノリだったんだがな…》
《途中で道間違えてたモンね しかも着いた後は当然デュエルで》
そんぐらい

「だっらしないな−ぁ… あと二人気合いで行けるだろ」
んー「今日は無理― って言うかそろそろ家戻んないと」

「そうかー せっかく大勢集まってるのになー」
「…… 塾長やんなよ それか柚子に頼むとか」
んー

p.39 
「真実 完璧な物はないかも知れない だけど貴方は何時だって それに一番近い答えを出してきた」

 大丈夫 貴方は誰よりも優秀な「天才」

「…分かっています だが榊遊矢は唯一それを揺さ振ってきた 今回の件は不本意でしょうが
 それでも私を揺らし揺さ振り… 脅かし作り変え続けている」

 揺るがすそれは 非凡にして平凡

p.40 
「大丈夫… 一人や二人に負けたぐらいで 貴方にはまだ進化する余地が在ると言う事」
「……」

「LDGは新たなデッキ プロバイダ同士の目に見えない戦いデュエル… ですが恐れる必要は在りません
 全てに答えを出せずとも 答えに就く道筋だけはしっかりと在る」

p.41 
「貴方はそれを磨き上げられる… 何時だってそう 正しいのですから」

 【1.3.Wed0】
「陣君 デュエルゲームはどう…? 大丈夫?」

p.42 
「…はい 特に拒否感も抵抗感も無いし… 問題ないと思います」

「貴方がデュエル障害を治してくれれば プロデュエリストやアクションデュエリストへの道が拓けて夢が広がるわ」
(それ殆ど 意味同じ…)
「Aデュエルで大儲けしてもイイし プロ講師になってデュエルスクールに就任しても…」

「…… 先にジュニアユースに昇格しないと駄目だよ」
「そうなの?」
「それからユースに昇格して… 更にプロに昇格しないと」
ふーん?

p.43 
「大丈夫! 陣君まだまだ若いもん! ちょっとぐらい遅れてたって取り戻せるわ!」
「……」

「お父さんは普通の高校に入って普通に進学して会社に入ればイイって言ってるけど
 やーっぱり この舞網市に生まれたからには目指せプロデュエリスト! よねぇ」
「……」

「こんなにデュエルの勉強してるんだもん 陣君ならきっと夢を叶えられるわ!」

p.44 
 デュエル
 デュエリスト

ハァ…「違う…とは言えないなぁ」
ハァ…《そりゃデュエル自体も嫌いじゃないし プロ資格も在ったら便利なんだろうとは思うけど》でも…

「何にせよ ジュニアユース昇格の方が先だよね 相談できそうな人…居るかな?」この時間帯で…

p.45 
「ん」

「フォースじゃないか 俺に何か用?」コッチじっと見て
「君に…って訳じゃないけど 誰か待ってた ちょっと訊きたい事が在るんだけどイイかな?」

「訊きたい事…?」
「ジュニアユースへの昇格テスト 塾入ってないから 詳しい日程が分からなくって」
嗚呼

p.46 
確か…「LDSが無所属や中小塾の生徒をまとめて試験させてた筈だ」
「そうか」
「遊勝塾以外はそのままLDSに吸収・合併されたっていう逸話も付くけど… 無所属の人全員 LDSに入ったそうだけれど」

「あの時か… そう言えば一昨年おととしの今頃だったな」柚子とお前もも引き抜かれそうになって…
「確か試験日は日曜日だったと思う 普通は各デュエルスクールで受けるんだけど…」

「無所属だと… そういう処しか在りませんか?」
「御免 俺が知ってるのはそのくらい LDSは舞網市のデュエル協会とも 繋がりが在るから…」

p.47 
「そうか… 昼行った時にパンフか何か もらっておけな良かったですね
 こういう処 鈍臭いって言われるんですよ 僕」駄目だなー アハハ
ふーん?

「零児なら…詳しい話 してくれるんじゃないかな」
うーん「デジタル・ランサーズとは別ですし でもまぁ事務局へ問い合わせるぐらいは…」

「どうしたの? 貴方たちももう時間よ?」
嗚呼「すいません 僕の方はもうイイです」

p.48 
俺達も行こうか
嗚呼

「フォース… 西小蔵さん色々在ったみたいでさ まだジュニアユースの資格を取っていないらしいんだ」
「…そう」

========================================

p.7
 …この場合の『未来』は零王の知る世界でも、『未来』そのものに対する一般?的な認識や予測でも

p.11
 プレイさせると決めた後に、と早めても可?★

p.17〜
 確か遊B1の設定を正当化させる為に追加?シた(新)設定だったと思ウ。
 普通はこんなザルなオンラインゲーム無いよ… と、言イたいけど2002年頃のレベルはドウだったんだろ??

 ……まァえっと、裏に居るのが………………ですカラねぇ。

p.20
 実際はドッチも『ユーヤ』だけれど、『遊矢』の方である事を強調する為に『ユウヤ』と発音。
 …文字だけじゃ分かンないか☆

p.21
 俺も、かも知れない(字が汚イ/汗)

p.22
 エリア変更やターミナル交換と言った際にDAを再設定・製作しなければならないので、
 DAの『複製』そのものは作中内公式で可能。

p.23
 …普通に考えると 家の中に知らない人が入ってくる事は滅多に無いんで、
 家族・友人間でトラブらないよう 日頃からのコミュニケーションが大事だってコトにもナルんでしょーか。
 これ

p.34
 …制服組とかソウでもない気がするんだが、その辺忘れて書いイてたんだろうか自分。
 或いはンー、このシーンの日美香さんって都合の悪い事は無視して喋ッてるようにも思えるから。

 自立させろと促し掛けたように見えて手綱シッカリ握れとか、ドッチなんだって感じで惑わせる。
 ……、日美香自身も零児を独立させる処とさせない処を選び分けている訳ですが、
 零児の方が其の魔性に気付く事ッて難しいんだろうな……。基本 味方だしね。


 …公式や後で出て来る設定と、合わなくなるようだったら修正★






[PR]動画