とっぷ壊殻の海ノ物語遊戯王BrowsingU


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#028.遊矢vs零児 続き/西小蔵の逃亡

p.1 【2017.11.28.Tue.】
《…待って 待ってみんな 置いてかないでよ》

「おっせぇなぁ 見掛けの割に鈍臭いの」


「…やった! 進学テスト 合格」
「俺も!」
「お前ズァークは?」
「…… 不合格」

p.2 
「駄っ目だなーぁ」さらば我が友
「勉強もスポーツもてんで苦手

 あ でも デュエルだけは強かったっけ」ついでに負け知らずでさ

「…高校ハイスクール行かずに プロデュエリスト 目指すのか?」
「…ん それしか取り柄が無いし」
「…… 無さ過ぎだろ」まさか中学ミドル止まりとは思わなかった

 ――思えば

p.3 
 それは何もかもが「運命」に定められていたように

「…決闘者たちみんな戦い犠牲は 無駄にはしない 永続魔法 エン・フラワーズ 発動!

p.4 
「…あれ? 一体どっちだったっけ?」

p.5 
「参ったなぁ 早く講堂に行かなきゃならないのに… 何処なんだろう」せめて職員寮の位置とか


「――では皆様 再びわたくしめが『ペンデュラム召喚』についての説明を行わせて頂きまーす
 その前にスケール2の刻剣の魔術師と スケール8のEMオッドアイズ・ユニコーンをPゾーンにセッティング!」

p.6 
「…これでレベル3から7までのモンスターが 手札とエクストラデッキから同時に(特殊)召喚可能!
 ――そうなんと 好きな数 呼び出せてしまうのです
 そして墓地へ行かず EXデッキに送ったPモンスターは 何度でも呼び出せてしまうのです」
 ただし ペンデュラム召喚自体は 1ターンに1回だけ

p.7 
「――それでは 手札のレベル4 EMヘイタイガーと EXデッキのレベル7 オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン
 そしてレベル3の EMウィム・ウィッチを ペンデュラム召喚!」

 オッドアイズ 攻2500 ヘイタイガー 攻1700 ウィム・ウィッチ 攻守800

p.8 
はい「EMトランプ・ガールはレベル2なので復活しませーん」
くすん
「そして『調弦の魔術師』はレベル4ですが
 これは自身のモンスター効果により EXデッキからのP召喚が出来ません」ので やはり 出せません.
ざんねーん

「――それでは最後に『ペンデュラム効果』!
 PモンスターカードがPゾーンに置かれている時に発動できる特殊能力について説明したいと思います
 ん? するまでもなく今言ったまんまかな?」
アハハ

p.9 
「論より証拠 さっそくEMオッドアイズ・ユニコーンのペンデュラム効果を使ってみましょう

 このカードがPゾーンに存在する限り1度だけ 自分の『オッドアイズ』モンスターの攻撃宣言時に
 自分フィールドの『EM』モンスター1体の元々の攻撃力をプラス出来ます

 ――と いう訳でバトル 『オッドアイズ』・ペンデュラム・ドラゴンで DDD双暁王カリ・ユガに攻撃!」

p.10 
「この瞬間 私はオッドアイズ・ユニコーンのP効果を発動 『オッドアイズ』・ペンデュラム・ドラゴンの攻撃力を
 自分フィールドの『EM』ヘイタイガーの攻撃力1700ポイントアップ!」 攻 →4200

「…… 赤馬さんの言った通りに PゾーンのPカードは『魔法カード』として扱われる為
 このP効果も各種『魔法』を防ぐタイプの効果で無効にする事が出来ます」

p.11 
「ですが向こうのプレイヤーには今回それが無いようですね――
「…だったら遠慮なく やれ! オッドアイズ」

螺旋のストライクバースト!!

「…私は更に『オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』の効果を発動
 このカードが相手モンスターと戦闘を行う場合 相手に与える戦闘ダメージは2倍になる!」

p.12 
「700×2 …1400!」

「決まった!?」

「『ディメンション・ウォール』 オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンの攻撃宣言時に発動していた」
「えっ!?」

※原稿メモ:必要なら書き直し★

p.13 
「よってダメージは相手が受ける!!」
ズガアァン! ←効果音
 LP →0

「ぐわぁーーっ や・ら・れ・たぁーっ!」
《…いや 別に変な演技 しなくてイイから》
『――デュエル終了 勝者 赤馬零児』

(遊矢) ←倒れたフリ

(再開から3分)

p.14 
「どうだ これが赤馬様の実力」
「――うん 君に自慢される筋合いは無いけどね」
何だと!?

「遊矢…」
あーん「残念 負けちゃったぁ」
「ふふ」
「けど いいデュエルだったと思うわ」
「そうだね」

「うん」
「罠で決めたか」
「――ま どの召喚法を立てても カドが立つからね 無難な線だろう」

《…… 俺的にはシンクロ成分が足りなかったと思う》レベル7だったし
《……》エクシーズも微妙だ
いや 効果まで 使ってただろう
《…どうでもイイから 遊矢もそろそろカード拾って》
ん…

p.15 
「――以上を持ちまして
 私と榊君によるシンクロ・エクシーズ・ペンデュラムモンスターの召喚方法と効果使用例などを終了したいと思います
 …なお シンクロ召喚には『ダブルチューニング』 エクシーズ召喚には『ランクアップ』と言った各種テクニックが在りますが
 それぞれについてはどうぞ またの機会に御勉学下さい …行くぞ遊矢」

p.16 
「…ふむ 『召喚』自体はひと通り知ってはいましたが」
「…やはり 聞くのと実際に見るのでは 大分 違いますな」
「――嗚呼 これで我々にも出来そうだ」あとは カードさえ 在れば

「では此処で実際にコマーシャル
 オンラインゲーム『DMB』専用マシン『DMBターミナル』 海馬Coより発売中だ!!」

「…兄様 今誰に向かって言ったの」
「勿論まだ DMBターミナルを購入していない者たちに」
此処は全寮制の学校だって

p.17 
「…なかなか面白いデュエルだった
 俺もペンデュラムとシンクロ・エクシーズ そして融合召喚を使う事の出来る奴を知っているが
 同じデッキで全てが出来ると言うのは初めてだ」

「調子が良かったら1ターンで全部できるんだぜ 赤馬様のDDデッキは」
「遊矢だって負けて無いもん」
「……」その人を刺激しないでくれないか

「…… デニスや赤馬零王以外にも 融合次元でP召喚を使える人が居るって言うのか?」しかもシンクロやエクシーズまで

p.18 
「…… お前から例のカードを受け取ったと言う者だ
 融合デッキの他に ペンデュラム・シンクロ ペンデュラム・エクシーズと言った 様々なデッキを作っては…
 手当たり次第に全員に勝負を挑んでいた」
「……」

「まぁ そういう大会だったからな… ――覚えてないのか?」
「…だから あの3年前の事はコイツにとっちゃ まだ未来の事かも知れないんだよ 兄様」
「……」

「…3年前? ズァークがP召喚を生み出したのは… まだ去年の話だぞ?」数ヶ月前だけど 1年も経ってない
「…………」

p.19 
「そう―― 此処が『過去』の時代なら 理論的にはより過去である時代に『P召喚』は存在しない」
「……」

「しかし父から 20年前にはP召喚が在ったと言う話を聞いてな …… 少々妙だと思っていたんだ

 そして先日 モクバと話をしているうちに お互い違う時代に存在しているのではないかという事に気が付いた」
嗚呼「そのきっかけになったのが… お前に返した そのPカードその他って訳」

p.20 
「……」
「――以前 この融合次元から 他の次元の召喚方法に関する事が 何時の間にか消え忘れられていった―― という話を聞いただろう」
「……」

「同じ事がスタンダード次元でも起きていた …恐らくは『ズァーク』の復活を阻止する為 その度に生まれた『P召喚』の存在は

 歴史から抹消されてきたのだ」

p.21 
「…ねぇ その子 何聞かされてるのか 既に頭に入ってないんじゃないかしら」
(遊矢) ←許容量オーバー
「まぁ俺も半分以上サッパリだが」
僕も…

「…僕は少し 分かったよ 要するにまだ『ズァーク』が居る …だから次元が 再び四つに分裂したんだ」

「…… その結論は定かではない
 ただ近い物は在ると思う …世界を分裂させる力と 一つに統合しようとした力が まだ 存在するのだから」

p.22 
「…… ズァークか或いは別の何かを封じる為に 四つの次元が まだ分裂し続けている…って言うの?
 僕達お互いの事忘れちゃうの?」

「分からない… 実際の処 此処が本当に『過去』なのかどうか それを裏付けるだけの証拠はまだ発見されてはいないのだからな」
「……」

「分かっているのは『次元回廊』の繋ぐ世界が …このように
『過去の世界』と『未来の世界』とを繋げているのかも知れない事
『過去の世界』と『未来の世界』であるのかも知れない事
 それとは別に『3年前』 何らかの形で『榊遊矢』が誰かにカードを渡すという事」 p.23  《そのカードをもしまた海馬Coモクバが預かって 遊矢に渡して また遊矢が 3年前のその『誰か』に渡しちゃったら  カードだけ 延々と過去に戻る事をループするって事になるんだよね》 「うーん」 「取り敢えず弊害は無い… とは言い切れない  私の母の言動がループしているようだ その件に関してはまぁ 話せば長くなるのだが…  …… その前に 刀堂 西小蔵陣はどうした?」 嗚呼 えっと「急に走り出しちゃって 連絡メールしたら 後から来るって」 p.24  「! 急に走り出した… …… もしかして Dディスクをなかなか装備しない事に焦れて  君が着けさせようとして 肩か何処か 触ったんじゃないだろうな」 「凄い! どうして分かったんですか赤馬様」 「…… 同じ事を病院でもやらかしたそうだ その時は屋内だった為 すぐに見付かったと言う事だが」 あちゃ 病院…?」 嗚呼「腕を怪我していたんだよ Dディスク壊したのもその時でさ」 「えっ あの人 怪我してたのか? それじゃあ 悪い事したかな」急に腕掴んだりして いや「腕の損傷自体は既に治っている …ただ痛みの再発を恐れてか  病院ではズルズルと ディスクの装備を 先延ばしにして… 結局装備しなかったのだそうだ」 p.25  「そうだったのか… 道理でグズグズしてると思った」 「本人の精神的な面に関係していると 医師は判断しているそうだが  …… ともかくこの件に関しては 彼が自分から来るという言葉を鵜呑みにしてはいけない」 「その気は無くても嘘をつく 素直に此処へはやって来ない… ――と いう事ですねぇ」 「――ええ 余り遠くに行っていないとイイのですが」(希望的観測) フン「痛みが怖くてディスクを装備できぬとは… 惰弱で根性の無い奴だな」 えー「流石に骨にヒビが入った時の痛みとか嫌だよ 古いDディスクじゃなくてもデュエルする事は出来るんだし」 「……」 「そうだな ただ彼の場合 現行のモデルでも 装備できない  ベーシック・スタイルでやればいいと言えばそれまでだが ――それでは問題の解決にならない」 p.26  「本人は治療を諦めればそれでイイと思っているのだろうが… 恐らく医療機関の方はそうではあるまい」 「――!」 「他の似たような症例の患者を多く救える その治療法の為の『テストプレイヤー』として彼を選んだ筈だからな」 「父さん… 一人だという事は 西小蔵とは」 「…嗚呼 お前達と別れた後にDディスクを受け取る気だったが 何故か居なくなっていたのはそういう事か」 御免「前社長のオッサン 取り敢えずDディスクの方は返す」 「――嗚呼」 「それで… 西小蔵のディスクの方は」 うむ「此方に」 p.27  「修理していて気が付いたのだが そのDディスクには一度カバーを外してバッテリーを取り換えた跡が在った  其処で思い出したのだが… 私は 西小蔵君の父親か誰か 恐らく一度会っている」 「……」 「古い仕様のバッテリーパックを注文してきた客が居たんだ 10年以上前だから 西小蔵君は5・6歳かな」 「…… 西小蔵は15歳です 10年前では6歳にはなりませんよ」 「――そうか」 p.28  「オッサン 舞網市民なんだろ 中学の制服って分かんねぇかなーぁ」 「俺に… 同じ制服を若い頃の赤馬零王が来ていた姿が想像できない」って言うか若い頃自体が 「…… 私は舞網市出身ではないからな  それに10年前は工場からの出荷が主で… 直接の客層だった者たちとは殆ど接した事が無かった」 「……」 「あのバッテリーパック… 何処でどう調達したんだったかな ――取り敢えず充電はしておいた だがしかし何年間も持たない」 p.29  「――? Dディスクのバッテリーは無線供給式だから 乱暴に扱わなければ5年 丁寧に扱えば10年ぐらい持つ筈だぜ  そりゃ数ヶ月で新型モデル出したけど」 「…… SVとRSVのシステムでは 無線供給によって受け取るエネルギーの量が違う… 負荷に耐えられないという訳だな?」 「――はい」 「無線…供給?」 「…… DディスクのSVは カードを通じて 衛星その他のネットワークからデータベースにアクセスし  其処に在るプログラムデータのコピー信号を受け取って その信号自体をエネルギーとして出力している」 p.30  「??? 信号をエネルギーとして出力?」 「プログラム信号は『電子』の集まり… 要するに『電波』で『電流』だからな」それは信号機 「勿論 それ相応の変換システムが存在するが… 何にせよ『カード』を使用する際に  外部から『データ』と共に『エネルギー』を受け取っている それがDディスクのシステム」 「カードデータが外部のデータベースに在るから Dディスクの方は最小限の容量で必要データを保存できる  …まあ 現在の物はそれに加えて 様々な機能が付いているが」メールとかデジタル時計とか p.31  「何にせよ海馬場社長の言う通り SVとRSVではエネルギーの量が違う  コップでバケツの水を受け取るようなものなのだ 数回デュエルをしただけでバッテリーパックの方が満タンになる  あの時も… 確か専用の処理をして 余分なエネルギーは 比較的早く外に逃げるようにしておいた  今回 交換した物も 必要最低限の量しか ディスクのバッテリーパックには入らない」 「『デュエル』をすれば… 後は自動的にエネルギーが供給される訳ですからね」 「…それでも3年持てばいい方だと思っていた 余りデュエルをしないのか…  ――いやRSV対応は別に持っていると言っていたな」 p.32  「それは このDディスクが壊れた後に 手に入れた物のようですが ――まぁ10年近くも在れば  実際には別のDディスクを使っていた時期が長かったとしても不思議ではありません」 「…… 父ちゃんとの思い出の品 みたいな事 言ってたからなー なんか事情が在って会えなくなって  …それで懐かしくなって最近になって引っ張り出してきたとか そんなトコじゃねぇの?」最近っつても 数ヶ月は前らしいけど 「何にせよ―― 2時を既に過ぎている 次元回廊ワームホールを向こうの2時にひらくようにセットしてはあるが  それでも長時間 此方の次元に居ると言うのは心配だな」 (デュエル終了から約20分) p.33  「…… それって遊矢たち もう帰っちゃうって事?」 「つっまんなーい」「せっかく今日 午後 自由時間なのに」 「…… 其処で話をこじらせないでくれないか 遊矢だけ置いて帰る訳にもいかんのだ」 えっ「それどういう意味?」 ぶー ぶー 「…… 私は職員や海馬瀬人社長と話が在る お前達は早く 西小蔵君を見付けて 舞網市に戻りなさい」 p.34  「そう… ですね そうします」今日の処は 「行くぞ 榊遊矢 刀堂」 「――嗚呼」 「はい」 「…… 何故こんなに居るのか 疑問に思うべきなんだろうか」 いや「僕達も講堂出ますし」 分かっている 分かってはいるのだが p.35  「…… そして予想通りと言うべきか 西小蔵陣はまだ此処には居ないのだな」 「どんな人? 探すのなら手伝ってあげる」 「…… 私と同じくらいの身長で 服は白い上着の…  ――嗚呼 袖にきちんと腕を通せ 遊矢」  出来上がり. 「…コレと同じ上着を着ている 下の方も同じ白.のズボンだ」 「沢渡と同じ格好って事か」 p.36  「それと… ――! 遊矢 君の鞄は?」 「あっ!」 「コレでしょ 席を降りる時に持ってきたんだ」 「…良かった そうか 有難う 素良」 「では その鞄を後ろに背負しょって ――うむ 後ろはこんな感じだな」 ふんふん 「私達は 此処から職員寮の方へ向かう その先は… 下手に動くとミイラ取りがミイラになりかねない」 「――分かりました 案内も兼ねて二人一組で行きましょう」 「僕 遊矢と行くー♪」 えーっ「私がぁ」 p.37 【12.3.Sun.】
「ワガママ言わないの グレース」
「ワガママを言うな グレース」
えーっ 「……  その鞄の奴 見た 林の方に向かって言った」 「ホントか! えーっと…」 「…俺だ BB 元々の名前は到牙とうが」 「分かった 到牙 案内してくれ」 「…嗚呼」 「…… 私と刀堂は職員寮の入口に向かう 西小蔵陣が見付かったら連絡を」 「嗚呼」 「天上院! 僕達 先に生徒会室に戻ってるよ」 「ええ」 (講堂を出て2分ぐらい?) p.38  「さて… デュエルの方は如何でしたかな このDアカデミアが目指すべきプロデュエリスト  あの者たちが果たしてそれに 相応しかったかどうか」 「ふむ… 多少ふざけた処は在ったが デュエルのテクニックはなかなかのものだったかな  攻撃力3000以上のモンスターも見れた」 「彼らはAデュエリストですから… ある程度は此方とはデュエルスタイルが異なります  早い話 ベーシック・プロ スタンディング・プロ ライディング・プロ アクション・プロ  その他 各デュエルスタイルと その専門デュエリストを育成するかどうか 今回 その方針から考え直したいと思いまして」 p.39  「現在の処 Dアカデミアではスタンディング・デュエルが主流です しかしDMブラウザを始めた処 RデュエルやRcデュエル…  そしてAデュエルやQデュエルの方に 人気が集まっているようなので  勿論 普段できない事をやれるという事も 在るのでしょうが このDMBを機に現実リアルのデュエルも多様化していくと考えられます…  其処で海馬社長の意見を聞きたい」 「…… スタンディング・スタイル中心に 総合的な基礎学力を重視するか  専門コースを作って それぞれの分野で 活躍させる事を目指すか 大きく分けて二つだな」 「――はい」 p.40  「…… 生徒達の動向を 把握しているのか? クラブ・イン・アカデミアのことは生徒達に任せてるって聞いたけど」 「勿論 プロバイダ活動の事は  ですが それとは別に 生徒達のDMBターミナル使用の記録は 此方できちんとチェックしています」教師として… 戦績ログ見てますよ 「そうか… ま それは 折を見てウィスタリアに伝える そんなに多いのか? アカデミア生のスタンディング以外のデュエルって」 「そうですね 日に平均して8割ぐらいの者が 大概は様々なDスタイルを試しているだけのようですが  一方で 一つのDスタイルだけをプレイする者が… 3割ほど」それも スタンディング以外のデュエルを p.41  「プロバイダ・クラブの活動を除いて アカデミアでDMBをプレイする事が出来るのは  デュエルでプレイ権利を勝ち取った成績上位者たちだけ です  6割はまだ 入れ替わりが激しいですが 残る4割は既に DMBターミナル使用の常連と化しています  即ち お借りしているDMBターミナル 約50台… それを使用できる生徒は約150人」3時から9時まで 一人2時間 「そのうちの約60名が Dアカデミア内の成績上位者として絞られてきているという訳です」 「……」 「実際に現実リアルでも優秀な成績を収めている者たちばかり  その中に スタンディング以外のスタイルを 好むらしい者が 半数以上に上がっている」 「……」 p.42  「残りの10数名に関しても 様々なDスタイルを試していたと 思われるのは 既に過去の事で  今は即ち スタンディング・スタイルが 自分に合っていると考えて それによって好成績を収めています  そして スタンディング以外の各スタイルを好む者についても…  …… ベーシック・アクション・ライディングの三つについては 元々 現実リアルに地盤が在ります  彼らがDアカデミアを卒業後 それぞれのスタイル・プロに 転向していく可能性は非常に高い」 ふむ「それでは彼らにとっては二度手間… 勿論各スタイルを学び直すだけの実力は充分 持っているだろうが  それよりはアカデミアに 専門のコースを作って  各スタイルですぐにプロに成れる方式に 変えた方がイイかも知れないという事か…」 p.43  「けど Dホイールとか Rデュエル用コースとか Aフィールド専用のRSV装置とか…  導入するとなるとそれなりに経費が掛かるんだよな」 「…まぁ それは充分 承知の上で」 「海馬ランドの建設だってタダじゃないし… Dアカデミアの設備を強化するんだったら  今 計画中のエチオピアパークとモンゴルパークの事は 暫く延期する事になっちまうぜ 兄様」  ※主要な各国には既に在る 「ふむ… 海馬ランドを世界中に作ると言うのは 俺の第一目標だからな  その点から見て アカデミアに各スタイルの専用設備を導入するという話は 今は却下だ 数年後にもう一度見直す」 「…はっ」 p.44  「代わりと言っては何だが… 海馬ランドの方にDMBと連動した 新アトラクションを考えている  ゲームの一部分をRSVとしてAフィールド化し… 其処に子供達を自由に出入りさせるような事は可能か?」 「ええ勿論 やろうと思えば Rデュエルのコースも RSVで用意できます」ただし 一時的な物. 「勿論それ相応のカードや 場所の確保が必要ですが  プレイヤー以外を 自由に Aフィールド内に出入りさせるという仕様も… 多少のシステム設定の変更によって可能です  ただその場合 『出入りするもの』を特定のどれかに限定する事は出来ません  子供が入れれば 大人でも野良猫でも 入る事が出来ます」 p.45  「…… 猫はともかく 保護者が一緒に来る事はよく在る」主に孤児向けのパークではあるが 「その程度が無制限になるのは構わん」 「…はっ  では後で 零児に話をさせましょう プロモーション・デュエルのビデオで見た通り…  DMBの映像を Aフィールドとして 出力する技術は 既に実用化しているようですから」 「まだ居るかな? 捕まえて来ようか 兄様」 「そうだな 走って行って 明日また 此処に来られるようなら… いや海馬Co本社の方に来るように伝えろ」 「――うん」 p.46  「…刀堂 そう言えば君は 西小蔵陣の ディスクメールアドレスを知っているのか」 「いえ 『デジタル・ランサーズ』のリーダーへの専用アドレスを使いました  現実リアルじゃ初めて会ったですから」 「…… そうだったな」 「私も榊遊矢の個人ディスクメールは知らない」勿論 通話番号も 「教えろと言う前に もう豆の粒だ」 「あっちゃーぁ アイツ 気付かないで 行っちまったって事ですか」 …… そうなる p.47  「割と慌てん坊さんなんだねぇ 到牙って奴も含めてさ」 「…… あんな奴 自由にさせて イイんですか?」 「いいも悪いも 既に走って行ってしまったからな」 まぁ… 「…… そして 予測通り 職員寮の入口まえにも 西小蔵は居ないのだな」 「途中で別れた処にも居なかったですしねぇ… どします?」 「……」 p.48  「――仕方が無い 私と遊矢と西小蔵陣で デュエルを行う」バトルロイヤルだな 「――えっ?」 「デュエル内部における通信機能を利用するのだ 今のままでは 遊矢が西小蔵に合流しないと 連絡が取れないし  合流した場合でも また『デジタル・ランサーズ』用のメールアドレスを 使用されるのは困る」――と言うか させたくない 「けどデュエル通信ってつまり デュエルを始めてから やれる事で… デュエルを開始する為には  そもそもの相手の同意が 必要なんですよね? …… 二人が居ないのにどうやって…」 「――ま ちょっとした裏技だ 私とて伊達にデュエルシステム会社の社長をやっている訳ではない」 「…… 出し渋ったって事は 不正使用なんですね」職権乱用? 「…今は言うな ――デュエル!」 ======================================== p.3  …墓地に上級モンスター9体って言うのは二人じゃ難しいし、  その前に戦ってたデュエリスト達の行動をまるで無駄にもしないだろう、と。  (間に合ったかどうかは不明だが)  そして多分、倒され(て気絶し)ただけでマダ息が在る状態でも、  「犠牲になった」扱いかと。(実際に生死を確認してる余裕は無いだろうし) p.5  …片仮名で「ワタクシ」?  (けど多分、此処ルビじゃなくって後からの書き直し)   p.12〜  草案メモを見るに、ラスト2ターンはイカサマ☆  …もとい、零児が『DDリクルート』で遊矢が『EMフレンドンキー』だった←それぞれのドローカード  (無駄に)長引かせず、かつP効果の説明も、って事で ネームの通りに変更 p.14  …ホントに良かったかは人次第。  アカデミアの講師相手に丁寧過ぎた気もするけど、ルールブック参考にシたので  ソコソコ知らなかった部分を知るキッカケにはナリました。…書いた奴の。(笑) p.22  …いないのだ、でも  あと次の台詞の言い回しもおかしい p.24  …本人の意志と言うよりも、無意識下での反射的行動。→急に走り出す  なので当人に幾ら言い聞かせても治らない障害。 p.25  骨が折れる、のままでも?? p.26  かも知れん、かも p.29〜  ……、遊Bシリーズ内の設定なので、実際と違うなと思ッたら御免。 p.32  音声読み上げだと8分だった p.16と17の間に少し在るんだけど それでも計10分以下のままかも  26話が10分、27話が計30分()、――で28話の此処までが15分弱だと 1時間には足りないかも  (その場合は「もうすぐ2時になる」云々に台詞を変更★)(無駄なシーンはカットしたい気もするし)   ※移動時間などの次第で 少し伸びる p.36  背負せおって、の読みでも p.37  …実際には現地語で「牙に至る」って意味の言葉  でも其の現地=出身国が何処かは知らナイし決メてもいない  「BB」=バトルビーストが本名ではないだろウ事だけは推察 p.38〜  …思い付くままに、本筋とは余り関係なさそうな裏設定部分。  練り直し時にはカット確定?? p.41  プロバイダ・クラブ:…通称。  実際には複数のクラブの合同  (一つのクラブの何割かが、クラブAやそのイベントを作る作業メンバーに入っている。そんな感じ)  成績上位者の数:…一時にやるQデュエルが、校舎内で8、校庭&体育館で2〜6、×数人ずつ。  対戦ルームは外部からの管理で、他は出店のサポートセンターやトレードショップが最低2人。  それに『生徒会』の4人や教師用の分も加えると、クラブAスタッフ以外のプレイヤ―生徒の数は もっと少ないかも  (その内にオシリス・アームズも入る)  上がっている でなく のぼっている、でも p.43  増設、でも p.48  ……、レオ・Coに連絡して調べさせる事も出来るンだろうけど ソレは多分 最終手段。  スシ詰めラストに成ったノで、そういう意味でもネームを書き直したいページかも。  …公式や後で出て来る設定と、合わなくなるようだったら修正★





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