とっぷ壊殻の海ノ物語遊戯王BrowsingU


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#015.依頼とデザイン/踊り場の上で

p.1 
「洋子さーんっ」

「もーっ こんな処 居ないで下さいよ」坂 登ってくるの 大変なんですから
「イイじゃないか 此処あたしのお気に入りの場所なんだから」海が見えるし町も見えるし

「結婚して素敵な旦那様と一緒になったら こういう処に住みたいモンだねぇ」

「洋子さんの旦那…」「きっとムキムキの喧嘩番長みたいな」
「逆にモヤシっパシリかも」
「失礼だねぇ」
宅急便

p.2 
「うわあああああーーッ!!」

 ユーヤ LP→0

『…デュエル終了 勝者ウィナーSINGO』決闘空間デュエルフロアクローズ…

「…フッ さあ勝利を讃えよ観衆共」

「ユーヤっ」
「大丈夫か!?」
「……」

p.3 
「遊矢? ちょっとどうしたの大声出して

 !」

「ユーヤ…」

「ちょっとアンタ達 遊矢に何したの いきなり凄い声 出したと思ったら 倒れてるし」
「洋子おばさん」その声は

「すいません… デュエルで熱中し過ぎると
 大ダメージを受けた時に気を失ってしまう事が在るそうです 暫くすれば目を覚まします」
「そうかい」何も聞かず責めたりして悪かったね
いえ

p.4 
「流れ星ユーヤ… 丁度いい 少し話が在るのですが」

「イイけど遊矢に毛布かけたいから 1分ばかし待ってくれるかい?」
「はい」

「――ヒメ 君のお父さんも昼間はDMBをプレイしていると言っていたな」
「え? …ええ」
「彼とも併せて話がしたい 悪いが連れてきて交代してくれないか 他の者は小休憩に入れ」


「…お忙しい中すいません
 実はユーヤとヒメには『デジタル・ランサーズ』というチームに入って頂きました 平たく言うと私の部下です」

「部下…?」
「これから平日 30分から1時間 夕方頃に 仕事として DMBのゲームをプレイする事になります まずは其処を御理解頂きたい」

「仕事って何するんだい?」
「今の処はエリア内部の見回りです 詳しい事は後で本人達にお聞き下さい」
「……」

p.5 
「それと明日 午前9時 この『レオ・デュエル・グラウンド』が正式オープンいたします
 出来ればセレモニーイベントを盛り上げたいのですが 時間帯から言って貴方がたのお子様たちでは無理です」
ん…「まぁ」そうだろうね

「其処で提案なのですが 貴方がた二人が代わりにセレモニーに参加して 公開デュエルを行って頂けませんか?
 デッキは勿論 本人達から借りて」

「イイけど遊矢がうんって言うかな」
「それはデジタル・ランサーズの仕事という事で …貴方がたがお忙しいと言うなら無理強いはしません」

ん…「イイよ 引き受ける 今日もその時間帯で遊んでたしね」
「俺も」

「――では 決まった 念の為 専用メールアドレスをお教えしておきます」

p.6 
「…話は以上です どうも有難うございました」

「――嗚呼 明日午前9時だね 分かった それじゃ修造さんも」
嗚呼

「母さん…? 明日の9時 塾長が何だって?」
嗚呼「起きたね丁度いい 明日母さんDMBでデュエルするから アンタのデッキ貸しな」

えっ「デュエル?」「母さんが俺のデッキで!? どういう事なの!?」

p.7 【10.24.Tue.】
「デジタル何たらの仕事だって 詳しい事は零児君に聞きなよ」母さん洗濯物畳んでる途中だからさ
「? ?」

「柚子〜!! お前LDS関係者の部下になってるだってぇ」
「ちょっと何言われたのよ」俺もだとか 嗚呼とか 言っといて
う゛っ

「明日 お前と遊矢の代わりに 洋子さんとデュエルする事になった 午前9時からだ デッキ貸してくれ」
ん…「イイけど先に手洗ってよ」

「レイジ! 母さんがDMBでデュエルするってどういう事だ」
「そのままの意味だ 明日の9時 対戦相手はヒメの父親」
えー

「その時間帯までには音声変換ボイスチェンジャーソフトを用意する プロデュエリストの妻と元プロデュエリストだ そう悪い内容にはなるまい」
「……」←どう説明してイイのか分からない
「…知らないとは恐ろしいとはこの事だな」
「?」元プロって

そうそう「チハヤに何故 遊矢がグルファスを墓地に送ったかの説明だったな SINGOに極神皇トールの効果を使わせる為だ
 極星獣グルファスはチューナーで 極星天ドヴェルグが墓地からの回収効果を持っている」
ドヴェルグでグルファスを手札に入れて チューナーが居れば後で勿論シンクロが出来る.と
「その作戦コンボを囮にして トールの効果をいち早く使い切らせようとした訳だ」生憎引っ掛からなかったようだがな
p.8 覇王龍ズァーク呼びっつー縛りさえ無ければ 3ターン目でカタログのコンボ実行して」其処でヴァルキュリア引いたから 「5ターン目には勝負は着いてたんだけどなァ」 「カタログのコンボ?」 「何だそりゃ?」 「DMのカードカタログ14巻のコンボだよ お前 最近刊の表紙モデルやってるクセに読んでねぇのか」 えー「表紙モデルなんてやったかなぁ」 っつーか「カードカタログなんて初めて聞いたぞ」 「普通に本屋で売ってるわよ SINGOの言う通り遊矢が表紙モデルやってんの」 「最新刊は覇王龍ズァークと居たな」 「え…」 「…… 俺も見た 親父殿が全巻揃えた」門下生の為に 「ウチも」 「…… 数ヶ月前まで4つの次元に分かれていたからな 全ての召喚法に関する書籍という物は存在できなかったのだろう」  実際 私が見たのも 最近だ「…後は 個々人の勉強具合だ」 「う゛ッ」 p.9  「DMのカードカタログ… コンボも載っている訳ですね?」 「ええ」 よーし買う! 1000円ぐらいするよ 「…… 先程のAデッキもそのカタログを見て適当に作った  本格的な物にしてはデュエルが一辺倒になってしまうからな」プレイヤーが工夫できる余地を残してある 「…… 適当だったのか 道理で… 」 「…… ユーヤはAカードに頼り過ぎる点が目に付いていたな 何時ものAデュエルと同じ調子で魔法カードを探したのだろう」 「ん…」 「そうね… 今のデュエルどっちかって言うと 主力モンスターをAデッキに任せて魔法・罠で補助する形がイイんじゃないかしら  そう言えば『極神皇トール』はAモンスター?」 「嗚呼」 p.10  「マスターズデッキが無くてもプレイ出来るタイプのQデュエルにする予定だ 15名前後で2組に分かれて対戦し合う  Aエクストラデッキのモンスターをどっちがより早く多く召喚できるかが鍵だな」それがメインとも言える 「Aカードの数は参加人数に応じて増える仕様になっている …何処か手直しの必要そうな処は在ったか?」 「うーん スケールが大き過ぎて」何処にどう 悪い点が在ったか サッパリ 「…… 移動用モンスターの数が少ないんじゃないのかな  マスターデッキ無しで今のAデュエルするとしたら もっと種類増やした方がイイ」 「そうか」 「大勢のプレイヤーが一斉にモンスターに乗って動き回るんだろ? きっと凄い見物だぜ〜」 「そうですね でもそれエリアフィールドでも出来ますよ」 「えっ?」 p.11  「ゲームの開始時に手札が5枚配られるだろう 其処からモンスターを召喚すれば 一緒に行動する事が出来る」 「モバイルモードって言うんです」マニュアルにも在ります 「DMB自体が目的の無いQデュエルと思えばいい …いやデュエルをするのが目的か」 「ならクリア条件の無いQデュエルって処ね」 そうだな 「Aデュエルを知っている者なら ある程度感覚フィーリングで分かる筈だ」モンスターの乗り方とか 「その他 Dホイールでも動き回れるよう 専用レーンを作ってはいるが  Dホイールに乗る場合はあくまでRデュエル優先なので 挑まれたら受けなくてはならない」一人で走るのは 挑戦者求むと言うのと同義 「…そして何キロ何十キロ走っても Dホイールやただのモンスターでは他のエリアに行けない  『空間』そのものが違うからな 前にも言ったがMMメッセンジャーモンスターで移動する」 「……」←そろそろ眠くなってきた p.12  「……」繰り返すが「MMはデッキ・エクストラデッキ・サイドデッキの中から1体選択するが  マスターデッキを取り換える時の為に3体まで登録できる  ユーヤの場合『EMディスカバー・ヒッポ』と『爆走天女 突攻麗泥威棲れでぃーす』だ」 「バラすなよ… って言うか母さん何時の間に」変更 「…… 明日は『ユーヤ』としてデュエルをしてもらうので 『流れ星ユーヤ』にはそれらしいMMを使うように伝えておいてくれ  それから 先程のデュエルの片手間に 君達の当番表スケジュールを製作した」 片手間っスかー 「Dディスクにメールで送ったので確認してくれないか」 「うん」 「はい」 「…… マニュアルにも在るが現実リアルでメール機能付きのDディスクを使用していて  DMBの内部でも同様であるなら現実リアルと同様にメールの送受信が出来る …ひとまず日曜日までの分を書いたが変更希望の処は」 「在りません」 「私も」 「俺も」 p.13  よし「リーダーはフォースに任命する 月曜日以降の当番表スケジュールは君が作成・管理してくれ」 「えっ…」 「他の者は変更点が在ったら今後は今後は彼に言うように フォースには専用メールアドレスを与えよう」もちろん全員が登録しろ 「……」 「…… デジタル・ランサーズのリーダーは俺様がやってやろうと思ったが  そういうメンド臭そうな仕事ならソイツがリーダーでもイイぜ」 「人事係っぽいモンねぇリーダーって言うより 「一応 何で僕なのか 訊いてもイイですか」 「言うまでもない 君が私の次に年長だからだ」 やっぱり… 「フォース年上だったんだ」DAはちっさいのに 「そう言えば西小蔵さんの事 学校で見掛けた覚えないわね」 嗚呼「ソイツが通ってるのは第一中学 俺らは第二中学だろ」 そっか 俺らも第一 p.14  「幼稚園では沢渡君のウチと近所で… いちおう幼馴染みって言うか」 「だけど住む家が変わってな それまでは第一次沢渡子分ズのメンバーだった」 「何だ子分ズって」そんな時期から… 要するに「コイツがデジタル・ランサーズのリーダーなら 俺様が影の真・リーダーって事だな」 「…… そういうプライベートは抜きにして LDG内ではデジタル・ランサーズのメンバーはリーダーに従う事」 「ちっ」 「勿論フォースが適任でないと判断した場合は解任する その心配は無いと思うが?」 「あ はい 努力します」 さり気に脅し掛けてるよ 社長 嗚呼 「…あと二つ 一つはこの部屋のインテリアだな」 「? テーブル?」 p.15  「全員で周囲に集合してくれ 私も含めて10人で会話できるかどうか…」  伸び 縮み〜 「…うむ この大きさがイイようだ」決定と. 「…イイけどこの広い部屋の中央に このテーブルだけって言うのは不便じゃないすか」 勿論「もう数台 設置する …どうだ?」 「…うん イイ感じなんじゃないでしょうか」 そうね 「椅子は?」 「椅子は別に要らんだろう」デュエリストアバターなんだから p.16  「高さも良し… いや 私の判断ではな チハヤどうだ デッキを置くのに高過ぎはしないか?」 (チハヤ)←1番低い えーと「……」 あ ハイ「大丈夫だと思います」 「よし」 「デッキ置けるんですか?」 「――嗚呼 カードの確認などをする為にな」ついでにベーシックも可能だ へー 「…システムが まだ製作中だが 周囲の壁全てが監視モニターになる事になる」壁と言うか窓ガラスだが 「この部屋でLDG内の見回りが出来るという訳だ」 「…… エリアフィールド内部を直接見回るって訳じゃないのか?」 「最初はソレも考えたが効率が悪い ヘッドギアを外したかどうかはコンピューター判断できるのではないかと思ってな」 p.17  「…詳しい事は明日に回す 他に用意の必要そうな物は在るか?」 うーん 「……」 「テーブルの上に小さな本棚を置くのはどうでしょう 例のカタログ 電子版とか在りますか?」 ふむ 「探してみよう… 本棚の方はコレでイイか?」 「どう思います?」 「そうねぇ」「色をもう ちょっと…」それから数は 「併せて時計ぐらい置いておくか… このD・クロックン型などどうだ」 くす「可愛いー」 他にどんなの在りますー? ふむ コレとか はー p.18  「そうか… この部屋はつまり我々デジタル・ランサーズの仕事場兼控室という訳か」警察のデスクみたいな 「らしいな」最初見た時は何かと思ったが 「…カタログが在った ルールブックと公式大会記録などもついでに購入しておこうか ――他には?」 あっ「漫画本」 「そんな物は流石に置かん」 ちぇー 「その代わり幾つかのドキュメンタリー・ビデオが見付かった 結構な量だから別に鑑賞室を作ろう  本棚の方はコレでイイか?」 p.19  「――で コイツが例のカードカタログ」 うーん「開かないですー」 「中身のインストールはまだしてないからな」注文中だ 「そうですか」 「読めないがパッケージの説明ぐらいは出来るか  1冊目 約20年前のデュエリスト 城之内克也と武藤遊戯 それから海馬Coの海馬瀬人社長だ」 ふーん 「こっちの2ショットがデュエルアカデミアの成績優秀者とかで …シンクロ次元のジャック・アトラスの事は知っているな」 あっ「カイト!」 「エクシーズ次元の者達か」 p.20  「――で 17冊目からは遊矢が表紙な訳か」 うーん「2冊目はデュエルの最中に撮った写真なんだろうけど」「17巻のコレは確かに…」思いっ切りカメラ目線だろ 「俺様じゃなく遊矢をモデルに選ぶなんて センスの無い編集者だぜ」 さぁな…「私の写真も使われていた」 「ぐっ」 「コッチのルールブックも遊矢が表紙やってるけど 遊矢本人はこういうの苦手そうよねぇ」確か試験問題が載ってるの 「感覚でデュエルをするタイプだからな」良かったなプロテスト実技だけで 「う…」 p.21  「話は変わりますがレイジ様 デジタル・ランサーズに制服を作るというのはどうでしょう」 「制服か… 確かにオシリス・アームズなど 出動時には揃いのユニフォームに着替えるとか 聞いているが」 へぇ「カッコイイ」 「しかし君達に制服を着せるとなると 私も相応の格好をしないといけなくなるからな」 「――? 堅苦しいのはお嫌いですか?」 「そういう訳ではないのだが …… 昔スーツを着た時『学校の制服はどうした』と嫌味を言われた事が在ってな  既に大学を出たと答えてやったが」 「…… そうですか」それは差し出がましい事を 「LDSの講師たちも 背広からパーカーまで色んな奴が居るモンなぁ 流石に常時ジャージはねぇけど」ははん 「悪かったわねっ」 p.22  「SINGOとお揃いの制服なんて」 なー 「冗談じゃないよな」 現実リアルでその制服ですよ」 やかまし んー「可愛い制服なら着てみたいのになー って言うか可愛い服着たい」 「…… DMBはそういうゲームではない」あくまでDA作りはオマケだ えー 「…そういう方面に力を入れているプロバイダも居なくはないが 私としてはやはりデュエルに力を入れたい  オリジナルで制服を作るとなるとソフトから探さなくてはならないのでな  勘弁してくれないか―― 可愛い服は現実リアルで着てくれ」 「……」 要するに「興味ないし面倒くさいからやりたくないってだけでしょう 見掛けの割にズボラよねー」はっ 「…… 服飾デザイナーでもない私が  今から1時間足らずで君達の気に入る制服などを用意デザイン出来ると思うか」あと一歩なのに仕事を増やすなっ p.23  はは零児レイジならやっちゃいそうな気もするんだけどな」 「本人がやりたくないと言うのを無理強いする訳にもいくまい」 そだな. 「レイジの制服デザインが悪いなら悪いで どんな代物なのかは いっぺん見てみたい気もするけどな」着やしないが 「蒸し返すな」 取り敢えず「要り用の物はその都度 揃えてくって方針で 今日の処はこれだけ在ればイイんじゃないですか?」 そうか「そうだな 異存の在る者は挙手を」 「…いえ」 「在りません」 これでイイんじゃないか? なー 「よし 残る課題はあと一つ 付いて来給え」 「? はーい」 「嗚呼」 p.24  「…此処は?」 「『ダイヤモンド・ホール』と名付けている このタワーの形状は知っているだろう 外から見て1番細い処だ」 「…… さっきの部屋 正方形の辺の中央に入口が在った筈だよな」エレベーターへの「何でか四隅の方に来てる」 「…マジカル」エレベーターが斜めに動いたのか「さすが電脳空間」 そうだな「色々と現実とは違う 例えば壁のあのダイヤモンド あの部分を出入口にしてある」 「…えっ」 「彼処ひらくの!?」 p.25 ひらかない そのまま通り抜けられる」 へー 「…外側のダイヤモンドの方が大きいが 入ればこのダイヤモンド・ホールにやってくるようになっている」 「ふわぁ〜 凄い そして何だかロマンティック!」 「そうね 現実リアルでも宝石のように見える処だもの」 「このダイヤモンド・ホールを一つにするか二つにするか  つまりLDSと共通にするか別々にするか 君達はどちらの方がイイと思う」 「うーん LDSへも行けるんでイイんじゃねーの?」 あら「こういう事は区別すべきよ」 「そうだな」 「嗚呼」 うん. p.26  「ヒメ――は どう思う?」 うん「そうねぇ分けるべきなんじゃないかしら  ユーヤはどう思ってるの?」 「…… 分からない」どっちがイイのか うーん「私も分からないですぅ」 「僕はどっちでもイイかなぁ」 「正直 俺も」 「……」 「…ではこの部屋から下への階段を LDS側からは上への階段を消去する」 「其処まで徹底しなくてイイのに」 「……」 まぁイイじゃん 気にするなよ ん p.27 【10.26.Thu.】 「それでは この『ダイヤモンド・ゲート』の具合をテストする  飛行用モンスターが手札に在る者は召喚してくれ」10秒待てば ネクスト 出来る。 「…… 半数か… チハヤの『異次元の精霊』は微妙だな」 えっ「駄目ですかー」 「デュエルモンスターもデュエリストアバターもCG映像ソリッドビジョンなので やろうと思えば『重力』を無視して自由に飛び回らせたり出来る訳だが  ダイヤモンド・ゲートもその性質を使うと言えば使うが …これを」 p.28  「…これは?」 「LDGディフェンダー  見ての通り飛行機能を持っている」 「グリフォンですね」ライオンに羽 ロボットだー え…「レベル4で攻撃力2000でPスケールが0と13!?」1枚で2枚分のPカードだって 「しかもデッキからモンスターを手札に加えたり 攻撃力と守備力を0から6000まで自在に変更できる!?」無茶苦茶だなオイ! 凄い! 「…嗚呼 ただし殆どのデュエルで使用できない」 「LDGのフィールド内 モバイルモード  そしてデジタル・ランサーズとしての活動時間中にのみ 使用できる―― 予定だ」 「……」 「攻守と言うより移動力が変化できるは 逃げる犯罪者を追い掛ける際などに必要だろうと思ったから付けたまでだ  大量召喚の補助も相手を囲んだり被害者を運んだり… そういったケースに対してのものだな」あくまでもデジタル・ランサーズの仕事用 そうですか. p.29  「サイドデッキから手札に加える また戻す 特別仕様になっている  記載している『「LDG」と名の付くカード』が未完成なので 明日渡そうと思っていたが」 ふーん 「…効果が引き出し型になっている訳ですね  これならもし仮にデジタル・ランサーズ以外の誰かが使おうと思っても」ブラウザカードひとつだと思うから 「使用できずにプロバイダの検知に引っ掛かる―― そういう訳ですか」 「まぁな」 「『属性』が無いのも特徴かしら」前に見たプレイヤーカードと同じだわ 「そうだな… 後は一旦ダメージを与えた後 その分のダメージを回復させる  その意味でも通常のデュエルでは使用できない」――と、言うか無意味だ ふーん p.30  「このモンスターの説明についてはこのくらいだろう ダイヤモンド・ゲートのテストを始めようか」 「――はい」「LDGディフェンダーを召喚!」 「…… イイなぁ新しいカード そりゃ俺がダークヴルム召喚したのも初めてではあるけど」 「――嗚呼 ゴメンゴメン」怒るなよ 「…チハヤは明らかに交代かえた方がイイな」手札が空いていればネクストでドローして召喚処理できる 「この子はどうするんですか?」 「攻撃表示のままなら付いてくる」移動速度は遅いだろうが「そのサイズなら一緒にモンスターに乗る事も可能だ」 ふーん 「守備表示ならこの場に残る―― QデュエルやAデュエルと同じだな」其方は動かしも出来るが 「…… 俺様も攻撃力が心許ないから」1200じゃな「2000のLDGディフェンダーの方に代えとくか」 「俺も」 出したいだけでしょ. p.31  「――では 私に続いて ダイヤモンド・ゲートに入るがいい」 「へーっ」すり抜けられるんだ よーし「俺も!」 「私も」 p.32  「…うわ  広い! 高い!」 p.33  『凄っげぇ もしかしてさっきの「神々の黄昏」より 広いAフィールドだったりするんじゃないか此処』 「そうだな… Aカードこそ無いが 海の方は『海』というフィールド魔法を フロアで追加してあるのだ3枚 ふーん 「山の方の景色もそうなんですかね…」 「嗚呼」 「少し舞網市の景色と似てます」 「そうだな」周辺地形は意識して似せてみた
LDG
p.34  「こんな高い処 現実リアルでも来た事ないです いったい何十メートル在るんですかー?」 『この辺りで約200メートル』 「ふぇ…」何十じゃなかった 「高さと言えば LDGタワーとダイヤモンド・ゲートの高さはコレでイイと思うか?」 「え? うーん…」 「何回か出入りして 地上とも行き来してみて具合を確かめてくれ」 p.35  「高い… と言えばやっぱり高い」「けど低くしちゃうの勿体無いなー」 「俺もそう思う」 「嗚呼」 俺も 『…そうか』 『レイジ様 空中に踊り場を設けるというのはどうでしょう プレイヤー達の休息所にもなります』 ふむ「そうだな」 「…デザインはダイヤモンド・ゲートに合わせて… 大きさは3種類ぐらいで…  …広い処ではスタンディング・デュエルも出来るように」 p.36  「…おお」「なんか不思議都市度増した!」 確かに! 「…ひとつずつ色合いを変えるというのはどうかしら」 うーん「全色はどうかと」ダイヤモンド・ゲートが1色としたら「ひとまずやってみて頂けますかレイジ様」 『嗚呼』 「…なんか… 凄いな」 「ユーヤ?」 「さっき部屋でテーブルとか本棚とか出してる時も思ったんだけどさ  何て言うか… そのホント 新しい何かが作られてるって感心」 p.37  「Aカードを取りに行く時の感覚に似てる けど此処ではAカードをただ取って使うだけじゃなく  フィールドで自分の好きな位置に再セットしたりなんかも出来る」 「まぁな」 「それだけじゃなくレイジはAフィールド自体を作れる  LDGも それにみんなが意見を出し合って こうして作られていくのて… なんか凄い」 「そうだな」 「ワクワクする」くぅーっ「俺も何かイイ意見言いたいけど思い付かない 取り敢えず此処でデュエルがしたい」 「嗚呼」 p.38  「…… 特に反対する理由も無いな ダイヤモンド・ゲートと踊り場の件 これで充分だと思うか?」 「はい」 「…まぁ」LDSビル似のタワーなのがそも気に入らない点は在るけど 「綺麗ですぅ」 「…よし それでは今から5時55分まで 全員でバトルロイヤルを取り行う」 「全員!?」 「終了時にライフが一番多い者が勝ち 時間が足りずにターンが回ってこなかった場合は諦めろ」 うーん 「…ターンの順番はデュエル開始時に番号の書いたAカードを散らばらせる それに従え」1人1枚だな 「…先攻も攻撃が可能とする」そして勿論「ネクスト」も可能だ p.39  「――では全員 近くの踊り場に降りろ 既に言ったがLDGディフェンダーはデュエルでは使用できないからな  手札もデュエル開始と同時に一新する  実際には元の手札は一時的にセーブ出来るのだが 詳しい事は後でマニュアルを読んでおけ ――始めるぞ」 「応!」 『…決闘空間デュエルフロアオープン アクション系フィールド セットアップ Quest Duel Start ! p.40 【10.27.Fri.】 「…あれ 散らばってるって言うの?」 「100メートル近く上からだからな モンスターに運ばせた方がイイだろう」分かり易いし 直前で変えたわね 「…8」 「ピンクの子がイイです コッチ来てーっ」 「…ん?」捕まえないの?「何カウントしてるのよ」 「…9 …10」 p.41  「――ネクスト ドロー!!」 「!」 「私はスケール1のDD魔導賢者コペルニクスと スケール8のDDプラウド・オーガをPゾーンにセッティング!」 「私は『独奏の第1楽章』を発動!」自分フィールドにモンスターが居ない場合自分墓地に魔法・罠カードが無い為 超重武者ビッグワラ−Gを特殊召喚」 Lv5 攻800 「同じくカブ−10を攻撃表示で通常召喚!!」 Lv4 攻1000 僕は「カードを1枚セット」 「僕は『神星なる領域セイクリッド・ベルト』を発動」 p.42   神星なる領域  光属性の効果が無効化されない 「ペンデュラム召喚! DDD覇龍王ペンドラゴン!!」 Lv7 攻2600 「幻奏の音女オペラをデッキから特殊召喚 『フォルティッシモ』で攻撃力アップ!」 Lv4 攻2300→3100 「…もう1枚 Aカードをセット」 「僕はモンスターをセット!」 「私もカードとAカードをセットする」計3枚 「私はカードを2枚セット」 「…… 俺も1枚セットする そしてギャラクシー・サイクロンを発動」 p.43   ギャラクシー・サイクロン  @セットされた魔法・罠を破壊 「…フォースのカードを1枚破壊  …… 『奈落の落とし穴』だったか」 『ええ』 チッ「見掛けによらずエグイ奴 俺様もモンスターを1体セットだ」 え〜「Aカードの番号に従えって言ってたのに」みんな何やってんのさ 「先攻が攻撃できるからな」壁を作らんと けど 《しまった これは 出遅れたね》 「ネクスト…」 「10秒経っていません」 く… p.44  「ヒキョーだぞホクト!」 「Aカードに気を取られてた君が悪い 尤も1番のカードなら別だけど」 くっ… 「ピンクさん…」 くすん「見えなくなっちゃった」 「!  クリボールもらいっ! あっ!」 「何だ4番かよ」 「俺6番だけど ノボルは取らないのか?」 「何番でも構わん」 「…… 3番か」 「…あっちこっち回ってすばしっこいわね おまけにみんなが混ぜてるのも在るし」 ピンクさん… p.45  「あと少しっ 10秒経つまで誰も行動しなければ」ネクスト出来るっ ほい「Aカードをセット」 『SINGO てめーッ!』 「…チハヤ 選り好みしてる場合じゃないかもよ」 えー 「そうだな 夕日ももう沈みかけている」 「ほらノボル」来たぞ 「……」仕方が無い 「僕は7番 取りました」 「俺8番」 「あたし10番…」 「1番は誰だ?」 「やっと取れた …1番のカードね」 p.46 【10.28.Sat.】 「俺6番」 「SINGO様4番」 「…私が3番だ」 「俺は9番…」 「…僕が5番だから チハヤが2番って事になるねぇ」 「ふぇ… 仕方が無いですぅ」 「では改めて… ジュエルからだな」 「はい  私のターン ドロー!」 《「ネクスト」は取れなかったけど》えっと状況はー《ターン1なら同じ 此処で何とか巻き返しを…》 「……」 p.47  「ライフポイントが同列で終了した場合 他のプレイヤーによりダメージを与えた者を上位とする  このポイントはライフ回復では無効にならない」 「…また思い付きでルール加えてるわね」 「守備に回られては貯まらんだろう」 《…ただジッとするぐらいなら動けって事ね》 「私は『ジェムナイト・フュージョン』を発動!  手札のジェムナイト・マーチャントと 水族のアイオーラを墓地に送って融合召喚  ジェムナイト・アメジス!!」 Lv7 攻1950 p.48  「! …… トラップ発動 『迷い風』  特殊召喚されたモンスターの効果を無効にする」あと攻撃力を半分に 攻 →975 「よし! これで墓地へ送られても アメジスの効果は発動しない!」Aカード取れるっ 「権現坂にしちゃ積極的ね お陰で助かったけど」セットされたカードはがされちゃたまんない 「…… 魔法と罠を使う練習中だ」積極的と言うか 「練習ねぇ」 「…俺的にはアメジスの効果 無効化して欲しくなかったかもなー」 俺も 「僕はコレでイイです」 「…… この程度で終わりと思ったら大間違いよ  墓地のジェムナイト・マーチャントを除外して 『ジェムナイト・フュージョン』を手札に加える!」 p.49  「アメジスと手札のジェムナイト・オブシディアを墓地に送り  ジェムナイトレディ・ブリリアント・ダイヤを融合召喚!」 Lv10 攻3400 「オブシディアの効果でアイオーラを復活!」 Lv4 守2000 「…… 迷い風の効果 相手がEXデッキから特殊召喚した場合 墓地から再セットする事が出来る」 「…… マーチャントを先に捨てたのは失敗だったようね  そっちがその気ならそうするわよ アメジスを除外し墓地からジェムナイト・フュージョンを回収  アイオーラと手札のジェムナイト・ラピスを融合!」 p.50  「ジェムナイトプラス岩石族で ジェムナイト・ジルコニアを融合召喚」 Lv8 攻2900 「ラズリーの効果でルマリンを回収! 攻撃表示で通常召喚」 Lv4 攻1600 「……」 「こんなモンよね ジルコニアの攻撃力下げたきゃ下げれば? アンタ ブッ倒すのには充分だわ」 「相手が特殊召喚した事により カブ−10の効果で俺の攻撃表示モンスターを守備表示に」かつパワー500アップ  カブ−10 →守 2000 →2500  ワラ−G →守 1800 →2300 「! …それイイの?」 「さぁな」 p.51  「それでも1体はブッ倒してやるわよ 覚悟なさい!」 えっと「罠カード『奇策』を発動 手札のグレート・アンガスを捨てて その攻撃力1800分 ジェムナイトレディを弱くします」  攻 →1600 「あはははは!」 「…ユーヤ 俺のモンスター達の後ろに」 嗚呼 ギャハハ「まるでコントだなー」 「…うるさい  ジルコニアでカブ−10を ルマリンでSINGOの伏せモンスターを レディでフォースをそれぞれ攻撃!」バトル! p.52   守 800  フォース LP →2400 「フォース」 「ッ…」 「…大丈夫です 『救援部隊』 グレート・アンガスを手札に回収」 「俺は極星獣タングリスニの効果」戦闘で破壊され墓地へ送られた時「極星獣トークン2体を召喚!」 守 0 くっ…「ターンエンドよ 戻りなさいジェムナイト達」 「――はっ」 ※ノボルのモンスター達の守備力 元に ======================================== ★⇒オリカ一覧 p.5  「悪かったね どうせ暇な主婦業だよ」とも言いそうだけどドウだろう?  って言うか修造が反発して洋子さんが平気、って感ジなんだけれど、  ――まぁ最終的には引き受ける訳で修正案はイイや★ p.6  …正しくは「修造君」。  どう間違えたのか、を思い出す為にヤッパ残す。 p.9  …当然だが、注文もした。(たぶん箱で)→カードカタログのカード/パック p.21  社長に就任して間もない時期の話、とゆー裏設定。  制服組の事とか忘れて書いたトコだと思うから、実際にはドウだろう。  見直すに通勤〜講義中はスーツとか着て、実技の時には運動しやすい服、の  よーな気がしてきた。→LDS講師 p.24  …別に斜めに動いてない。→エレベーター  電脳空間なので、実際はエレベーターをスッ飛ばして出入口同士を直接繋げる事も出来るんだけれど、  其処を敢えて挿入してある。 p.25  ファンタスティック、でも p.28  どちらか「能力」に変更するべきだと思ウけど。 p.29  ……、オリカ設定を読めば分かるけど、  此処でレイジが言った効果は『LDGディフェンダー』には直接書かれてない。  フォースの言う通り引き出し型で、『「LDG」と名の付く(他の)カード』に記載されている効果が  このカードにも適用される、そういう形。 p.32  …此処も2ページなら両面見開き♪ p.33  …ひとマス5×5kmの空間に、半径5kmのフィール魔法を展開。  マスからはみ出す訳で、境目部分は重なり合って自然に見える状態。  (勿論ある程度の微調整も出来る)  …DVD見るに:水平線に夕日が沈むのが見えたり、海の方から朝日が差し込んでいたり。  けど日照権とか考えると、現実の舞網市は海が北の湾に在るようデスが。  ――が??? p.34  正確には180メートルぐらい  (再確認するに、全高が約300メートル(弱))  目分量なのでマダ少し違うかも知れませんが。 p.36  言ってる割に、実際には色彩設定決めてないです☆  (イベント時のみ変更、トカそーゆー事も出来るから) p.39  …行き当たりバッタリに書いてるので、後で変更するかも知れない用語と思って下線。  LDGディフェンダーはQデュエルでは使える設定だった気がするけど、  まぁデュエルとしてのデュエルだから、って事で?? p.45  …特に設定の無い場合、エリアフィールドの昼夜は現実の其れと連動する。(遊B1参照) p.51  …ちょっとオブラートにした方が?  蹴散らしてか破壊してか、それとも……。  …公式や後で出て来る設定と、合わなくなるようだったら修正★





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