とっぷ壊殻の海ノ物語遊戯王BrowsingU


前へ


#014.巨神との戦い

p.1 【2017.10.21.Sat.】 
ふふふーん♪「此処でSINGO様より豆知識 サンダーボルトサンダーthunder木曜日ThursdayThurトールが語源 ターンエンドだ」

「くっ…」

「これを…」
「 ! 力を貸してくれるのか 有難う!」
「……」

「よーし もう一度行くぞボルテックス!

 俺のターン ドロー!」

p.2 
 覇王門零
「覇王門…」来たか
《…よく読むと融合・シンクロ出来るって書いてある》
《上手く次の召喚に使いたいかな》
あれとこうしてああして

「よし! 作戦決まり ペンデュラム召喚!

 エクストラデッキから再登場 EMユーゴーレム 手札よりゲスト 凶星の魔術師!」

わーっ「Aモンスターさんですぅ♪」
「…まぁ ユーヤの場には違和感ないわね」全体でどうかと言われるとアレだけど

p.3 
「はーい! Aカードが手札から無くなりましたので ワタクシ新たにAカードを手に入れる事が出来まーす♪

 おっと おあつらえ向きに1枚 うーん惜しい! 儀式は今日持っていません」

p.4 
「トールの周りをグルグル回ってる」何だ?攪乱かくらんと牽制をしているツモリなんだろう SINGOの方には余り効いてないようだが」
ふぁー

「くっそー」
《余裕かましやがって》
《仕方が無い》
《この効果に賭ける!》
「…凶星の魔術師の効果発動 手札から『スピリチューアル・バード』を捨て
 Pゾーンのラフメイカーを破壊し 1枚ドローする!」

おーっと極神皇トールの効果発動 ★
 1ターンに1度 相手フィールドのモンスターの効果をエンドフェイズまで無効にする」もちろん無効化するのは凶星の魔術師
「げっ」
p.5 
う゛−っ「何か特殊召喚できる奴引けたら 覇王門零をアドバンス召喚してSモンスター呼べたのに」レベル制限ないみたいだし くそー
《ま そう上手くはいかないって事だね》二兎を追う者 一兎も得ず
《だがまだレベル4のモンスターが2体残っている それにトールの効果も使わせた》チャンスだ!
「よーしっ 俺はEMユーゴーレムと 凶星の魔術師とでオーバーレイ!」 ――漆黒の闇より 愚鈍なる力に抗う牙! 「降臨せよ エクシーズ召喚!!」 p.6  ランク4 ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン!! 攻 2500 おっ「出た」ダーク・リベリオン 「確か… 効果は」 「ダーク・リベリオンの効果発動 オーバーレイ・ユニットを二つ使い  相手フィールドの表側表示モンスターの攻撃力を半分奪う!!」 「…ふっ」 p.7   トール 攻 →1750  リベリオン 攻 →4250 「バトルだ やれ! ダーク・リベリオン」 「――よし とどめだボルテックス」 「うっ…」 SINGO LP →1500 『…待て 覇王龍を出すのが目的だった事を忘れたか』 「…あ」 p.8  「そうかぁ… じゃあこの間のお相子って事で ターンエンド ん?」 フハハハ「甘いぞドラゴン使い 神使いSINGO様の力を見よ!」ハハハ ――極神皇トールが破壊された場合とき 墓地から「極星獣」チューナーを除外し復活! p.9  「――くっ ボルテックスの――」 《…いや 効果でも復活するようだし意味は無い》 そもそもターンエンドしてるしねぇ フハハハ「さーあ 俺様の反撃 SINGO君のターン ドロー!」ってか フン…「沢渡の奴 調子に乗りおって」けしからん ひいきよねー 「――そう言えば さっきからSINGO君が乗ってるモンスターは何でしょう」前のターンから居るけど 「…… Aモンスターだな」名前が分からないと言うなら秘密だ 「簡単に言うと 他のあるモンスターと組み合わせて召喚しないと 自分がダメージを受けるのだ」だから今は出すに出せないと p.10  「…… 嫌なカード入れてるわね〜」 「『極星』だからな」あれも 「『凶星の魔術師』は何なのよ」 「同じパックに入っていた」 「……」 「ある程度 適当に作らないと Qデュエルでは誰もクリア出来る者が居なくなってしまうからな」戦術の幅が狭くなって面白くない 「…… 逆に難易度高いんじゃないの?」 「それはプレイヤーの腕次第だ」 「……」 「…極星霊ドヴェルグを守備表示で召喚 効果発動 もう1体『極星』モンスターを呼べる」 「!  オッドアイズ・ボルテックスの効果 EMラフメイカーをデッキに戻し 相手の各種効果の発動を無効にして破壊する!」 p.11  「ほーぉ イイ勘してんなァ 折角チューナーまで出して シンクロ召喚 決めようと思ったのに」 「――冗談じゃない」 《けどボルテックスは死んだかなァ》 《ダーク・リベリオンまで倒されるモンスターを呼ばれるよりマシだ》 p.12  「…バトルだ さぁ雷神よ 今度こそあの目障りな蠅を討ち落とせ「くっ 逃げろボルテックス」 《出来るだけ遠くに …そして》 p.13  「極神皇 トールの攻撃!」 「在った!」 《…待て そのモンスターは》 p.14  「きゃっ!」 「わ!」 「何だ!?」 「あ  お前タングリスニ」 《だから待てと》 p.15  ――!? ボルテックス!!」  ユーヤ LP →1200 p.16  「…嘘」「山が崩れた」 「画面フィールドの端 行ってたのに」 うむ「何せ『神』だからな 火山の噴火や竜巻を起こすような者のイベントも作ってみた」 「……」「作ってみた」じゃないです 「…元々 多人数参加のQデュエルのフィールド用として作っている物なのだ」Aデッキ数から言えば12名 「だがまるでテストしないまま公開する訳にもいかんと思ってな」 「……」モルモットですか あの二人 p.17  「ん〜…  ちっと遠いんで分かりにくかったけど」 「倒しはしたみたいだしターンエンド」 「ヒポ!」  相手がターンエンドしました 「…そうか 俺のターン…」 「……」 「ヒポ?」 「あ… うん 大丈夫 俺のターンだよな ドロー」 p.18  「…… モンスターを1体セット」 「…またAカード探しか」 「殆ど2回ドローだけどイイのぉ?」 「ルール上は禁止されていない」ただし何回もやるとキリが無いので1ターンに1回が推奨 「! 在った――  けどレベル1だ』ペンデュラム出来ない ケケ「いい気味」 「仕方が無い …行くぞ ダーク・リベリオン」 p.19  「――ん? 何だ戻ってきやがったのか?」 「ユーヤ君… 何する気なんでしょう」 「さあ?」 止まりっ p.20  「SINGO! よーっく見てろ!」このカード 「!」 「…俺はもう片方のPゾーンに スケール5のEM小判竜をセッティング!」 「EM小判竜のペンデュラム効果は  EXエクストラデッキから特殊召喚されたドラゴン族と戦闘したモンスターを除外する事 p.21  「…… で?」 「ターンエンド!!」 「何しに来たんだお前」 「……」何も. 「阿呆か 教えなきゃ その除外効果って奴で極神皇トール 除外できるんだろうが  ライフが200になる事ぐらい お前にゃどーって事ないだろ」 んー「ライフはまぁそうだけど ダーク・リベリオンを破壊されると困るから お前は次のシンクロ在るみたいだ」 「…だから牽制に来たってか デュエルディスクの通信でイイだろ」 「…うるさいな 気持ちの問題なんだよ」俺のっ はぁー「超絶過ぎる力を持つと 弱者との戦いがこんなにも虚しくなるものなのか」 「イイからターン進めろよ」 p.22  「――そうだな 神・SINGO様のターン」 う゛− 「ドロー」 《「神の威光」 3〜4ターンほど「極神」モンスターを効果から守れる》
 (…つってもトール自体にモンスター効果を無効化する力が在るからな)リベリオンは今はかわせる
(置き損になるのは避けたいし)うーん うーん
 まとめっ 「…バトルだ トール 伏せモンスターを破壊しろ」 p.23  「またあのハンマー」 「…うむ 遠くだとあれで攻撃する」 「割と冗談じゃないんですけど」  守800 「…極星獣タングリスニの効果 戦闘で破壊され墓地へ送られた時 自分フィールドに極星獣トークン2体を特殊召喚」 p.24  「…… 墓地での発動か トールの力の及ぶ範囲じゃねぇなぁ―― ターンエンド」  【10.22.Sun.】 「――よし 行くぞダーク・リベリオン」 俺のターン ドロー! 「また移動してる」 「忙しい奴だな」 「ユーヤばかり動いているようだが 大丈夫なのか?」 「どうだろうな デュエリストアバターは ある程度までしかプレイヤーの精神を反映しない」微妙に気分が悪いのとかを隠されると分からない 「…先程のオッドアイズ・ボルテックス・ドラゴンが最高時速マッハ6」その前がマッハ3前後 「現在のダーク・リベリオンがマッハ1以下で飛んでいる」Aカードを探し中だから p.25  「電脳空間だから気圧やGは存在しない だが前に言ったように『イメージから来る思い込み』と言うのが在る  プレイヤーの精神にどれだけの負荷が掛かっているかは… 謎だな」 引いたのは「…EMトランプ・ガール トークンもドヴェルグも地属性だ」 《それじゃあ「融合」は出来ないね》 《リベリオンを素材に使う訳にはいかない》 あと「…ドヴェルグが『極星』モンスターをもう1回召喚できるって言うのが魅力的だけど  Aカードは1度に手札に1枚だから… 効果使い様が無いよなぁ」  1回 手札から手放して  もう1度 手札に入れれば 使えます 「――嗚呼そうか それでも今は無理だなぁ」 p.26  「…取り敢えず 表側守備でドヴェルグを召喚」 守1000 《…墓地へ送られれば 他の「極星」を回収できるけれど》 《まぁまず後回しにされるだろうな》倒されるの 「…… !  あの木 リンゴ生ってる」 《食べ物に逃げるな》 《CG映像ソリッドビジョンなんだろ 食えるのか?》 「!」   フリッグのリンゴ あー《トラップだったな》 《別の意味でね》  自分フィールドにモンスターが居ないので発動しません  再セットして下さい 「ん… 何処に置こうかなぁ」 p.27  『ちんたらすんな ネクストすっぞ』 「なんで 通信切ったのに」 『私が回復させた』 「既にターン10に入っている 此処まで来て召喚できないという事は 覇王龍ズァークにも そのツモリが無いと考えてみてイイだろう」 『……』 『次のターンからは普通に相手を倒して構わない それともこのターンで終了にするか?』 「…いや それじゃスッキリしないよ ダーク・リベリオンを守備表示にしてターンエンド」 守 2000 ふー p.28  ぐー 「…ユーヤの奴 集中し出すと融通も利かなくなるのはどうにかならんか」 「見てるコッチはグダグダよね」 「本人は精一杯やっているツモリだろうが… まぁ流石にターン15を越えるようなら 此方でAカードを操作する」 うわ「悪だ」 「俺のターン」ドロー 「ん〜… このモンスターをセット」 んじゃ「ちとメンドいけど倒すとしますか …極神皇トール 1体目の極星獣トークンに攻撃!!」 p.29  「!!」  極星獣トークンが破壊されました 「…そうか」  相手がターンエンドしました 「…分かった」 よし「行こう ダーク・リベリオン …頑張れ」 p.30  「俺のターン ドロー!」 「…… ようやく北に向かったみたいね」尤もトールの前だけど 「北?」 「何それ」 「北がどうかしたのか?」 馬鹿ねぇ「ステージが名が『最果ての神戦』よ? 北欧神話がモデルなのよ? 普通に『北』に何か在るって考えそうなモノじゃない  ですよね社長いや「Aカードはランダムに配置されている筈だが」 えー 「だがしかしそうだな オブジェクトとしては 南だけでなく北にも大型モンスターを潜ませておいた」 「オブジェクト?」 p.31 CG映像技術ソリッドビジョンで出来たプログラム全般の事よ 建物もモンスターもDAデュエリストアバターも  目に見えるモノは全部『オブジェクト・データ』に分類されるの」正しくはグラフィック・オブジェクト 「音」だとサウンド・オブジェクト 「――嗚呼」 「SINGOが乗ってるあのモンスターも 本来は北の方に配置した筈の1枚だ  アクションカードを手に入れたから ああしてSINGOの処に居るが」 「やっぱりあれ… ヨルムンガンド」 うむ 「でもあのモンスターが居るのなら―― そのオブジェクトはモンスターカードだけでは発動しない そうですよね?」 「察しがイイな その通りだ」神話では繋がれているという設定だから 「尤もユーヤがのモンスターを使おうとするかどうかは不明だし 例のカードを探し出せるかどうかも―― !」 p.32  『Aトラップ 神の桎梏グレイプニル』  Aデッキから「極星」モンスターを1体 手札に加えて下さい 「…… SINGOが発動させてた奴か Aカードの方が派手だな」 「…… 流石と言うか何と言うか 本当にのカードを見付けるとは」 「ちッ」 p.33  「いっぱい在るな――」 《チューナーがイイぜチューナー》 《追加や墓地からの召喚も多い》 《でもトールの事 忘れちゃ駄目だよ》
「…トールの効果をすり抜けつつ そのトールともう1体のモンスターを倒さなければならない」
うーん…
「…手札に加える前に『極星』である事を相手に確認させなければならない」つまり1回見せる 「SINGOは極星デッキだから… それだけで大概の作戦は見破られる」 p.34  《逆に言えば「極星」モンスターは囮に出来るって事だよね 向こうは覇王門零の事知らないから  デッキからチューナーを出せるモンスターを選べば 絶対 引っ掛かるよ》 《…流石に少しワザとらしいし 覇王門零を出す代償コストも無い》 《ハンマーマンモが居るじゃないか ついでに言えばPゾーンのライトフェニックスも》 《…… Pゾーンのモンスターを出すと言うなら オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴンの力を使えば 先に小判竜が出せる》 《待ってそれならこのドラゴンを入れて ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴンの効果で…》あ 駄目かな 忘れて p.35 
《やっぱりチューナーモンスターがイイぜ!》 レベル4《このヴァナディースって奴で 効果を使って トールの奴を使わせるんだ
 レベル3のトークンとメテオバーストをシンクロして 効果で小判竜をMゾーンへ》
《だったら先にライトフェニックスの効果を使って  Pゾーンに覇王門零を置けばメテオバーストでタダ出し出来る》後は覇王門零の効果で「融合」 《…それじゃあ小判竜が居なくなるよ ユーゴの策の方 続きは?》 えーと…《…… ハンマーマンモを入れて3体 でも覇王門零がアドバンス出来ない》 《トランプ・ガールも無理だろうねぇ いっそコッチを通常召喚して ヴァナディースはペンデュラムで》 p.36  「――そうか! じゃあさヴァナディースをペンデュラム召喚して」メテオを呼んで小判竜を出して 「ドヴェルグとハンマーとで覇王門を出して… トランプをPゾーンに置いた後  ライトを出して覇王門零で融合モンスターを呼べば――…」 うぉ《よっしゃ!》 《間違いは無いか? ヴァナディースの効果はちゃんとペンデュラム召喚でも効くんだろうな》 《大丈夫 問題ないよ》  相手がネクストしました 「――だろうね でも――… この召喚が成功すれば覇王龍ズァーク」 「いや… 駄目だ 覇王龍ズァークは呼べない」 《何で》 《作戦コンボに問題は無い筈だぜ》 p.37  「…分かってる それでもこの作戦コンボは破られる …ある意味でズァーク≠ェそう言ってる モンスターの声を聞く力が」 「…覇王龍ズァークを呼ぶのをやめたっつっても… Aデッキから同じ攻撃力の奴 呼ばれちゃ意味ないからな  …シンプルだけど使っておくか」コレとコレ  相手が「シンクロ・ヒーロー」を発動しました  相手が「魔導師の力」を発動しました 「――っ! 攻撃力5000…!」 p.38  「…… モンスターまで出したら向こうも通常召喚増えるからな  ただでさえズラズラ出されそうな予感なのに コレ以上増えちゃ溜まんねぇ」 《頼む… 教えてくれ 俺が今 手にするべきカードはどれなんだ?》 「ユーヤ君… あの光だか炎だかの柱 熱くないんですか?」 「ああいうのは見た目だけのCG映像ソリッドビジョンの筈だ やはり『熱いだろう』という思い込みによって『熱さ』を錯覚させる状態…の筈」 p.39  「……」 《…かせてくれ 俺に力を貸してくれる君の声》 フフッ≪私よ≫ 「今… カードの方からユーヤさんの方に動きませんでしたか?」 は?「まさか」 「見間違いだろ」 p.40  「遊矢なら… そうとは限らないかも知れない」 「え?」 ※原稿メモ:リベリオンから降りて地上へ(に変更) 「さーあ皆様お立合い ワタクシが手に入れましたこのモンスター  『極星天ヴァナディース』の力で見事! 勝利を手に入れてみせましょう!」 p.41  「チューナーか… クリアウィングでも出すツモリか?」 「どうでしょう〜? リクエスト在るなら聞きますよん」 「食えねぇ奴だな …いや食い潰してやるから好きにしろ」 やん「怖い なんだか妙にシリアスですねぇ」 「言っただろう 弱者との勝負は虚しいって」 p.42 【10.23.Mon.】 「…… ふーん 人がせっかく楽しくエンタメデュエルをしようって言うのに  ノリ悪い処か そういう事 言うんだ」へーぇ 「馬ー鹿 お前の何処がエンタメだよ この雄大な景色 壮大な情景  まるで生かせてねぇじゃねぇか』 「意味同じですよね」 「神・沢渡様を前にエンタメデュエルがしたかったら それ相応に面白い事してみせろってんだ」ははーん♪ p.43  「…… 一理あるな 確かに今 トールをただ攻略した処で」出来ればの話だが 「見ている観客にはトールを倒されたガッカリ感ぐらいしか無い筈だ」  あーあ 「何処に観客が居るんですか」 「…些か増長しているきらいは在るが それでも今SINGOはフィールド全体を自分の舞台ステージに見ている  ユーヤにはそれが出来ていない」 「なんか… 覇王龍ズァークを出すって目的が無くなった以上 見ているコッチはどうでもよくなっちゃったものね」 「そうだな」 「嗚呼」 「遊矢はズァーク自身だったからな それに決闘者デュエリストとして一度始めたデュエルはやめられない …そういった思いも在るのだろう」 p.44  「…そう言えば我ながら変な事を言った  此処で言う『覇王龍ズァーク』はゲームの内部のプログラムで 我々が戦った『覇王龍ズァーク』とは 全く違う存在の筈なのに」 「プログラム… ですか」 嗚呼「カードのデータと それを元に作られた実体映像技術リアルソリッドビジョン用のによる プログラム・オブジェクト・データだ  本物の覇王龍ズァークから見れば 写真か自分の形をした人形のようなものだろう」 「…それを『本物』である筈の自分が召喚できない 理由は分からないが 遊矢ユーヤが焦りや苛立ちを感じ  それゆえ勝負に余計固執する… という心境になっている事ぐらいは察しが付く」 「そうだな」 「仕方が無いわねぇ」全く p.45   ――この広いフィールドで 「神にも等しい」と豪語した者が 本物の「神」の前には姿を現す事も出来ないと 「…… カードを1枚セット」 「!」 「『ネクスト』効果の一つだよ お前がメインフェイズを始めたら このカードも前倒しで使える事になっている」何十秒も待たせるから p.46  「怖気付いたか? だったらさっさと降参サレンダーしろよ …そして明日 学校への行き掛けに チョコクリームコロネを買って来い」 うわ『パシリ宣言』キター 「でもさっき何かやれそうな事 言ってました せめてどんな事する気だったかは知りたいです」 「…… そうだな」興味は在る 「頑張れユーヤ!」 「…何かやりには来たんでしょう 勝てそうな事言ったくせに逃げんじゃないわよ」 そーだそーだ p.47   ――頑を張れ 地に立ちその揺れをけ 《人々の声を モンスターの声を》 「…揺れろ 魂の振り子ペンデュラム  天空に描け 光の円弧アーク!」 《探し物は其処に在る》 p.48  ペンデュラム召喚!! レベル4チューナーモンスター 極星天ヴァナディース!! うふ 「…… 沢渡が出したチューナーよね」 「そう言えば 奴がデュエルの流れを掴んだのも このモンスターを出してからか」 「……」 「極星天ヴァナディースの効果発動 Aデッキから極星獣グリファスを墓地に送り レベルをそれと同じ4にする」 Lv4 →Lv4 「……」 p.49  「今の 意味あるんですか?」 「グリファスを墓地に送る為だろう その理由は後で説明する」 「…レベル3の極星獣トークンに レベル4のヴァナディースをチューニング」 ――シンクロ召喚! オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン!! Lv7 攻2500 「――ほほう まずは俺様のよく知らないモンスターからってトコか」 「ま ね 基本だろ?」 p.50  「新しいシンクロさんですかぁ…」少なくとも私にとっては 「…まぁ 派手だが トールを倒せるって程じゃないな」 嗚呼「こっからの筈だぜ」 「…オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴンの効果発動」 このカードが特殊召喚に成功した時「自分Pゾーンのカードを1枚 特殊召喚できる」
「――! 極神皇トールの効果を発動 ★
 1ターンに1度相手フィールド上の表側表示のモンスター効果をエンドフェイズまで無効にする」
p.51 
《!》《ヴァナディースに引っ掛からなかった上》《覇王龍ズァークを呼ぶ作戦コンボが破られた…》
「…初めっからクリアウィングの事を警戒していたんだ ハンマーマンモを出してもトールを使わなかったと思う」

「…トールの効果は特に個体数制限が無い ハンマーマンモを先出ししないで正解だな」
「いいんですか手札見て」 「デュエルに干渉しなければ問題ない  嫌なら設定画面で非表示に出来る ただ見ているだけの者の心理としては 手札が非公開より公開の方が興味が湧く」  見れない→何をするか分からない→つまらない  見れる→ある程度 予測→興味が湧く p.52  「もちろん非公開の方がイイと言うなら見ない設定にも出来る  ただしQデュエルでは 仲間同士手札を見せ合って作戦を立てないと  その場を切り抜けて先に進む事が出来ないような場面も多々あるからな」  ――結局はどれだけ心を開き 互いにカードを信じ合えるか 「…どうした まさかもうコレで終わりって事はねぇだろ」 「…勿論 イイ事 教えてくれたよ あのワンちゃん」 ワンちゃん? p.53  「自分フィールドのシンクロモンスターとエクシーズモンスター メテオバーストとダーク・リベリオンを墓地に送り  Aエクストラデッキから 融合モンスター『旧神ヌトス』を特殊召喚」 Lv4 攻2500 「融合!?」 「でも魔法カードは使ってませんよね」 「…その通り 旧神ヌトスは『融合』カード無しで呼ぶ事が出来る融合モンスター 元もスグに退場するが」 「え?」 p.54  「旧神ヌトスをリリースし EMハンマーマンモをアドバンス召喚」 Lv6 攻2600 「…お前 あくまでそういうモンスターを出すか」 「出します EM達がワタクシのデッキ」 「……」 「それはさておき旧神ヌトスの効果発動 このカードが墓地へ送られた場合 フィールドのカード1枚を破壊できる!」 p.55  「破壊効果の対象にするのは」 勿論「極神皇トール!!」 「カード破壊!?」 「でもまだ伏せカードが…」 「いやグレイプニルで『極星』モンスターを見た際に」 恐らく「守備力0の『極星天ミーミル』だと察しを付けていた」復活効果在るから 「じゃこの効果が通ればユーヤの勝ち!?」 「…通ればな」  せーのっ 「だがそうはならない事はユーヤはもう気付いている」 「え?」 p.56  「…トラップ発動  神の威光!」 フハハハ「見たか! SINGOD様の神パワー!」 「…分かってた かわされる事は分かってたけど何かムカつく」何だシンゴッドって 「嗚呼… さっきの伏せカードですか」 「…そうだ 『極神』モンスターをカードの対象に出来なくする」 「そっか… 対象に出来ないんじゃスターヴ・ヴェノムの効果も使えない」呼べたらだけど 「だからハンマーマンモの方を選んだのね」 「…そうだ ヌトスの空打ち覚悟でな」 p.57  「EMハンマーマンモには攻撃時 相手フィールドの魔法・罠を全て手札に戻す効果が在る」 「これにライトフェニックスの効果 攻撃力1000アップを組み合わせれば それをこすトールに倒せる」 「ダメージ800は覚悟の上だろうけどね …だけど」 「EMライトフェニックスのペンデュラム効果――」  相手モンスターの直接攻撃時にしか発動しません 「え  そぉんなぁ」 此処まで来て 《…残る手札は?》 「覇王門零 トランプ・ガール」 《次の次のターンに賭けるしかないね》 《その為にはAカードを探さないと》 「分かってるよっ ターンエンドだ!」  行くぞっ2体とも 「…ユーヤ君 また一人で喋ってますね」 「…… 変な奴」 p.58  「一人…ですか? さっきの融合召喚の時に 直前に誰か居たような…」ワンちゃんとか言った人 「! チハヤ ユーリ 見えたの?」 「ユーリ?」 「ユーリが居るのか?」 「居るわよ ユーゴとユートも一緒 …… 『ユーリ』って名前でイイのよね?」セレナ 《…多分 余り話した事ないから分からん》 「……」 「…… そうか… 遊矢と一つに成った事で 存在が消えていたという訳ではなかったのか」 「?」 「どういう事だ… チハヤ ヒメ お前達いったい何を見たのだ」 うーん「話すと長くなるんだけど」 えーと「一瞬だから何とも」 「……」 p.59  「…ぞろぞろと三連団子だなーぁ」或いは背後霊か? 「――ま イイや 俺様のターン ドローはスキップと」  相手がターン宣言をしました 「そうか」  相手がバトル宣言をしました 「ツ゛ッ… …… まぁ分かってた  頑張れよマンモ 絶対守ってやるからなっ」 「…やっぱり凄い場違い感」 「迷惑になってんの気付いてねーな」ありゃ まぁあの人達ももモンスターな訳だし p.60  うるっ「なんか戦時中の話 思い出します」ビデオで見たの 「動物園で象さんを殺さなきゃならないっていう話」 「そうね… そしてそれは負けフラグ」 同感 「…憐れだな 木に寄りて魚を求める者 神撃で楽にしてやろう  極神皇トール EMハンマーマンモに攻撃!!」 ======================================== p.4、p.50  確認するに、相手ターンでも使える効果ではなさそう★  以降のデュエルシーンがどれだけ変更するかは謎 p.5  …少し省略★ p.10  はい間違い★  効果使ってる訳だから攻撃表示か p.16  作っておいた、でも p.26  此処も間違い★  普通にセットへの修正でイイかな p.37  =A一応 原稿のままで…★ p.39  ≪≫:《》のミスでなく別形吹き出し。(自分用メモ) p.44  …繰り返すけど、実際にはRSV用のデータ。 p.51  待たされるだけでやる事が無い、在る(から興味や楽しみが続く)の違いも在りますよね。  尤もデフォルトでは墓地やEXデッキが相手に公開情報な訳で、  対戦ゲームとして其れでイイのかなー、と思ウ部分は在ります。  …状況次第かなぁ。 p.57  …書き手のミスをネタにシた処。  ただ最初っから気付いていたら、其の後のユーヤの行動が一切なかった訳で。 全体的に:…言い訳するなら5D'sが守備表示で召喚出来たんですよ☆  各所修正したらデュエル展開、引いてはストーリーまで変更になりそうなので  此処では間違いチェックまでしかシません 悪しからず―。  …公式や後で出て来る設定と、合わなくなるようだったら(出来る範囲で)修正★





[PR]動画