とっぷ壊殻の海ノ物語遊戯王BrowsingU


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#006.パーティーゲーム系/ライディング・デュエル

p.1 【2017.9.25.Mon.】
「ははっ 今日は何して遊ぼうかな!」
《ライディングデュエル!》
《クエストデュエルで》
《じゃあ僕はレース》

「まーた意見合わない! けどイイよ 今日は日曜 全部行っちゃえ!」
《オーッ!!》

「ちっ 俺様が一番乗りじゃねぇのかよ」
「ユーヤさん SINGOさん おはようございます」

p.2 
「あら遊矢 それにチハヤ おはよう」
おはようございまーす
「おはよう ヒメ」

「…ふむ 皆考える事は同じのようだな」
「ノボル!」

「…くぉら チハヤ以外 俺にまともな挨拶しないのはどういうツモリだ」

「フォースとレイジは?」
「…来ないのかな」
「まぁ待ち合わせしてた訳じゃないけど」今日は

p.3 
「…私なら此処に エリア管理者だからな 常時監視できる立場に在る」

「じゃあ後はフォースだけか ゲーム機買えなかったのかな」もしかして

「西小蔵陣と小森江千早は特殊なケースだから
 そのテストプレイヤーとして もう暫く無償でDMBターミナルを貸し出す事が決定した」
「そうか」
じゃ つまり別の用事って事ね

「私も今日はプロバイダとしての作業に徹する 君達の方は気にせずDMBの内容を楽しんでくれ」

p.4 
「…行っちゃった 外から見てるのかなぁ」俺達の事
「監視とか言ってましたよねぇ」

「…… 多分エリアの何処に何人居るかとかが分かる程度だ 俺達の言動を逐一見てるタイプの監視じゃねーよ」

「そうだな 今は数が少ないが これからもっと大勢増える その全ての言動を一時いちどきに『監視』する事は不可能だ」
そっかー

「ただ此処は電脳空間な訳だから デジタルデータとして記録された音声や映像は残るのではないかな」
そうねぇ「デュエル中継は あちこちで行われているみたいだし」此処にもモニター取り付けてある

p.5 
「取り敢えず 気にせず楽しんでくれ ――って言ってたから気にせずに
 みんなで参加できるような処 行かないか? 折角5人も集まってるんだしさ」

「そうだなぁ まだ今日は対戦予定も入れてないし」
「私の方はOKよ」
「一緒に楽しみたいですぅ!」
「俺も特に異論は無い」

「よし!
 ヒッポ! チェックリストの中からランダムに 『5人で参加できるデュエル』を選んでくれ」

ほー「『チェックリスト』作っておいたのか」 ←馬鹿にして言ってる
「嗚呼」面白そうなのいっぱい在るから

p.6 
「サンキュー ヒッポ!」どれどれ…
「――ん まぁ面白そうなんじゃない?」

「モンスターを高く積み上げろ! クエストデュエル『ビルド・アンド・ブレイク』!!」
ワーーッ

「御参加有難うございます ワタクシ司会進行役のメイです」
「俺ユーヤ!」
私チハヤですー
ハイ「名乗らなくても結構です」システムでちゃんと分かります

「ルールは簡単! モンスターを攻撃力の高い順に重ねるだけ 攻撃力の合計が一定ポイントに達したらゲーム終了です」

 クラス1:4000 クラス2:8000 クラス3:16000

じゃクラス1で

p.7 
「強いモンスターを弱いモンスターの上に重ねると 弱いモンスターは潰され破壊されます」プレイヤーはダメージも受けます
「パスは1回につき1000LPを払います ライフが0になったプレイヤーはリタイア
 現在クラス1で積み上げられたモンスターの数の最高記録は7体です」

さぁ「この記録を超えられるのか? 本日最初の挑戦です! クエストデュエル スタート!!」
Let’s Challenge!
おー

嗚呼「パーティゲーム系のクエストだな」
「…… ちょっと想像と違ったわね ブロックとか積み上げると思ったけど」モンスターか…

「フィールドにはモンスターゾーンと魔法罠ゾーンが5つずつ」まぁ普通だが
「…最初に出すのは攻撃力の高いモンスターにしなければならないが 数多く積み上げる為には余り強力過ぎてもいかん」

p.8 
《…… 単純に低い数値から逆算すると…》どうなる?
100+200+300《…900辺りが限度かな でも都合よく100ポイント単位で弱いモンスターを出せるとは限らないから》

「ターンプレイヤーは此方の『プレイヤーダイス』で決定します 振りますよ〜 えいっ!」

「チハヤさんのターンからでーす!」
はーい

 【6.27.Tue.】
「えーと… 久遠の魔術師ミラを通常召喚!」 攻1800

 <タワー1> 4000まであと2200

p.9 
「ターンエンドでーす!」
「はい次!」

「ヒメさんのターンでーす!」

「Mゾーンが5つ在るって事は モンスターを積み上げられるのも5箇所って事よね」
「はい! 積み上げたモンスターは『タワー』と言います」

「分かったわ ドロー!」

えーと

何かな何かな

「…まずは WW−アイス・ベルを特殊召喚」自分フィールドにモンスターが無いので「効果でWW−グラス・ベルを特殊召喚」

 攻1000 <タワー2> あと3000
 攻1500 <タワー3> あと2500

p.10 
「おお! ストロング・ヒメ 健在だな」
《いや寧ろ ストロング・リンだろう》

《…またどつかれるよ二人とも》
ほめてる気か?

「モンスターを積み重ねるって言ってたけど 具体的にはどうやって?」肩車?
「それはモンスターにもよりますね!」

「…… 幻奏の音女タムタムを タワー1 久遠の魔術師ミラの上に通常召喚」

 攻1000+1800=2800 <タワー1> 4000まであと1200

「成程!」
「雑技団か」なんか踊ってるし

p.11 
「クエストフィールド上では1つのMゾーンに何体も召喚出来ますが
 プレイヤー各自が持つデュエルフィールド上では 1つのMゾーンに1体です

 では次のサイコロ〜♪」

「SIMGOさんのターンです!」
「俺の出番か ドロー!!

 ――ちっ コイツもレベル1モンスター」
おい「モンスターの上に乗せるのは強制なのか?」
いえ「乗せるのは絶対じゃないですね Mゾーンフィールドにモンスターを召喚すればOKです」タワー1体目のモンスターも在るし

ただ「エンドフェイズに自分モンスターがMゾーンフィールドに居ないのは駄目ですね パスしたと見なされLPが1000減ってしまいます」
そうか…

「……」

「SINGO 考え込んでるな」
「レベル1じゃせいぜい600だものね」

p.12 
「フィールド魔法 『森羅の霊峰』を発動し 森羅の神芽スプラウトを通常召喚!」

 攻100 <タワー4> あと3900

わー「可愛い 景観の方も映えますね」
フッ

「悪いがまだ仕込みでね 植物族スプラウトを墓地へ送り 森羅の霊峰の効果発動」

あー

「デッキから『森羅』と名の付くカード1枚を選んで1番上に置く …そういう訳でパスだな ターンエンド」

 LP→3000
「ち…」

おや「なかなか覚悟のイイ!
 それじゃあ次のターン決めますよ〜 そーれっ♪」

p.13 
「…バラエティ番組のノリだな」
「そう言えば昔在ってたわね」サイコロ振るの
「ユーヤさんのターンでーす!」
「よーしっ!」ドロー!

「レディース・アーンド・ジェントルメーン!!
 此方の華やかなモンスター・タワー ワタクシが更に盛り上げてみせましょう!!」
おおっ!?

「ヤな予感…」
「…俺もだ」

「まずは! タワー1にEMオールカバー・ヒッポを通常召喚!」

 攻800+1000+1800=3600 あと400

オーッ

p.14 
「オールカバー・ヒッポの効果により 手札からEMバリアバルーン・バクを特殊召喚
 タワー3の上に乗せます」

 攻1000+1500=2500 あと1500

「最後に! 速攻魔法『超カバーカーニバル』 EMディスカバー・ヒッポを特殊召喚!」タワー2に

 攻800+1000=1800 <タワー2> あと2200
  <タワー1> あと400
  <タワー3> あと1500

オーーッ

「嗚呼… 一気にイロモノに」
「何時もの事だがやってくれるな」

ヒューヒュー やんややんや

p.15 
おお「スゴイ! 此方も3体連続召喚!」

「流石ユーヤさんですぅ」
くそっ「俺より先に盛り上げやがって」

「ワタクシはこれにてターンエンド!
 メイさん! 次のプレイヤーダイスお願いします」
「はいは〜い!」

「チハヤさんのターンでーす!」
「よぉーし」

 禁じられた聖衣
「…うーん これはエンドフェイズまでなんですよねぇ

 タワー2の上にバニーラちゃんを通常召喚」

 攻150+800+1000=1950 <タワー2> あと2050

「ターンエンドですー」
「では次!」

p.16 
「ノボルさんのターン!!」

「大丈夫? 私さっきので すんごい精神ダメージ受けた気がするんだけど」

「…俺の超重武者もWWウィンド・ウィッチと並べてはシュールなものばかりだからな それを考えればEMが居る分マシだろう

 …… 今日は休日 遊矢達の言う通り 楽しもうではないか」
「…… そうね」

「俺のターン ドロー!!」

その気合いの入れ方が既に楽しんでる風に見えないんだけど… 見えないだけなのかしら 楽しんでるの?

「……」ふむ

「一つ訊く モンスターをモンスターに装備する場合 装備モンスターの方が攻撃力が高いとどうなる」

p.17 
「えっ あー 装備モンスター? どうですかね前例在ったかしら」
ただ「強いモンスターを 弱いモンスターの上に置くと
 下が潰されるルールなので その基本は 装備モンスターでも変わらないと思います」

「そうか… ひとまず避けた方が良さそうだな」ならば

「超重武者ダイ−8を通常召喚」 攻1200
「これは召喚時 守備表示になる」タワー4 あと2800



「ダイ−8を攻撃表示にして効果発動
 デッキから超重武者チュウサイを手札に加える」 p.17b【9.27.Wed】
 
よく使うな
実際使えるからな

「…俺の墓地に魔法・罠カードが無いので手札より 超重武者ヌス−10とホラガ−Eを特殊召喚」
 攻1000 <タワー5> あと3000 「ホラガ−Eは まずタワー3の上に重ねる」  攻300+1000+1500=2800 あと1200 「おお凄い! これまた3体の連続召喚!」 オーーッ 「でも1000の上に300を置くのは小さ過ぎません?」消されちゃいますよ 「…これからだ」
p.18 
「…手札より 超重武者チュウサイの効果を発動
 超重武者ホラガ−Eに装備したのちホラガ−Eをリリース
 効果でデッキから『超重武者』モンスター テンB−Nを特殊召喚!」

 攻800+1000+1500=3300 <タワー3> あと700
「なっ? いいぞノボル―」
「…超重武者テンB−Nの効果でホラガ−Eを復活」 守600

「タワー1の上に積み上げる …これにて俺はターンエンドだ」

「ブラボー!! 4体出しの5回召喚!!」
ワァアアアッ

 <タワー1> あと400
 <タワー2> あと2050
 <タワー3> あと700
 <タワー4> あと2800  <タワー5> あと3000  そしてイロモノ度も増しましたと p.19  「守備モンスターはターン終了時に 攻撃表示に変更されます」
 攻300+800+1000+1800=3900 <タワー> あと100
「…… 不動のデュエル主義が飛ばし過ぎじゃねーの? 後で泣きを見ても知らねぇぜ」出せる数 限られてるんだから 「この人数では あと何回ターンが回ってくるか分からない 全力を尽くしただけだ」 フン「言うねぇ」 「さーどんどん参りましょう!」 ワイワイ 『…DMBが十数年前?』 「そうですよ 何が最近開発された最新作ゲームですか」 うーん『海馬Coからはそう聞いていたんだがな』 じゃ「父さんも騙されたって事ですか?」 p.20  『どうだろうな ゲームと言うのは複数の技術が組み合わさって出来る物だ  何処か一部分の技術が最新開発された物なら それで「最新」という事になる』 「詐欺ですか…  それで? どの辺が最新開発した部分なんですか」 『知らん』 「知らないって…」 『私に言わせれば この時代の技術は全て既に在った物だ  開発当時にどれがそれまで在ったもので どれがそうでなかったなど区別つく筈が無いだろう』ただでさえ企業秘密なのに. 『今回の件 私は海馬Co本社に行ってない 何年も前に私が開発した実体映像技術リアルソリッドビジョンを使って』いや開発じゃなかったが 『向こうがゲームを製作した…という形になるから』 p.21  「…榊さんがアイデアを出したという話は」 『それも十何年前の話だ Aデュエルにケチ付けてきた男が居てな それで体の不自由な者でもAデュエルをする方法は無いかと』 「……」 『それを私が何年か前 海馬Coの方に伝えて  覚えていたらしいな それを実現するゲームを作ったと言って持ってきた』そして販売先の市場しじょうは無いかと 「…… 分かりました」元々ワヤだったという事が. 「話は変わりますが父さん 貴方は何時 何処でペンデュラム召喚を知ったんですか?」 『何時…? そう言えば何時だったかな』 「貴方がレオ・Coで作った新型デュエルディスクにはPゾーンが存在していた  ペンデュラム召喚は 昨年 榊遊矢が 初めて成功させたのに」 p.22  『――そうなのか? だが「初めて成功させた」という事は 失敗はしたが試みた者達が居たという事だろう』 「確かにどんなものかを突き止めようとはしましたから  その研究の為に一部の人間が知っていたと言えば知っていましたよ」P召喚の事を. 「だが実際の処 遊矢がそれを行うまで 正確に言えば Pカードの存在が発覚するまでは  誰にもPゾーンとペンデュラム召喚の謎は解けなかった」 『……』 「ズァークの復活を予見していたとでも言うんですか? だからP召喚の出来るDディスクを作った…  ズァークの力にはズァークの力が有効だと思ったとか」 『いや ズァークの分身に榊遊矢が存在する事を知ったのは割と最近の事から  それ以前のセレナやユーリに出会う時点ではP召喚にそのような認識など持ってなかった』 p.23  「セレナやユーリ… 出会ったのは3年以上前ですね  しかし貴方がレオ・Coを起ち上げたのは  そして其処のメイン商品である新型デュエルディスクを作ったのは それより何年も前の話だ」 『そうだな 舞網市にやってきてからの事だから…』 「…本当に何処で知ったんですか? 聞く処によれば現在のDディスクの原型は ゼロ・リバースの童実野町壊滅直後からだと…」 『――嗚呼そうだ ゼロ・リバースだ  アレで海馬Coに在った機械が全部パァになってな 1から開発を始める事になった!』実際には開発ではなかったが 「……  それで何故P召喚を…」 『――何故って ゼロ・リバース以前の世界には P召喚は既に在ったぞ?』 ――ええっ!?」 p.24  『ゼロ・リバースの起こる以前の話だから まぁ17年ぐらい前の話だな  私が次元分裂で過去に飛ばされ 海馬CoのDディスクを改造していたら捕まって…』 「それは捕まりますよ」 『それが元で海馬Coの社員になって …程なくして実体映像技術リアルソリッドビジョンを使用したデュエル大会が行われた  その際にP召喚が行われたらしい』 「らしいって…」 『私が大会を見る必要は無かったからな』つまり 見てない 嗚呼 『それに私は「モンスターを実体化させる」技術が専門であったのであって  プログラム的な意味でモンスターを動かし回す事や ましてデュエルフィールドの改正に関わる事など…』 「……」 p.25  『嗚呼そうだ そう言えば例のデュエル大会では
 DディスクでなくDフィールド形式だったな』確か
「…そうですか」

『カードは貸したがDディスクは貸し出ししてなかったぞ
 確かまたI&I社の方でルール改正が在ったとかで…
 用意する時間が無かったらしい
 そのDフィールドの変更に合わせ…
 新しいルールを作って採用していたとか』
「新しいルール?」
「既存のデュエルディスクでは
 新しい召喚法に対応する事が出来なかったとかで…』
 時間も無かったらしい
『Dフィールドを変化させて 何とか可能にしたという話だ』
「…そうですか」
そう言えばP召喚の他に 融合・シンクロ・エクシーズ あの大会には全て在ったな!』新規カードが在ると聞いた! 『…だが何故か全て聞かなくなってしまった カードも召喚方法の使い手も居なくなって…』 p.26  「それは… 今更ですが次元分裂の影響では」 『――嗚呼  ペガサス氏はその後も各召喚のカードを市場に出し続けた だが何故か私の周りではそれらは消えた  あくまでもスタンダードなデュエル形式だけが残っていった まるで時間を巻き戻したようにな  …それで調べていくうちに 融合・シンクロ・エクシーズが飛び抜けて使用されている都市や施設を知った  その一つが「アカデミア」だった』 p.27  『アカデミアそのものに来る事になったのは別件でな  ただその以前から私は世界が各召喚方法で分裂している事を悟り …またレイの事を探していた  偶然にもアカデミアの総責任者として任命された私は其処でセレナと出会い――』 「その先は既に聞きました」 そうだったな. 『ペンデュラム召喚に関して言えば 他の召喚方法と違って あれだけは十数年間見ていない』 「……」  p.28  『だが何年か前 海馬Coが開いたデュエル大会で ペンデュラム召喚のカードは普通に使われていたらしいな  先日モクバが言っていた』 「――えっ?」 『榊遊矢にカードを返したいと言っていたので お前の方に話をするよう勧めておいたのだが聞いてないか?』 「それは… 聞くには聞きましたが」 『そうか ならば良かった』 「良くない! P召喚は去年初めて行われたと言ったでしょう その時初めてズァークの力でPカードも生み出された!  …Pカードがそれ以前に在ったと言うなら使われてなかった筈は無い そして僕は3年間『ペンデュラム』の事を探していたんだ  見過ごしていたなんて有り得ない!!」 p.29  『……  随分ペンデュラムに固執するな 3年前と言えばまだ 私もお前もズァークとの関わりを知らなかった時期の筈だが』 「…怒りますよ本当に  貴方が次元戦争の準備を進めてなんかいるから それを食い止める唯一の鍵が『ペンデュラム』だったんじゃないですか」 『…… そうか?  私が本当に「ペンデュラム」にそのような事が出来ると考えていたなら  お前の処に「ペンデュラム」に関する物を残すようなヘマはせんぞ  お前達には事が済み世界が元に戻るまで ずっと安全な場所に居てもらおうと思っていたからな』何も知らせず… 「そのせいでどんな事になったと」世界が滅び掛けたんですよ p.30  『そうか… スタンダード次元からは他の召喚方法の事が消えるという事象が起こっていたからな  その現象もやはりそういう事なのではないか?』 「…… 榊遊矢の使用以前にPが存在していた事が? 納得しろと言うのは…」 『難しいかね?』 《理由は付く ズァークが目覚めようとする度に何らかの作用が働いて  スタンダード次元から「ペンデュラム」の存在を消し続けてきたのだとしたら…》他の召喚方法の存在も 「…… 即ちペンデュラム次元に変わった今 『ペンデュラム』に関する情報は消えず カードが消えるような事も無い…と」 『そうだな』 p.31  「ズァークの脅威は去った… だからこの次元には問題なくペンデュラム召喚が存在する  だから此処は『ペンデュラム次元』…」 『そういう事になるな 私自身スタンダード次元に現れた時は記憶が無かったのだ  お前や他の者にその現象が起こっていたとしてもおかしくはあるまい』 「……」 『さて… 他に用件は? 無いなら切るぞ』 …はい p.32  「次元統合… ズァークの脅威が消えた証拠?」 《それで「過去」から消えていた「情報」が顕在化して 私達と関わりを持てるようになった…?》 うーん「どうにも納得がいかないな 長い計算式の途中を飛ばして 答えだけ教えられた感覚だ」 「…それと父さん 貴方が『ペンデュラム』の事を重要視していないのは分かっていましたよ  だからこそその隙が 貴方に対抗する唯一の手段だったんだ」 《僕達の周りスタンダード次元で貴方が関わった物の中で あのDディスクのPゾーンだけが最後まで残った謎だったのだから》 p.33  ――貴方には 置いていった自覚すらない些細な事だったのかも知れないけれど 「…全て終わった筈なのに わたしとあのひとの距離は変わらず―― か」 「タワー3完成! 残念!記録は4体でした〜」  攻300+800+1000+1800=3900  攻150+800+1000=1950  攻700+800+1000+1500=4000 Class1 Clear!  攻2900  攻400+500+1000=1900 「あと1体は行けたのに…」 「仕方ねぇだろ シトラの起動効果で攻撃力が上がっちまったんだから」 p.34  「多く出そうと欲張るからだ だいたい何だ そのめくったりデッキに戻したりばかりのデッキは」 せーな「オレイア取ったから使ってみたんだよ」試しに 「クラス2に挑戦できますけど〜 どうします?」 あー「今日はもうイイや けど面白かったし また来るよ!」 ハイ!「またのお越しをお待ちしてまーす!」  魔法カードを手に入れました。 「くっそー!」イライラするなぁ「ライディングにでも行ってスカッとするか」 「イイな! ユーゴがやりたがってたんだ 付き合うよ」 お前相手じゃムカつく予感しかしねーけど… ま イイか 「けどこのデッキじゃ駄目だな ちょっと換えてくるぜ」 じゃ「俺も」 p.35 【9.29.Fri.】 「ノボルはどうする?」 「…次は見物させてもらおう その後で俺も1対1の勝負と行きたいな」 そう 「…あれ 来てたんですか3人も」 「遅いですぅ 今からユーヤさんとSINGOさんがRデュエルやるんですよ!」ぶー 「えっ僕 もっと早く来なきゃ駄目でした?」 「駄目ではないが一応訊こうか」 「…何してたの?」 えっと「デッキ構築ビルドしてました  あと日曜日だから何時もより寝てた…かな?」特に何もやってないです 《俺のデッキ使うのか?》 「…嗚呼 けど昨日手に入れた分を足してもあと5枚足りないんだよな」 「やっぱりヒッポとオッドと… あと3枚何入れよう」 p.36  《もちろん融合に超融合 後は素材用に闇属性のモンスターを増やせばイイよ》  得意っ 「えっそれ40枚超えそうなんだけど… まぁイイや ユートの意見は?」 《レベル4は既に入っているようだから ペンデュラム召喚しやすく スケールの小さいものと大きいものを選べばいい》 「分かった」星読みと時読みとユーゴーレムと 曲芸と相生と相克もイイかな 「…お待たせ SINGOはもう戻ってきてたのか」 「嗚呼」 「サイドデッキ調整やってるから待ってろ」 「嗚呼」道理で早い筈だ 「フォース! おはよう」 「おはようございます」 「…お前 コースデザイン用のフィールド魔法 もう手に入れたか?」 いや「まだだ」 あれはRデュエルで10勝するともらえるってマニュアルに p.37  「俺もだ まLDGはまだ正式運用前でいてるからな 予約すればすぐに出来るだろうけどな」  入れって 嗚呼  Rデュエルのやり方 @コース選択 A対戦者選択 BDホイールの設定   @コース選択 A.コース用カードを持っている場合 B.持っていない場合    B. エリアに在るRD用コースに使用予約を入れます. 『フィールド魔法「ワイルドロード」 クラスEASY Aモンスター無し』 「道ハッキリしてないな」「オフロードコースって言う事か」 ランダム選択だっけ 面白ぇじゃねぇか 「1周2400m 先に3周してゴールするか 相手のLPライフポイントゼロにした方の勝ちです  ――それでは ライディング・デュエル アクセラレーション!」 p.38   SINGO LP4000  ユーヤ LP4000 頑張れー 行けー 「先攻取った! 俺のターン!!  SRスピードロイドバンブーホースを通常召喚  効果により手札から レベル4以下の『SR』三つ目のダイスを特殊召喚!」 p.39  「行くぜ! レベル4のバンブーホースにレベル3三つ目のダイスをチューニング  シンクロ召喚!!」 レベル7 クリアウィング・シンクロ・ドラゴン!! 攻2500 「ちっ」 「カードを1枚伏せて ターンエンドだ!」 「はわわっ もうあんな凄いの出してます〜」 p.40  「俺のターン ドロー!」 「…俺はスケール3のダイナミスト・プテラスと スケール6のダイナミスト・レックスでPゾーンをセッティング」  ペンデュラム召喚!! 「レベル4 ダイナミスト・ステゴザウラー レベル5 機海竜プレシオン!!」 p.41  「更に! 機海竜プレシオンをリリースして 機動要犀トリケラーサーをアドバンス召喚!!」 「…さぁ壁は出来た クリアウィングの攻撃力より堅いぜ どうする?」 むむ…  守1800 守2800 「…更に俺は魔法カード 『招来の対価』を発動する  コイツはこのターン リリースしたモンスターの数によって効果が変化する」 p.42  「1枚だけなのでカードをドロー …ホントは3体と行きたかったが 惜しんでちゃコッチがやられるからな… ターンエンド」 「俺のターン! ドロー!!」 「2800… スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴンなら 効果でそれを上回るが」 まさか「もう出しちゃうんですか?」 「…SR オハジキッドを通常召喚」 攻1000 「……」 p.43  「魔法カード『ハイスピード・リレベル』を発動 墓地の『SR』バンブーホースを除外して  シンクロモンスター『クリアウィング・シンクロ・ドラゴン』のレベルをそれと同じにする」 Lv →4 「…そしてクリアウィングの攻撃力は 除外したモンスターのレベル×500アップする!」 攻 →4500 「バトルだ!!  クリアウィング・シンクロ・ドラゴンで 機動要犀トリケラーサーを攻撃!」 p.44  「――破壊!」 「――ちっ! イカしたカード持ってるじゃねぇの」 「ターンエンド 同時にクリアウィングのレベルと攻撃力も元に戻る」  Lv→7 攻→2500 《4000越えでダメージ0か…》 ちょっと勿体なかったよな 嗚呼 p.45  「俺のターン! ドロー!」  【9.30.Sat.】 「俺は手札から速攻魔法 『エクストラゲート』を発動させる  相手はエクストラデッキから 此方が宣言したレベルのモンスター1体を除外しなきゃならない」 「! 除外…!?」エクストラデッキから p.46  「俺が宣言するのはレベル8  ――さ! スターヴ・ヴェノムか覇王白竜をゲームから除外してもらおうじゃねぇか」 「……  俺はエクストラデッキから ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを除外する」 「おっと 居たねぇ そんな奴  仕方がねぇ ターンエンドしてやるぜ さぁ攻めてみせな!」 p.47  「俺のターン ドロー!!」 「…ステゴザウラーが守備表示のままか」 うーん「餌を撒いてるのはコッチなのにな」 (オハジキッド)←エサ 《…ちょっと 今後ろ見ちゃ駄目だよ游矢》 「え!? 森!?」 p.48  「何だコレ道は!?」 《…此処通るみたいだぞ》 「通るって こんな沢山の木の間…」 「ユーヤ!?」 「…痛てて 無茶苦茶だなこのコース」  ゲームなので怪我はしませんが 障害物には気をつけましょう! 「…うん 有難うヒッポ」 p.49   よっこいしょっと 「…森一つ丸々障害物か  しかもクリアウィング・シンクロ・ドラゴンが上に上がった処を見て 恐らく此処はレベル制限エリア…」 「…そうね マップじゃ小さな森だけど それでも時間を掛けてると…」 「10秒経ったな ネクスト! ドローだ!」 「ふぁうう ユーヤさん抜かれてしまいました」 p.50  「グズグズすんなよ榊プロ カードに選ばれし沢渡プロ候補 Aカードをゲットだぜ!」 「!」 「おっと植物族専用だ」森の中だからな「しかも無ければ再セットだってよそういう訳でフィールドに戻す. 「……」 《…どうする? この際もう少し様子を見るか?》攻撃は出来ない筈だから p.51  「永続魔法 『猛毒の風』!!  このカードがフィールド上に在る限り 風属性モンスターの攻撃力は500ポイントダウンする!!」 「!」 攻 →500 「…おまけに特殊召喚も出来ないぜ」おっと 「さーあ 10秒以内に手を打ってみせな!」でないとまたネクストするぜっ p.52  《…見誤ったか 1体ぐらい倒しておけば》 《1体じゃ余り意味無いよ アイツPモンスターだもん》 「おまけにダイナミストのペンデュラム効果は ダイナミストが倒された時 フィールドに特殊償還できる事だ」Pゾーンのダイナミストが 「単純に考えてユーヤは3体の壁モンスターを突破しなければならない」 ひぇ…「3体も!?」 「――しょうがない そろそろその手を打ちますか 速攻魔法サイコロン!!」 ======================================== ★⇒オリカ一覧 p.6  メイという名前は(忘れて)後で登場するキャラにも付けたので、  此方のメイは名前変更するかも。 p.16  間違い発見★  召喚したターンなので形式変更は不可 p.17、18  チュウサイは初めから手札に居た事にすれば問題ないかも知れないけど、  取り敢えず別色でチェックしておく★ p.20  何年か前:正しくは十何年か前の筈だけど、オッサンの感覚だからなー。  修正候補の下線だけ引いとく★ p.24  ……一応チェック★←自分用メモ p.25  ゲーム(3DS)の画面上ではみんなデュエルディスク持ってなかったから左側の設定にシたけど、  ボタン見る限りやっぱり使ってたってコトでイイのかなぁ、って事で右側に修正案を書いておく。 p.30〜  零王の場合、『スタンダード次元』は『スタンダード』で通すかも知れない★ p.31  何故なら、でもイイかも。 p.51  クリアウィングの攻撃力については次回。  …公式や後で出て来る設定と、合わなくなるようだったら修正★





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